【教採合格体験記(4)】林美柚紀さん

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林美柚紀さん(愛知県/中学校・社会科/2022年度採用)

筆記試験対策で工夫したこと

 筆記試験対策をスタートしたのは大学3年生の4月。参考書を購入して、最初は教育原理や教育史など、大学の授業と重なる部分の学習から始めました。その後、12月頃からは3年分の過去問を集め、参考書なども見ながら、出題傾向の分析をしました。その結果、愛知県の専門教養は日本史と世界史で問題の難易度が異なることなどが分かり、効率的に対策することができました。

 コロナ禍の中で生活習慣が乱れないよう、12月以降は大学の仲間と毎朝9時にZoomでつながり、一緒に筆記試験の勉強をしていました。基本的には、それぞれが個別に黙々と勉強するという形でしたが、休憩時間には大切なポイントなどについての情報交換を行うなどもしました。この「Zoom勉強会」は、春休み以降は頻度を増やして実施しました。

作文・面接対策で工夫したこと

 論作文対策は、大学3年の10月頃から始めました。対策方法は、過去問や頻出テーマについて実際に論作文を書き、友人と見せ合い、添削し合うというものです。友人の論作文を見ることで、同じテーマでも異なる視点・切り口があることを知り、本論に盛り込む具体例などについて、視野を広げることができました。

林美柚紀さん

 面接対策は、大学の教職サークルで面接練習を重ねました。4年生が面接官役となり、3年生に相手に模擬面接をしてくれるのですが、実際に試験を経験した先輩から多くのことを学ぶことができました。

「教育新聞」の活用方法

 筆記試験対策における教育時事分野の対策、例えば中央教育審議会の「『令和の日本型学校教育』の構築を目指して」などの答申は、本文を読んで対策するというより、教育新聞を読んでポイントを理解するようにしていました。

 また、毎日一つ気になった記事を取り上げ、ノートに「概要」と「自身の考え」を書くようにしていました。これは試験対策というより、教員を志望する者として知見を深めるためにしていたことですが、結果として論作文・面接試験の回答を充実させる上でも役立ちました。教育新聞は、学校教育の全国的な動向などを把握するのにとても便利で、教員になった後も読み続けたいと思っています。

受験者へのアドバイス

 筆記試験は、ある時点で過去問を解いて合格ラインに達したとしても、「それで安心しては駄目!」と自分に言い聞かせながら対策していました。私自身、過去問で8割が取れた後に、もう一度やってみたら7割しか取れないなんてことがありました。早め早めの対策を心掛けた上で、最後まで気を抜かないことが大切だと思います。

 面接試験では、想定問答集の模範回答は参考程度にとどめ、「自分の言葉」で語ることが大切だと思います。私の場合、想定される質問ごとにキーワードなどをノートに書き、自問自答をしながら回答内容をブラッシュアップしていきました。そうして自分なりの教育観・教師観を築き上げることができれば、本番でどんな質問をされても柔軟に対応できると思います。


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