ビジネスマナーから面接対策を学ぼう(4)姿勢、質問待ちのポイントは

 これまで取り上げてきているように、教採試験の面接時における態度やしぐさは、面接官からかなり注目されており、大変重要なポイントである。今回は、姿勢、質問待ちの態度、ボディーランゲージ、終了時の態度などについて、面接官のよい印象に残るポイントを紹介する。

〈姿勢〉

 ▽常に背筋をまっすぐ伸ばすようにする。

 ▽椅子に座るときは、背もたれにもたれないようにする。

 ▽顔はまっすぐの姿勢を保つ。やたら首を傾げたり、うつむいたりしない。

 ▽手足は所定の位置に置く。座っているときは、膝の上に軽く乗せる。

 ▽話している面接官に顔を向ける。目を見るようにする。

 ▽足を組んだり、貧乏ゆすりをしたりしないようにする。

 ▽髪を触らない。

 ▽面接中はきちんとした姿勢を保つ。

 姿勢は最初から最後まで、よい姿勢を保つようにする。普段からよい姿勢を心掛け、何分たってもよい姿勢でいられるようにしたい。

 面接官は姿勢もよく見ている。すぐに姿勢が乱れる人は、モチベーションが低い、鍛錬ができていないととられてしまう。姿勢がよいと仕事ができるわけではないが、教師の場合、常に子供たちから見られている存在である。姿勢・態度のよくない教師は子供たちにもよくない影響を与えると考えられがちである。また、保護者にも不快感を与え、信頼を得られないので、姿勢には気を遣うようにする。

 姿勢がよくないと、まず面接官から真剣に面接をしてもらえなくなると考えよう。

〈質問待ちの態度〉

 ▽常に小さな笑顔を保ちながら質問を待つようにする。

 ▽面接官にきちんと顔を向け、目を見るようにする。

 ▽質問をされたら、うれしそうな表情をする。回答中も笑顔を保つ。

 ▽待っている間に感情を出さないようにする。「早く終わらないかな」などと考えていると、顔に出ることがあるので注意する。

 ▽面接官と他の受験者が話している際は、しっかりと顔を向け、話を聞くようにする。随所で相槌を打ち、参加している姿勢を打ち出す。常に見られているということを意識する。

 面接官は質問待ちをしている受験者のこともよく見ている。特に集団面接、集団討論のときは要注意である。面接官型の受験者に質問しているとき、他の受験者が話しているときは、顔も体もそちらに向ける。話のやりとり、内容をしっかり聞く。話を振られたら、すぐに反応できるように準備する。

 集団面接などは回答しているときより待っている時間の方がずっと長い。面接の間中、緊張感を保ち、質問待ちの間も参加している意識、態度を打ち出そう。

〈ボディーランゲージ〉

 ▽うなずきや身ぶり手ぶりなどを効果的に使って生き生きと話すように心掛ける。

 ▽話を聞いているときは、小さなうなずきを随所で取り入れる。話をきちんと聞いているのを示すことができる。

 ▽確認の質問をされたときは、大きなうなずきを行う。発言した内容を強調することができる。

 ▽話す際には、適宜身ぶり手ぶりを入れる。重要な内容、印象付けたい内容の時に使う。上手に使えれば、強く印象に残る。

 ボディーランゲージを考える前に、まず自分の動きのクセを押さえておくとよい。緊張したり、焦ったりするときに動きのクセが出やすい。目立たないクセならよいが、目につくようなクセがあるなら、それを自覚して面接中には出ないようにしたい。家族や親しい友人に自分に目につくようなクセがあるかどうか確認しておこう。

 ボディーランゲージは、コミュニケーションの重要な要素の一つである。前々項で述べたように、面接中は「常に背筋をまっすぐ伸ばすようにする」のが基本だが、それだけではなかなか印象付けられない。ただ、口で話すだけではなく、大小のうなずき、身ぶり手ぶりを上手に取り入れて、聞き上手話し上手であることを印象付けたい。この人物は、きっと子供たちの前でも生き生きと話し、しっかりと話を聞いてくれるに違いない、教師の資質を備えている、と思わせるようにしたいものである。

 注意したい点は、要所で取り入れるということ。ずっと体や手足を動かしっぱなしは逆効果となる。身ぶり手ぶりを入れて元気よく話し終えたら、また背筋を伸ばして、しっかりと座るようにしよう。

〈終了時の態度〉

 ▽「やれやれ、やっと終わったか」という表情、態度は慎む。

 ▽面接終了を告げられたときに避けたいのは、「ため息をつく」「うなだれる」「不安そうな表情をする」「首を傾ける」「面接官から顔をそむける」「髪の毛を触ったり、頭をかいたりする」などである。

 ▽面接官の目を見て、「ありがとうございました」としっかりお礼を言い、会釈をする。

 面接官から「これで面接は終わりです。お疲れ様でした」と言われると、緊張が一挙に緩んでしまい、素の自分が出てしまうことがあるが、最後まで観察されていることを忘れないようにしたい。面接官経験のある校長に聞くと、面接終了を告げた途端に、態度や表情が崩れてしまう受験者は少なくないという。頭をがっくりさせうなだれたり、大きなため息をついたりするのである。それまでのやりとりで「教師に向いている人物だな」と思っていたのに考え直してしまうこともあるという。最後までいい緊張感を持つようにしよう。

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