【面接の○回答×回答(154) 】心の在り方や生き方を学ぶ

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保護者から、子供がゲームばかりしていて困っている、新聞や本を読むようにさせたいがどうしたらよいかと相談されました。どう答えるか、読むことの意義にも触れて述べてください。

○回答

子供が四六時中、ゲームに熱中するのは、子供にとってゲームが何よりも興味をそそられる楽しいものだからです。従って、新聞や本を読む面白さや楽しさを体感させ、ぜひ読んでみたいという欲求を喚起させることが大事であると考えます。

また、ゲーム自体が悪いのではなく、長時間することに問題があるので、子供と一緒に時間についてのルールを作り、確実に守らせることが大事であると考えます。

新聞や本を読むと、学力の基本を形成する読解力が養成されたり、情報を得て洞察力、探究心が喚起され、楽しみや喜びを感じて想像力、創造力が深化されたりと計り知れない効果があります。

学校では、本を読まない、体力が減少しているといった実態から、15分間の朝読書や授業間ランニングを教育課程に位置付ける対策もみられます。

[コメント]

新聞や本を読むことの意義について端的に述べています。ゲームそのものが悪いのではなくルールが大事とする考えはいいですね。

経済協力開発機構(OECD)は、2019年12月に79カ国・地域の15歳を対象にした、国際学習到達度調査(PISA)2018の結果を公表しました。そこでは、わが国の子供たちの読解力の急落が明らかにされ、関係者は危機感を持って対策を検討しているところです。

×回答

子供が新聞や本を読まないのは、読む面白さや楽しさを体感したことがないからだと思います。新聞を読んだり本を読んだりすると、想像力が膨らみ、生活に喜びや楽しみがもたらされます。

さらに、未知な分野への探究心が湧き、創造力、洞察力の深化も期待できると考えます。ゲームばかりしていて困ると言うのであれば、親(保護者)が厳しく注意してやめさせれば済みます。新聞を読み深めたり本を読み込んだりするのは、子供の可能性の開発にも有効です。

また、一つのことに取り組んで集中力を高め続けるのは、よりよい生活習慣形成にも役立ちます。読書を通して、人としての心の在り方や生き方を学び、自らの人生になぞらえる喜びや楽しさを得ることができるのが最大の意義ではないでしょうか。

[コメント]

新聞や本を読むことによって期待される効果についてはよく述べられています。しかし、そのことのみの羅列に終始してしまいましたね。

課題はゲームに熱中している子供への対策です。それが全く述べられていません。感受性の豊かな時期に想像力を育む大切さも分かります。学力の基本は読解力です。そして、語彙(ごい)力です。もう少し広く捉えてみたらいかがでしょう。

アドバイザー・宮澤 義一 元東京都公立学校長

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