教育実習は感謝の心で うまくいくポイントは②

早め早めのまとめを

新型コロナウイルスの影響で、教育実習は9月以降に延期となったが、早めに準備を進めることの重要性は変わらない。前回(4月2日付)に続き、教育実習で成果を上げるポイントを見ていこう。

多忙さに驚かないように

実習中は、教科の授業、学級指導、授業見学、合評会、給食指導、清掃指導、会議への参加、学校行事への参加など多様な内容があり、その上で実習記録を作成しなくてはならない。おそらく想像以上に多忙感があると思われるので、実習記録はためずに毎日きちんとつけておきたい。

1人の実習生に必ず1人の指導教官がつく。教科指導の基本的事項の指導、指導案の点検、授業後のアドバイスなどを行ってくれる。分らないことや意見を聞きたいことがあったら、遠慮せずにどんどん聞こう。

指導教官は多くの場合、中堅以上の教師なので、効果的な発問の仕方、教材の活用法など、授業のテクニック、コツなどを教えてもらうとよい。ただし、指導教官にとっては、本来の職務に加えてやってくれていることなので、感謝の気持ちを持ってお世話になろう。

教育実習10の注意事項を確認しよう
①実習生としての目的意識・積極的な研究意欲を持つ。
②自己管理をしっかり行い、十分な栄養、睡眠をとり、規則正しい生活をして、健康管理に努める。
③実習期間中は、実習以外の予定は入れない。実習に集中する。アルバイトなども行わない。
④提出物・提出期限は、各実習校の指示に従い、期限を守って、指導教員に直接渡す。
⑤常に言葉遣いは正しく、礼儀正しく行動する。
⑥児童生徒一人一人の人格を尊重して接する。
⑦実習生としての立場をわきまえ、実習校の校則、規定、指導計画などに従って行動する。
⑧事故防止については、万全の注意を払う。事故が発生した場合は、速やかに指導教員・担当教員に連絡し、指示に従う。
⑨次の行為は、指導教員の許可なく行わない。
  • 児童生徒を校外や宿舎に連れ出す。
  • 児童生徒の家庭を訪問する。
  • 種々の調査を実施する。
  • 集会を開いたり、食べ物を提供したりする。
  • 児童生徒から電話番号やメールアドレスを聞いたり、自分の電話番号やメールアドレスを教えたりする。
  • 児童生徒と私的な交際はしない。
⑩実習生控室の整理整頓、戸締まり、消灯等に気を付ける。控室での飲食は避ける。
感謝の気持ちを常に忘れずに

教育実習は、基本的には自分の単位をとるために行うものでもあるので、「実習をさせていただいている」という謙虚さを常に忘れないように。そして、実習が終了したら感謝の気持ちを校長や指導教官をはじめ関わってくれた全ての教師に、また、児童生徒にも伝えてほしい。

小学校であれば、児童が「お別れ会」を開いてくれ、逆に感謝の言葉や励ましの言葉を掛けてくれ、強く感動することもあるだろう。心から感謝したいものだ。

できれば、実習終了後、教員採用試験に合格後、初任者として赴任後、などの機会をとらえて、お礼の手紙を出したい。このような心遣いができれば、自分の学校の教師に相談できないことが起きたとき、実習中の指導教官が相談に乗ってくれるだろう。

実習が終わったら、なるべく早めに実習の記録をまとめる。多くの大学では、実習後のレポート提出を義務付けているので、これも早めに作成することだ。それ以外にも、気付いた点、役立った点は全てまとめておこう。教員採用試験で、必ず役に立つ。

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