【2020年度教員採用試験】最終選考倍率 7割以上で倍率下がる

2019年夏に実施された2020年度(2019年度実施)公立学校教員採用試験の最終選考実施状況を本紙調べで集計した。

全国66県市のうち、7割以上の県市で最終選考倍率(総受験者数÷最終合格者数)が下がった。総受験者数は13万7753人で、昨年度(14万7180人)より9427人減少した。受験者は2012年度実施試験から比べておよそ2割減(△23%)となり、同年度以降で最少となる。

最終合格者は3万7080人で、昨年度(3万6777人)から303人増加した。全国の合格倍率(総受験者数の合計÷最終合格者数の合計)は3.7倍となり、2012年度実施試験以降で最も低く、3倍台となったのは同年以降で初めて(昨年度4.0倍)。

倍率の変動

最終合格倍率の変動幅が大きい自治体は次のとおり(カッコは昨年度からの変動)。

《小学校》

相模原市2.5倍(△2.5ポイント)、鹿児島県2.6倍(△1.6ポイント)、福岡市3.2倍(△1.4ポイント)。高知県7.1倍(+1.9ポイント)、神戸市5.7倍(+1.6ポイント)、仙台市3.1倍(+1.2ポイント)。

《中学校》

福岡市4.7倍(△8.4ポイント)、宮城県3.9倍(△3.7ポイント)、三重県7.0倍(△3.2ポイント)。新潟県4.3倍(+1.9ポイント)、新潟市4.8倍(+1.2ポイント)、仙台市5.0倍(+0.8ポイント)。

《高校》

山梨県8.3倍(△5.4ポイント)、秋田県11.3倍(△5.2ポイント)、神戸市10.7倍(△4.8ポイント)。新潟県26.7倍(+16.3ポイント)、滋賀県14.6倍(+8.7ポイント)、大分県10.0倍(+2.4ポイント)。

《特別支援学校》

兵庫県5.4倍(△2.4ポイント)、沖縄県11.3倍(△2.2ポイント)、福井県5.6倍(△1.6ポイント)。新潟県2.7倍(+1.1ポイント)、岡山県4倍(+1.2ポイント)、福岡県2.0倍(+0.6ポイント)。

《養護教諭》

大阪府豊能地区9.8倍(△26.2ポイント)、福岡市13.7倍(△20.3ポイント)、福岡県7.5倍(△11.8ポイント)。香川県29倍(+19.7ポイント)、名古屋市12.9倍(+7.1ポイント)、滋賀県14.9倍(+6.5ポイント)。

《栄養教諭》

岡山県24倍(△20ポイント)、神戸市12倍(△11ポイント)、福岡県5.9倍(△10.4ポイント)。大阪府豊能地区15倍(+11ポイント)、山梨県20倍(+9.5ポイント)、山形県18倍(+8.5ポイント)。

受験者数の変動

受験者数の変動幅が大きい自治体は次のとおり。

《受験者数が増加》

新潟県1504人(+245人)、高知県2297人(+190人)、茨城県2918人(+157人)、新潟市494人(+149人)、大分県1524人(+120人)。

《受験者数が減少》

千葉県・千葉市5394人(△650人)、大阪府6741人(△632人)、埼玉県6512人(△549人)、滋賀県1811人(△516人)、神奈川県5261人(△504人)。

合格者数の変動

合格者数の変動幅が大きい自治体は次のとおり。

《合格者数が増加》

横浜市1186人(+281人)、宮城県512人(+175人)、広島県・広島市1094人(+119人)、茨城県1015人(+118人)、福島県598人(+116人)。

《合格者数が減少》

東京都3418人(△410人)、北海道1267人(△311人)、新潟県427人(△161人)、仙台市262人(△155人)、大阪府1189人(△127人)。

【お詫びと訂正】《小学校》倍率の変動において、「相模原市」の今年度の倍率に誤りがありました。「25倍」とありましたが正しくは「2.5倍」です。お詫びして訂正いたします。