【学級担任って大変なの?(14)】年度末には学級経営の視点で自己評価①

年が明けると、各学校では学校評価が始まる。今年度の教育活動を振り返り、その結果を受けて新年度の計画を作成していくための評価である。教職員一人一人は、自分の担当や分掌を中心に今年度を振り返り、成果や課題を明らかにしなくてはならない。自分なりに一年を振り返り、教育活動についての自己評価を進めていくことが求められる。

学級経営という視点でどのような自己評価をすればよいのか。まずは、自分が担任している学級の子供一人一人を思い浮かべ、そして、学力、学習などの資料を基に考え、評価していくのである。

学級は学校生活を送る上で子供たちが最も長い時間を過ごす場所である。したがって、子供たちにとって居心地のよい場所であるかどうかが大切である。一人一人が自分の持てる力を発揮し、自己肯定感を味わえる場所になっているかを考える。

次に、集団としての機能を果たしているかどうか、である。学級は集団であることを基に考えていく。例えば、学級会における話し合いは主体的に、意欲的に進められているか、自分の意見や思いを積極的に発表しているか、など、具体的な教育活動の場をチェックしたい。

さらに、総合的な学習の時間の調べ学習、作業学習において、協力して取り組んでいるか、積極的に意見を出し合ってよりよいまとめができているか、などをチェックしていく。

特に力を入れるのは、教科指導についてである。学校の教育活動で最も多くの時間を使うのが教科指導である。一年間、適切な評価活動ができたかどうか振り返りたい。

適切な評価活動とは、学習に入る前に、子供たちのそれまでの学びの実態を的確に把握してきたか、である。

例えば、算数の掛け算の学習に入る前に、足し算の十分な技能が身に付いているかどうかを把握しておく。国語の読解指導では、子供たちに読み取りの力がどれくらい付いているかを把握する、などである。

指導途中のポイントで評価活動を適切に行ってきたかもチェックする。「指導と評価の一体化」である。このチェック活動の適切な実践が、より望ましい学習活動の展開につながっていく。

ここの振り返りで大切なのは、計画(指導案)が念入りに作成されているかどうかであり、学習過程のポイントにおける子供たちへの援助や助言が適切に用意されてきたかをチェックする。計画通りに授業を進めるのは重要ではあるが、学習の途中で指導を見直し、修正することも時に必要であるからだ。

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