印象に残る模擬授業のポイントは⑤ 授業への意欲を効果的に高める ゲストティーチャーの導入

「印象に残る模擬授業のポイントは」の5回目は、授業の目立たせ方として、ゲストティーチャーを導入した授業を取り上げる。子供たちの興味関心、授業への意欲を高める工夫として、教壇に立つようになってからも役立つものである。


〈ゲストティーチャー〉

今は授業にゲストティーチャー(以下GT)を招くのはそれほど珍しいことではない。「インパクトが強い」「専門的な話を聞くことができる」などGTを招くメリットは大きいからである。

これもあらかじめ単元やテーマが示されており、この内容ならGTを招いても違和感はない、と考えられる場合にやってみよう。

実際に現場の授業で実施する場合は、以下の2点に留意する必要がある。「授業場面の吟味」と「しっかりとした事前打ち合わせ」である。例えば、GTは次のような場合に招くと効果的である。「その道のプロとしての仕事業の様子を教えてもらう(職人、芸術家など)」「郷土料理など一緒にものを作ってもらう(郷土料理研究家)「特別な経験を語ってもらう」(震災体験者、海外生活者など)」などから、どういう授業の場面で登場してもらうのがよいかしっかりと考えなくてはならない。

また、事前の打ち合わせでは、授業に招く意図をきちんと話すことが重要だ。「なぜGTとして招くか」を強調して、しっかりと理解してもらう。また、合わせて子供たちの学習状況を伝える。GTは子供たちの実態については分からないので。これもしっかりと踏まえてもらうようにする。

模擬授業では、GTを紹介したあと話が終了したとして、授業を続ける。教師がGTの話を大まかにまとめたあと、子供たちに質問させる、などの設定で進めるとよいだろう。

今回のゲストティーチャーは、教採試験の模擬授業で取り入れるとしたら、しっかりと意図と場面を想定しなくてはならないだろう。上手にできれば採点官にも強い印象を残すだろう。模擬授業後の面接では、なぜ取り入れたのか、どのような効果を狙ったのか、を語り、授業を工夫することへの意欲を語れるようにしたい。

関連記事