【教採合格体験記(3)】萬谷由さん

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萬谷由さん(福岡市/中学校・技術家庭/2022年度採用)

 筆記試験対策で工夫したこと

 筆記試験対策に着手した時期は、大学3年の10月です。所属するゼミの先生から「毎週20ページ分、教員採用試験に関わることをノートに書いて提出する」という課題が課されていたことから、教職教養や専門教養について覚えるべき事柄をノートに書きつづっていきました。

 教職教養は3~4社分の過去問集など集め、ひたすら解いて答え合わせをするという作業を繰り返しながら定着を図っていきました。また、教育法規と教育時事については、頻出の条文・資料などを調べて対策を重ねました。専門教養は、「教科書ワーク」を使いながら理解を深めつつ、全国各地の過去問を3年分くらいかき集め、福岡市でも出題されそうな問題を選びながら解いていきました。

 面接・模擬授業対策で工夫したこと

 2次試験は、個人面接と模擬授業がありました。個人面接は、大学のキャリア支援センターが開催する面接対策講座に参加しつつ、所属するゼミでも模擬面接を重ねました。ゼミでの模擬面接では、先生からやや圧迫面接気味に突っ込みを入れられ、知らない専門用語について説明を求められるなどしましたが、厳しい指導のおかげで本番は落ち着いて回答することができました。また、母校での教育実習で他大学に通う中学時代の同級生と一緒だったので、大学でもらった資料を互いに共有し合うなどして重要事項を学びました。

 模擬授業については、緊張すると早口になる癖を考慮してゆっくり話すこと、板書を適切な量・バランスで記述することなどを意識しながら練習をしました。本番では、自分が想定していない分野・領域から出題されましたが、幸い教育実習で40コマ近い授業をこなしていたこともあり、柔軟に対応することができました。

 「教育新聞」の活用方法

 教育新聞は大学3年の夏頃から、紙面版とデジタル版の両方を購読し始めました。教育実習に向けて、学校現場の最新事情を知っておきたいと考えたのがきっかけです。自宅では紙面版を読み、外出先でデジタル版を読むといった形で活用していました。

 教育新聞では、中教審の答申や文科省の通知などについての解説記事などを通じ、国や自治体の最新動向を知ることができました。そのおかげで、面接試験では精神的に余裕を持って臨めたように思います。また、デジタル版の「面接の○回答×回答」のコーナーも、たまにチェックして参考にしていました。

 受験者へのアドバイス

 大切なのは、「自分は人よりもたくさんやった」と思えるくらい、対策を積むことだと思います。私の場合も、そうした実感を持てたことから、本番は落ち着いて臨むことができました。

 また、頼れる人には遠慮せずに頼ることも大事だと思います。私もゼミの先生や仲間、他大学の友人、教育実習先の管理職・指導教官など、多くの方々とのつながりをフル活用したことで多くのことを学べました。


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