【学級担任って大変なの?】学級経営を見直す


ちょうど1年の中間地点となった。学級担任であれば節目ごとに学級経営の状況を見直さなくてはならないが、この時期はまさに必要となるであろう。

教師の誰もが、自分が思う望ましい学級を目指して日々取り組んでいる。それなのに、どうも子供たちが思うように動かない。こんなはずではなかったと、焦りと失望感を抱えてしまう若手教師も少なくない。

学級経営を見直すとき、気を付けなくてはならない兆候がある。次のような点である。

▽掲示物が乱れたり、破られたりする

▽教室にごみが散乱し、いたずら書きが増える

▽教師を無視する場面が増える

▽教師に反発することで団結している様子がみえる

▽教師の話を聞かず、授業が成り立たない

▽給食は力の強い順に配膳され、配膳されたらすぐに食べ始める

▽子供同士の言い争いが目立つ

▽次第にけんかが増えてくる

▽係活動をさぼる子供が増えてくる

▽私語が多くなり、教師の話に口を挟んだり、さえぎったりする

▽教師の指示が通らない

▽注意すると「なぜ私だけ注意されるのか(怒られるのか)」と反発する

▽教師の気を引く悪ふざけをする

▽陰口、授業中の私語、手紙を回す行為が目立つ

▽少数のグループができ、ひそひそ話をするようになる

▽他のグループの行いを言いつけにくる

▽教師と子供の信頼関係が崩れる

脅しているわけではなく、このような事態が学校現場では実際に起こり得るのである。

このような事態に至るには、次のような要因がある。

▽変化についての認識が不足している=子供や保護者の意識や生活の変化に戸惑い、具体的な対応策が考えられていない

▽予防的対応や初期対応が不十分=問題行動の前兆を見逃し、対応が遅れる

▽抱え込んでしまっている=自分で解決しようとして孤立状態になり、結果として問題が深刻になってしまう

学級経営の状況をチェックしたら、次にどのような対応が必要か。

改めて学習指導要領を確認したい。学級経営には教科書はない。従って、進め方の指針は学習指導要領となる。「特別活動」の学級活動を押さえるのが重要となる。

2017年告示の新学習指導要領では、小中学校の学級活動の目標は同じである。「学級や学校での生活をよりよくするための課題を見いだし、解決するために話し合い、合意形成し、役割を分担して協力して実践したり、学級での話合いを生かして自己の課題の解決及び将来の生き方を描くために意思決定して実践したりすることに、自主的、実践的に取り組むことを通して、第1の目標に掲げる資質・能力を育成することを目指す」となっている。

内容は、共に「学級や学校における生活づくりへの参画」「日常の生活や学習への適応と自己の成長及び健康安全」「一人一人のキャリア形成と自己実現」と示されている。

内容に基づき、児童生徒の実態に応じて学級活動の指導計画を作成するわけだが、これまでそれが実行できていたのか。学級活動の充実によって、支え合い、認め合い、高め合う学級集団をつくっていく。具体的には、学級内で起きるさまざまな問題を学級全体の話し合いによって解決を図る、学級内の小さなトラブルを自分たちで解決させる。

学級担任は授業だけではなく、こういう活動ができていたかどうか、常にチェックしていかなくてはならないのである。