ラストスパートはこれに取り組め 時事、面接、論作文のポイント(1)

6月になった。2021年度教員採用試験の本番まで、あと1カ月あまりである。今年受験を予定している者にとって、ラストスパートの時期である。短期集中の勉強は意外と効果が高く、合格者らの報告でもこれは顕著である。そこで、あと1カ月で何に取り組むか、これだけは取り組んでおきたい、ということを時事、面接、論作文に絞ってまとめてみた。今回は時事と面接をまとめた。


時事=キーワードを絞って対応する

筆記における時事問題の比率は高くなる傾向にある。また、論作文、面接対策としても時事問題の押さえは重要だ。これまで地道に本紙などを活用して学んできたのなら別であるが、あと1カ月間で満遍なく押さえるというのは結構厳しい。そこで、ある程度、的を絞って対応するほうがよいだろう。

まずは、学習指導要領について。試験対策としては、基本的な考え方をきちんと押さえておこう。概要を挙げておく。

▽従来のわが国の学校教育の実践や蓄積を生かし、未来社会を切り拓くための資質・能力を確実に育成することを目指す。子供たちに求められる資質・能力とは何かを社会と共有し、連携する「社会に開かれた教育課程」を実現する。
▽知識の理解の質を高め資質・能力を育む「主体的・対話的で深い学びの実現に向けた授業改善」を求めている。

そのため、「何のために学ぶのか」という学習の意義を共有しながら、授業の創意工夫や教科書等の教材の改善を進められるよう、全ての教科等を①生きて働く「知識・技能」、②未知の状況にも対応できる「思考力・判断力・表現力等」、③学びを人生や社会に生かそうとする「学びに向かう力・人間性等」の3つの柱で再整理する。

このほかでは、第3期教育振興基本計画、高大接続、いじめ・不登校など問題行動、チーム学校体制、特別支援教育・インクルーシブ教育、働き方改革・勤務時間上限ガイドライン、運動部活動・文化部活動のガイドライン、教員育成指針・指標、全国学力・学習状況調査、外国人児童生徒の日本語指導、OECDの学習到達度調査(PISA)2018、給特法の改正などの内容を押さえておく。

面接=仲間とひたすら練習を繰り返す

面接もまた受験する自治体の試験のスタイル・形式に合わせての練習をする時期である。個人面接、集団討論、場面指導、模擬授業など、実際の試験に合わせた形で練習する。また、論作文でもあげた「教師としてどう考え、どう実践するか」は面接でも重要な視点だ。常に念頭において、回答を考えたい。

面接の練習は独りでは難しいので、受験仲間との連携をお勧めする。受験者、面接官、客観的に見る第三者の役割分担をして取り組み、受験者の回答、態度で気になった点はお互いに遠慮せずにどんどん指摘していこう。

とにかく面接は場慣れすることが重要だ。それには練習しかない。仲間と練習できる日では、5時間でも10時間でも繰り返し練習をしよう。

内容的には、ドアを開けたときの姿勢、入室時の目線(面接官に向ける)、入室後立ち姿、お辞儀の仕方、歩くときの歩幅と歩く姿(前傾、猫背、ふらつき、引きずりなどないか)、着席前のあいさつ、椅子の座り方、座っているときの足の位置など入室してから着席するまでの面接マナーのチェックも最終練習としてはぜひ取り組みたいところ。マナーがしっかりできれば、得点が上がる。

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