【教採に役立つ ワンポイントワード解説(2)】教育課程

 教育課程は、学校の教育計画である。各学校は教育理念を持ち、教育目標を設定しているので、これらの目的や目標を達成するため、各教科、特別活動、総合的な学習の時間などにつき、学年に応じてその内容を授業時数などとの関係から組織的に編成しなくてはならない。

 教育課程は各学校において編成するが、その基準となる法規は、教育基本法、学校教育法・学校教育法施行規則、地方教育行政法、高等学校通信教育規定(高校のみ)、学習指導要領、教育委員会規則、幼稚園教育要領などがある。また、「都道府県教育委員会の基準」「市町村教育委員会の規則・指示・指導」などもあり、それにも基づかなくてはならない。

 それだけではなく、学校や地域社会の実態、児童・生徒の発達段階なども考慮することが求められる。

 内容は、教育目標、指導の重点、学年別教科・科目および特別活動の時間配当、学習指導および児童・生徒指導および職業指導の大綱などである。

 学習指導要領では、重要なポイントとして、「未来の姿から逆算して、現在の学年・教科・単元等でどのような指導を行うべきかという長期的な視点で行うことが重要」「学校と家庭や地域、企業等とが育成を図る資質・能力やその重要性、発達の段階に応じた指導や長期的な視点に立った資質・能力の育成などについて認識の共有を図ることが重要」と示している。

 編成に当たっては、一般的に次のような手順をとることが多い。

(1)各学校で教育目標を設定する。

(2)指導内容を組織化する=指導内容の重点化、指導計画の作成などを行う。

(3)授業時数の配当を行う=年間授業時数、年間授業時数を設定する。

(4)週時程、1日の時程、1単位時間などを設定する。

 このようにして編成された教育課程について、各学校の校長は年度のはじめに、教育委員会に届出をし、承認を受けなくてはならない。学年の途中でも変更は可能である。


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