【面接の○回答×回答(162)】学習の遅れへの対策と「祝日」の指導

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新型コロナウイルスによる休校措置で遅れていた指導内容を取り戻すべく懸命に努力しています。「国民の祝日」について、学校では祝日の前日などに意義や内容などについて指導していますが、休校措置の影響で教育活動は教科指導中心となりがちです。そのことについてあなたの考えを述べてください。

○回答

どの学校も新型コロナウイルスによる休校措置で指導時数の確保が困難となり、措置解除後、万策を持って対峙(たいじ)しています。このような状況下、教科指導に重きを置くのは理解できないわけではありません。しかし、このような状況下であるからこそ、教科指導を重視しつつ、他領域の工夫した取り組みと指導が大事であると考えます。

「国民の祝日」の指導もその一つです。わが国の伝統文化に関する教育の一環です。現在、年間16日の祝日があり、美しい風習を育てつつ、よりよい社会と豊かな社会を築き上げるために国民皆で感謝、記念する日が定められました。

学校で国民の祝日の趣旨を教え取り扱うことは教育上極めて大事です。例えば、11月23日は「勤労感謝の日」です。勤労とは働くことですが、その重要性、働く人々への感謝と働けることへの喜びを共に祝い合う日であることを教えていきたいです。

[コメント]

いかなる状況下であっても、教科だけではなく道徳、特別活動などバランスの取れた教育活動の展開が大事であるというあなたの考えに共感できます。国民の祝日について学校教育で取り扱うことが大事だとする回答も、学校教育の目的を理解している証しと言えます。

ちなみに国民の祝日は昭和23(1948)年、「国民の祝日に関する法律」で定められた祝日です。

×回答

新型コロナウイルスによる休校措置は、学校教育の現場にとって経験したことのない未曽有な出来事です。教育課程を実施する上ではまさに非常事態と言っても過言ではないでしょう。私は、このような状況下では学力の確保のために教科を中心とした指導はやむを得ないと考えます。

保護者からも休校措置やその後の状況から、学力についての不安や心配を訴える声が多く挙げられているようです。何よりも保護者の気持ちに寄り添い不安を解消することが大事で、そのためには教科を中心とした指導の徹底だと考えます。

「国民の祝日」の趣旨や在り方については、各家庭に担っていただいてよいのではないかと考えます。2006年の改正教育基本法で、第10条(家庭教育)が新設されました。このような時こそ、法の趣旨を生かすべきではないでしょうか。

[コメント]

新型コロナウイルスによる休校措置、その後の状況について、教育課程実施上未曽有なことで、まさに非常事態であるとして大胆な考えを展開しましたね。確かに、保護者は休校措置とその後の状況に不安を抱き、学習の遅れ、学力の低下を心配しています。

ここで大事なのは、学力を重視しつつも人としての在り方に関する教育に言及することではないでしょうか。

アドバイザー・宮澤義一 元東京都公立学校長

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