【学級担任って大変なの?(15)】年度末には学級経営の視点で自己評価②

教科指導では、学習のひとまとまりが終わった時点で評価を行う必要がある。学んだ事項が子供たちにどの程度身に付いているかの評価である。通知表や指導要録における評価や評定の資料となるものである。

この評価は、一方では指導者の指導の反省を促す資料にもなる。子供たちの理解度や達成度を数的に眺めるだけではなく、その数的なものから自己の指導の在り方の反省、評価を忘れてはならない。

また、評価は子供たちのつまずきの要因を見つけたり、思考の方法を理解したりするのにも有用だ。

評価といえば、PDCAサイクルが必須だが、評価の基本的な考え方がそこに表れている。

指導案や教材・資料を、学習の狙いや学級の実態に応じて念入りに準備する段階がP(Plan 計画)である。これまでの授業準備の中で「念入り」に案を考えてきたか、教材を適切に準備してきたか、この振り返りが自己評価の第一歩である。

子供たちの実際の学習活動がD(Do 実践)である。狙いの達成や課題解決のための子供たちの自主的な学びを促す工夫をしてきただろうか、確実に知識や技能を身に付けるよう配慮してきただろうか。二つ目の評価の視点である。

学習の狙いに合わせて、子供たちの学習の進め具合を捉えていくのがC(Check 評価)である。一人一人が、どのように学習に対する理解を示しているか、課題解決に向けて今どの段階になっているか、取り掛かれていない子供やつまずいている子供はいないか、などである。

ここにおける評価活動が子供たちの学力の形成に大きく関わってくるのである。

学習に取り掛かれていない子供、つまずいている子供、順調に学習が進んでいる子供、十分に学習の狙いが達成できている子供、それぞれに対するA(Action 援助・修正)を事前に用意し、援助したり、修正させたりすることが重要である。

子供たちが適切に学習に取り組めるよう配慮することが評価の基本である。学級担任は、その点における自己評価を忘れてはならない。