【学級担任って大変なの?(17)】児童生徒の人権に配慮する②

学級担任ならば、教室環境にも配慮しなくてはならない。自分が担任する教室の壁面などに掲示された子供たちの作品などについて人権教育の視点からの見直しが必要だ。専科の教員ならば自分が関わっている教室の掲示物などについて吟味してみよう。

例えば、教室に忘れ物表など貼り出してはいないか。忘れ物をすると×が一つついてグラフのようになっていくというものである。学習の進度に関して、誰がどこまでできたかなどといった一覧表など掲示してはいないか。

いずれも子供のプライバシーに関する情報であり公開してはならない。このようなものは、決して子供たちを励ましたり、応援したりするものとはならない。人権教育の視点からは避けなければならないものだ。

個人が特定されるような写真などが本人や保護者の許諾なく掲示されていることはないだろうか。子供たちの活動の様子を写真で紹介するのは、励みにもなるであろうし、参観者たちにも子供たちの活躍の状況が分かって良いようにも思われる。これも個人情報に関するものであり人権に配慮しなければならない。

最近は、学校公開も増え、多くの人が学校の中に入ってくる機会が多くなってきている。学校内で提供した情報が意図しない形で外部に漏れていくということもある。

子供たちの励ましのために掲示した「がんばりカード」的なものが「あの子はまだ学習の進度がみんなに追い付いていない」と思われ、かえって子供の人権を損なうことにもつながりかねない。

今一度、教室や学校全体の掲示物に対して人権教育の視点からの見直してはどうだろうか。