自己分析など早めに準備を エントリーの準備(2)

しっかりと確認して対応

前回に続いて、エントリー準備に関する留意点を見ていこう。確認事項は意外に多いので、早めの対策が必要となる。

確認事項と提出書類の準備

受験自治体の選考情報を詳しく知ることが重要である。

確認したいのは、以下の4点である。

▽受験資格の要件

▽提出書類の種類と提出時期

▽エントリーの方法

▽選考試験の内容(論作文、筆記試験の種類、面接試験の形式(個人面接、集団面接、集団討論、場面指導など)と実施時期

表1

出願する際に提出する書類は、結構数が多い。2次試験時に提出する書類も含めて、主な提出書類を表にまとめておいた(表1)。早めに用意し、きちんと内容、様式を確認するなどして落ち度のないようにしたい。願書の受付期間が短い自治体もあるので、十分注意したい。

また、エントリーの前に説明会を開催する自治体も少なくない。志望の自治体で開催しているならなるべく出席しておきたい。どのような人間が自分のライバルになるのか、あらかじめ見ておくのもよいだろう。

教育委員会の職員が、その自治体が望む教員像を説明したり、どのような試験勉強をしたのか先輩教員が体験談を話してくれたりするのでためになる。

ただ、意外と説明会は満員のケースが多いので、数の多さに臆することがないようにしたい。

自己ピーアールの分析シート記入の留意点

次に、自己ピーアールを考える際とエントリーシートに記入する際のポイントをまとめてみた。

[自己ピーアールを考えるポイント]

①教育実習で特に学んだ事項は

②学生時代に力を入れた学科、科目、分野、サークル活動は。特に長期間頑張ったことは

③自分はどのような性格か。もしくは友人からどのようにみられているか

④アルバイト、ボランティアなどで学んだ・印象に残ったことは(社会人経験者は勤務経験で学んだこと。臨採経験者は臨時採用で学んだこと)

⑤趣味、特技(スポーツも)は

⑥大学のゼミ、卒業論文などで学んだことは

⑦教職に対する自分のセールスポイント

⑧感銘を受けた本、映画、アートなどは

⑨自分が影響を受けた人物は(教員は)

⑩自分の教職観は

[記入する際のポイント]

▽鉛筆ではなく、黒ペンで書く

▽設問の意図をよく理解する

▽回答様式を確認して、きちんと守る

▽この自己ピーアールを読んで、自分がどのような人間かをイメージできるようにする

▽字は、とにかくていねいに書く

▽文字の大きさを整え、かつ文字列を整える

▽誤字・脱字に気を付ける

▽句読点、はね、止めなどに気を付けて書く

▽語尾を「~です」(敬体)か「~である」(常体)のどちらかに統一する

▽自分の体験や経験などを、自分の言葉で書く

▽面接で聞いてほしいことを書く

○自分自身のプレゼンテーション

エントリーシートには、自己の経歴、経験を記入したり、自己分析・ピーアールしたりすることが求められる。自己分析・ピーアールは面接対応としても重要なので、なるべく早めに準備してまとめておきたい(表2)。

表2

自身のプレゼンテーションであると理解するとよい。部活動や研究など学生時代に力を入れたこと、留学やボランティアの経験などを整理しておく。

自己ピーアールには、「自分が努力したこと、工夫したことを具体的なエピソードとともに述べる」「何をしたのかではなく、その経験から何を学んだのかを示す」、この2点がポイントとされている。

自己ピーアールなので、文章にする場合は▽見出しをつけて内容を示す▽アピールポイントを最初に書く――などが効果的だ。

前回も述べたが、自分がいかに教員に向いているかを示すことも大切。経験や成果を述べ、そこから自分の資質・能力を示し、それらが教員という仕事に向いている点を分かりやすく述べたい。

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