【合格する面接対策(4)】集団面接② 複数の捉え方ができるように

元帝京大学・帝京科学大学教授 釼持 勉
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集団面接は駆け引きが大事です。人に左右されない自分らしさを打ち出すことも重要です。集団面接編の具体的な留意点を紹介します。

(1)集団面接は個人面接の延長上

個人面接はエントリーシート、面接票を基に質問されることが少なくありません。集団面接は、より具体的な場面での回答を求めるケースが多いようです。「あなたは教職の魅力はどんなことだと思いますか」「○○県の社会問題をどのように捉えていますか」「最初の保護者会であなたはどのようなことを話しますか」などが質問されます。

話す内容は、個人面接対策で勉強してきたことで結構です。個人面接で同様の質問があったなら、そのときの回答にプラスアルファして発展させるとよいでしょう。集団面接は個人面接の延長上にあると思ってよいのです。

(2)一人一人違う質問がされることも

集団面接では、同じグループの受験者には同一の質問をする場合と、一人一人違った質問をする場合があります。場面指導なら「板書の役割を話してください」「落書きにはどのように対応しますか」「よい授業の条件を話してください」などそれぞれ違った角度から一人一人質問されるのです。

一つの質問に対し、2、3の異なった角度、内容で回答できるとよいでしょう。一つしか思い浮かばないなら、二つの項目に分けて回答すればよいのです。これは、他の受験者との差別化のためです。一つの事柄に対して多様な捉え方、考え方ができるのを示すのです。普段から練習しないとできません。

想定問答を行って、対応できるようにしましょう。他との差別化では、元気よく大きな声ではきはき話すというのもあります。面接官によっては結構評価されます。

(3)各都道府県の課題や地理的状況を把握

「北海道で一番長い川は何ですか」「東北他方で一番高い山は何ですか」など地理的な内容が当たり前のように質問されることもあります。また、「最近新聞の記事などで本県について気になる内容はありましたか」などのように時事的な質問もあります。受験する自治体の課題などについての報道にも気を配っておきましょう。特に2次試験前の1カ月間に起きた時事を整理しておくと役立ちます。

集団面接は、同じ自治体を受験する仲間がいれば、一緒に面接の練習などに取り組むとよいでしょう。仲間がいれば学びも集中できます。

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