【面接の○回答×回答(165)】人間関係づくりは学級経営の視点で

問い

決まった子供としか関係を持たない子供が増えていると言われています。どのように関係を持たせますか。担任として、どうしていくか考えを述べてください。

◯回答

私は問題を抱えた子だけでなく、学級全体の指導と個別の指導との両面から取り組みます。まず、担任と子供たちとの人間関係を築くために快い体験を持たせて下校できる学級づくりをします。子供たちのよい行いや努力などに対してその都度褒めます。さらに帰りの会などで評価してあげます。学級に認め合いの雰囲気が生まれると、安心して自分の気持ちを開示できるようです。子供相互の関係がよくなります。体験を通して受信、処理、発信の力を付けていきます。

次に、友達との関わり方について、個々の課題を意識させ個に応じた指導をします。その子のよくなった点や努力点を見逃さず褒めながら、分け隔てなく関われるよう見守ります。

【コメント】

学級経営の視点で答えられています。子供たちの人間関係づくりについて、教師との信頼関係を築くことから始めています。褒めて伸ばす考え方や方法もよくまとまっています。また、このような問題には特定の子供の指導だけを答える傾向がありますが、この回答のように広く学級の課題として、全体と個の両面から迫ろうとする捉え方は評価が高くなります。

×回答

遠足や運動会などの学校の行事での活動の機会を生かします。学級がまとまって活動できるようにします。行事への参加の仕方やグループ活動の仕方を話し合います。多くの児童生徒との関わりができるようになると思います。日常活動でも人間関係の日常化を進めます。活動の場面が多くあれば、相互の関わりを体験的に学ぶことができます。

【コメント】

この回答は表面をなでているだけです。一番問いたいところが答えられていません。「行事への参加の仕方」「グループ活動の仕方」「人間関係の日常化」と考えているだけではダメですね。日頃からキーワードを挙げたら、その意味や具体策も言えるようにしておくのです。問われているのは、子供たちにどのように意識付けをして参加させて、人間関係を広げられるようにするかです。

アドバイザー・塚田亮 元東京都公立学校長