【面接の○回答×回答(175)】安全について学校が果たす役割は

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犯罪に巻き込まれたり、事故や災害に遭ったり、子供たちは予期せぬ事態に遭遇することがあります。いま学校に求められる役割は何か、あなたの考えを教えてください。

〇回答

子供たちの安全に関する指導の充実を常に図り、推進することが学校に課せられた使命であると考えます。子供たちが伸び伸びと学ぶことができる環境とは、安全が絶対的に保障されている環境です。生涯にわたり、自らの安全を確保できる素養の育成も極めて大事です。自他の危険予測と危険回避能力を身に付け、社会の安全への貢献につなげていくことが求められます。

学校の役割は教科、道徳、特別活動、総合的な学習の時問など教育活動全般で実施される安全教育により、子供自身で安全を確保できる能力を体得させることです。普段、身の回りで起こる事件や事故、自然災害に関心を持ち、安全の課題に対し的確な判断と意思決定、行動選択ができるようになること、日々の生活に潜むさまざまな危険を予測し安全を確保できるようになることなどです。

[コメント]

この1年間を振り返っても公共の交通機関や公道、通学路で発生する事故、また人間関係に起因する事件など、子供たちに限らず社会の安全を脅かす事案が多く発生しました。こうした背景を把握した上で、学校が果たすべき役割がしっかりと述べられています。学校では子供の発達段階に合わせて自他の生命尊重、安全・安心な社会づくりの大切さを指導することが大事です。

×回答

子供たちが心身共に健やかに成長するために学びの場である学校が安全で安心できる環境であることが大事であると考えます。そこで、学校が必ず指導する学校生活上の決まりや遊ぶときの決まり、登下校時や家庭に戻ったときの交通安全の決まり、家族との連絡の仕方の決まりなどについて「朝の会」や[帰りの会」で学ぶとともに、定期的、突発的に実施する避難訓練や長期休業の前後に行う安全指導などを保護者の理解とご協力の下に実施します。

危険が予測されることについては、「絶対に〇〇しては駄目」「〇〇はいけない」と毅然と指導を徹底します。さらに、安全教育の基本的な方針について、保護者会、地域懇談会などで説明し、子供たちの安全な環境づくりへの理解や協力をお願いしていきます。

[コメント]

子供たちの学びの場である学校おいて指導すべきことについて丁寧に述べています。危険が予測され、安心が脅かされることについて絶対に駄目と指導することも、時として必要ですが、まずは子供たち自身で考えさせることが大事です。一番の問題点は、「子供たちの安全が脅かされている中、学校に求められる役割は何か」という課題に答えていないことです。

元東京都公立学校長・宮澤義一

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