【面接の○回答×回答(158) 】謙虚さと豊かな人間性磨く努力を

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新型コロナウイルスによる長期休校が続きました。こうした中、児童生徒の学校再開を待ち望む声が上がり、保護者から学校教育と教員への期待が高まってきました。これらを踏まえ、期待される教師像についてあなたの考えを述べてください。

○回答

児童生徒にとって、学校、教師は自分たちを理解し導いてくれる存在であり、親にとっては大切なわが子を安心して託すことができる存在と言えます。そのことにしっかりと応えるにはまず教師としての専門的な知識、技能を有することが重要だと考えます。

子供たちには、これから世の中をよりよく生き抜いていく力を身に付けてもらうことが大切です。いわば「確かな学力」とその向上です。

そのためには、自ら課題を見つけ、考え、判断して行動する、また己を律し他と協調し、かつ他を思いやる力などが求められるでしょう。教育に対する使命感、熱意、子供たちへの限りない愛情も不可欠です。

子供たちの一人一人が持っている良さや可能性を引き出し伸ばすことができて、さらに互いに認め合い励まし合い高め合う集団づくりを可能にする力を持ち、愛情に裏打ちされた分け隔てのない厳しさを持つ教師であると考えます。

[コメント]

子供たちは集団の中で成長することを知っています。大好きな友達がいて、どんな時でも見守ってくれる教師のいる学校が大好きなのです。一方、保護者は教師の専門性に信頼と尊敬の念を持ってくれるのです。その点をよく理解した回答です。教育の営みは人間同士の関わりです。謙虚さと豊かな人間性を磨く不断の努力が大事です。

×回答

学校の休業が長期化して外出自粛が求められている中、子供たちの欲求不満が蓄積されています。

保護者から子供に「勉強しなさい」といって勉強をさせても30分もすれば飽きてしまいます。それで、ゲームばかりしている。強く注意すると一瞬やめますが、目を離すとまたゲームに没頭しているのです。そこで、学校再開を待ち望む声が挙がるのです。

このことから、期待される教師像とはしっかりと勉強を教えて確かな学力保障ができる教師であると考えます。日々、学習課題を提供し、きちんとした評価に努め、児童生徒を学習に専念させるようにします。激しく変化し多様化する価値観の中で学校や教師に対する期待も以前とは違ってきていると思います。

何もかも学校や教師が担うのではなく学力に絞り込んで当たるべきだと考えます。

[コメント]

学校の長期休校による問題点はつかんでいるようです。しかし期待される学校、教師像については一面的で狭い捉え方です。

学校は児童生徒が集団生活を通して互いを認め合い励まし合う中で成長する場です。そのためには教師は勉強を教えるだけのマシーンではなく、子供たち一人一人を引き出し伸ばしてあげられる力を備えていることが求められるのです。

アドバイザー・宮澤義一 元東京都公立学校長

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