【面接の○回答×回答(160) 】コロナ禍で思いやりの大切さに気付く

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コロナ禍により子供たちを取り巻く環境にも影響が出て、さまざまな問題が浮き彫りになってきました。影響と対処についていくつか例を挙げ、あなたの考えを述べてください。

○回答

新型コロナウイルスへの対応で3密を避けるために、社会では新たな仕事のありようができつつあります。同じ勤務場所に同じ時刻に出勤して仕事をするという従来の勤務態様から、職種によっては場所も時間も制約されないテレワークの導入が増えました。

子供たちは休校を余儀なくされ、家で家族、場合によっては子供だけで学習することになりました。そこでは思うように学習できずストレスを募らせています。

登校が可能になっても、子供同士互いに間隔を取り、近くでの会話が制限され、それが悩みの一因になっています。

このような変化は生活様式にも及び、対応に戸惑い、いらいら感を募らせて自己中心的になり、他を責めたりののしったりするトラブルも見られます。今、求められるのは己を律し互いを尊重する思いやる心であると考えます。人権尊重の教育を重視することが求められます。

[コメント]

コロナ禍、状況と問題の把握が的確です。問題解決に自他を尊重し他を思いやる心、すなわち人権尊重の教育と関連付けての考え、大変結構です。

1948年12月10日、国連総会で採択された世界人権宣言では人間の尊厳や平等、権利の保障は世界の自由や正義、平和の基礎であるとしています。人間の幸福と繁栄のために忘れてはならないことです。

×回答

子供たちは新型コロナウイルスによる休校が長引く中、登校できない、みんなと一緒に勉強ができないなどからストレスを募らせてしまう例が増えました。休校措置が解けて登校できるようになってからも 友達との間隔を取らなくてはいけない、今までのように話せない、体育の授業でも多様な制限があり、大変な状況です。

大人でも普段在宅の母親は子供が休校措置の際には勉強や生活への対応に疲れ気味です。さらに夫がテレワークで終日家にいることもストレスの一因になっています。

今日、子供も大人も物の豊かさと便利さの中で大事なことを忘れていると思います。自分がやらなくても誰かがやってくれるとの考えが横行しているように思います。それこそ、自ら考え、自分のことは自分で解決する力を身に付けさせることが問題解決の大事な糸口ではないかと思います。

[コメント]

状況把握はいいと思います。解決の糸口として、先人が築き継承してきた優しさに触れたいです。繰り返し水害に見舞われ、甚大な被害を受けた方々が「仕方ないです。片付けなどご支援をいただいたボランティアの皆さんに感謝します。頑張るしかないです」と穏やかな口調で話されています。

このように、いかなる状況下でも他者を気遣い思いやる優しさを持つというのが大事で、これは日本人の国民性なのでしょうか。

アドバイザー・宮澤義一 元東京都公立学校長