日常の指導のポイント 面接の質問にどう対応(6)テストの採点をどう工夫するか

日々の教育活動に関する面接の質問にどう対応するか、連載第6回は、テストの採点に焦点を当てる。


 質問例11

若手教員の場合、日常的に行われるテストの採点が遅れがちになり、いつの間にか未採点テストがたまってしまい、指導に支障が生じてしまうことがよくあります。このような事態にならないよう、あなたならどう取り組みますか。

 (ポイント)

小学校では、単元終了時に市販の教科書準拠の形成的評価テストを行うことが多い。処理の基本は単元終了時に行い、次の時間に返却する。つまり、採点はその日のうちに行うということがポイントとなる。学習終了後、時間がたってからのテスト実施や返却では、学習時の記憶は薄れ学習効率も低くなる。

テスト実施日に採点を終わらせることは難しいようにも思えるが、決してそうではない。採点はテスト1枚につき平均1~2分でできる。こう考えれば学級全員で30~60分が必要となる。1日の中で60分弱を連続的な時間で確保するのは難しいかもしれないが、「テスト時間の終わりの10分」+「休み時間15~20分」+「放課後15~20分」と考えれば、十分可能となる。細切れ時間をフルに活用するということだ。

採点の効率化を図るための工夫も求められる。例として、採点を早くするために1人分を一気に丸付けするよりは、最初にテストの左側、次に右側をする方が効率的になることもある。今は丸を付けやすい赤ペンもあるし、めくりやすくするためにバインダーを使うという工夫もできる。採点時間短縮のために、効果的に活用したい。

返却の時には、間違った答えを直させる。個別に直すことが多いが、つまずきの多かった問題は一斉に指導したり、満点だった子にミニ先生になってもらったりするなどの工夫もできる。

テストは高得点であればあるほど採点も返却も楽だ。「復習のためのミニテスト」「設問の読み方・問題の見直しの仕方」などテストを意識した指導を授業で行ってもいいだろう。

保護者はテストを通じてわが子の学習だけではなく、教師の指導を見ている。早めの採点と返却が保護者の信頼度を高める。

「テストの実施日に採点を済ませるように、休み時間や放課後を効率的に使って、採点の時間を確保します。また、採点を部分的に集中して行っていくなどして、時間の短縮化を図ります。実施翌日には返却して、学習の記憶がしっかりあるうちに学習効果が上がるよう努力していきます」などが回答例となる。

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