【面接の○回答×回答(155) 】できるようになった実感を大事に

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テーマ

新しく担任したクラスの子供に集中力がない児童が目立ちます。どのように対処しますか。

○回答

このクラスとの出合いは「学習意欲を高める授業力を鍛えてくれるチャンス」と捉えて取り組みます。魅力ある授業づくりと生活指導の両面から攻めます。

まずは授業です。学習形態を変え、児童を飽きさせない工夫をします。グループや個別学習などの多様な活動場面を設定します。また、活動の到達点が見えるようにして、できるようになった実感を大事にしていきます。授業の楽しさや面白さで児童のやる気を引き出し、集中できるようにしていきます。

学習活動や生活の振り返りをする場を設けます。自己評価とともに、友達のよくなってきた点を発表し合い、友達間の認め合い支え合いの芽を育てていきます。自分たちが互いによくなった心地よさを認め合える場を設けて、集中力を回復させます。

[コメント]

児童の実態をポジティブに受け止め、その対処の仕方をよく考えています。小手先の方法を並べるのではなく、自分の学級経営理念を持って答えています。集中力がない児童が多くいる背景まで考えています。実態の受け止め方や改善策を述べる中に、教師としての資質がうかがえます。

×回答

落ち着きのない中では学習の成果が期待できません。まず学級のルールを作って守らせます。周りに迷惑を掛けないことから実行させます。

今の子は、担任が優しい顔をしていると勝手なことを始めるので厳しく対応します。指示されたことは全員ができるように指導を徹底します。

[コメント]

力で押さえようとしても子供はよくなりません。主体的によくなろうとする力を身に付けさせる方法を述べるのです。生活指導だけに絞るのではなく、学級経営の視点から方策を練ってみるとよいでしょう。「全員の力を引き上げる授業」を目指した具体的な対処法を述べます。

例えば、授業の導入場面で子供の興味や関心を引き出せるように工夫します。集中できるようになったことを褒めて、やる気を促すなどの方法です。

アドバイザー・塚田亮 元東京都公立学校長

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