自己の特徴は教員に向いているか 早めの分析でしっかり把握しよう

教職への情熱以外にあるものは

教員採用試験では、年々「人物重視」傾向が強くなってきており、面接や論文が重視されるようになってきている。教員採用試験に臨む準備として、なるべく早めに自己PRを考えてみるとよいだろう。

説得力ある特徴を示したい

面接は、全てが自己PRである、といってもよいだろう。早い段階から的確に自己分析を行い、自己の特徴を把握しておく必要がある。自分を最大限にアピールできるよう長所・短所、経歴、資格などを把握して下準備を進めておこう。

その特徴を自分のことをよく知る家族、友人、大学の教官などに話して、意見、感想を聞こう。自分のアピールとして使える、説得力のある特徴なのかを確かめておきたい。

教員採用試験であるから、面接では、教師としての使命感や情熱、子供への教育的愛情などを打ち出すことはもちろん大事ではある。それらは教員にとってなくてはならない資質であり、志願者全員が兼ね備えていると考えられる。より効果的に自分をアピールするためには、それ以外の特性、個性を示すことが必要になってくる。

長所・短所を把握するために

長所は、十分に自分のアピールポイントを示す。問題は、短所だ。短所を単なる短所とするのではなく、アピールの一つとして使いたい。

表1

客観的に自己分析するために、まずは、表1「教採試験向け・自己を分析するためのポイント」について自己を照らし合わせてみよう。少なくてもこの程度は、じっくりと自己について考えてもらいたい。

次に、仕事ができる人物が備えている特徴と自分を比較して分析してみよう。表2「仕事ができる人物と思われる一般的な20の特徴」に示した各項目について自分はどうであるか、段階を付けて評価してもよい。

優れている能力は何か、どのような性格を持っているか、確認したい。もちろん身体についても同様である。健康であるか。特定の疾病や障害の有無。体力、視力、聴力、筋力、運動能力などの状態もつかんでおきたい。

表2

自己分析法としてよく用いられるものとして、「私は」で始まる単文をどんどん書くという方法がある。「私は恋愛映画が好き」「私は推理小説をよく読む」「私は野菜をよく食べる」「私はよくハワイへ旅行する」「私はおしゃべりである」「私は人の話をよく聞く」「私はよく釣りに行く」「私は兄弟と仲が良い」などである。

初めのうちはすらすらと書けるが、だんだんよく考えないと書けなくなるようになる。どんどん自分の内面について書くようになり、ネガティブな内容が多くなってくる。「私は優柔不断」「私はすぐに怒る」「私は人見知りである」などの内容である。

これらをポジティブに捉えるのである。「優柔不断である」は「私は慎重である」、「すぐ怒る」は「私は人の過ちを見逃さない」、「人見知りである」は「他人への気配りがある」などである。このように自分の特徴を肯定的に捉えていこう。

自分に関する事実を確かめる

自分に対する事実をきちんと確認しておくことも必要だ。事実とは、履歴、経歴である。出身地、学歴、職歴をはじめ、取得した資格、免許などを確認する。カウンセラー、司書、スポーツのコーチなど教職に役立つ資格ならなおさら自己アピールに使いたい。職歴も教職に役立つ体験があるに違いない。

表彰歴、受賞歴もきちんと押さえておく。コンクール、コンテストなら名称は略称などではなく、正式名称を確認しておく。音楽、スポーツ、絵画、作文など受賞歴があれば、重要な特徴になる。また、国体で何位、甲子園出場など優秀な成績も漏らさないようにする。

注意したいのは、期限が切れて、失効してしまった資格である。これは履歴書には書かないほうがよい。その資格で得た貴重な体験があれば、面接において口頭で説明してもよい。

賞状などが実家に置いてあり見ることができない場合は、帰省時などにチェックしよう。教員免許状は写しが必要になるので、必ず手元においておく。

最も大切な留意点は一つ。これら自己分析の結果や体験、事実などが、「教員になる際の強みになるかどうか」である。教員に向いているということを示す内容であるようことが大事である。そうでないと、あまり意味がない。

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