【教員採用試験に向けて(9)】学習指導要領と生徒指導

神田外語大学客員教授 嶋﨑 政男
この連載の一覧
教員採用試験に向けて―問題行動をどう考え、どう答えるか

未来の創り手を教育活動全体で育む

「社会に開かれた教育課程」と生徒指導
新学習指導要領では、学校と社会が連携・協働して、「未来の創り手となるために必要な資質・能力」を育む「社会に開かれた教育課程」が目指すべき教育理念として位置付けられました。求められる資質・能力は、「知識・技能」「思考力・判断力・表現力等」「学びに向かう力・人間性等」の三つの柱にまとめられました。

これを基に、教育活動に地域住民や保護者の協力を得る際に、目標の具体化・共有化を図ることが「社会に開かれた教育課程」の考え方です。生徒指導の観点からの議論の深まりが期待されます。「総則」に「児童(生徒)の発達の支援」の節が初めて設けられたのも、新学習指導要領の特色の一つです。

ここでは、生徒指導の意義が明記され、「主に集団の場面で必要な指導や援助を行うガイダンス」と「一人一人が抱える課題に個別に対応したカウンセリング」が併記されました。……

この記事は購読会員限定です。購読を申し込むと、続きをお読みいただけます。