【教採合格体験記(5)】佐々木一成さん

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佐々木一成さん(宮城県/高校・英語科/2022年度採用)

筆記試験対策で工夫したこと

 筆記試験対策は、まず5年分の過去問を解いて、出題傾向を把握するところから始めました。その結果、専門教養は極めてオーソドックスな出題がなされていることが分かり、英検準1級などのテキストを用いながら、毎日コンスタントに対策を進めることにしました。

 一般・教職教養は、協同出版の通信講座「ウイニングラン講座」に申し込み、そのテキストや動画を使いながら対策を重ねました。また、同じ宮城県を受験する高校時代の同級生5人でLINEグループをつくり、週に1回1~2時間ほど問題を出し合うなどしながら定着を図りました。この5人は全員が異なる大学に所属していたので、いろいろと情報交換ができたことも有意義でした。

面接・集団討論対策で工夫したこと

 面接対策では、提出した志望理由書を見返し、「なぜ、自分はそう思うのか」「なぜ、そうした教育・授業を目指すのか」などと自問自答を繰り返しました。そうして、自分自身の考え、教育観を深掘りした上で、本番では自分の言葉で、自分の思いや考えを伝えようと思いました。そのため、想定問答集的なものは、ほとんど参考にしませんでした。

 私は所属が教育学部ではなく人文社会学部です。そのため、集団討論については仲間と練習することが全くできないまま、最低限の定石・マナーだけを押さえた上で、本番に臨みました。かなりの不安がありましたが、面接対策で自分の考えを深掘りしていたこと、「教育新聞」を読んでいたことなどが奏功し、うまく対応することができました。

「教育新聞」の活用方法

 大学3年の春、新型コロナウイルスの感染拡大で授業がオンライン化され、大学へ行けない時期が続きました。私は以前から大学図書館などで複数の新聞に目を通していたのですが、それができなくなったことを機に「教育新聞」を購読することにしました。デジタル版だけでなく紙面版も購読し、届いたら必ず1~2日を掛けて隅々まで目を通し、大事なところに線を引くなどしていました。また、バックナンバーは全て保管し、気になるニュースやテーマの過去記事を確認するなどして、時系列での流れを押さえるようにしていました。

 日々の教育ニュースも役立ちましたが、「連載コラム」のコーナーも毎回楽しみでした。最前線の教育関係者が何を考え、どこを目指しているのかを知ることで、自分自身の教育観を深めることができました。

受験者へのアドバイス

 教職・一般教養の対策をあまり早い時期に始めて完成させてしまうと、油断をして本番までに忘れてしまうことがあります。そのため、本番直前に対策が終わるよう、専門教養よりは遅めに対策を始め、短期集中で完成させることをお勧めします。

 1次試験が終わった後、2次試験までの間は時間が限られていますが、1日10分でも15分でもよいので新聞などに目を通し、日本や世界の動向、教育界の最新事情などを押さえておくことをお勧めします。そうして実社会に関わる知識と理解を深めることは、面接試験や論作文試験での回答の質を高めることにつながると思います。


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