日常の指導のポイント 面接の質問にどう対応(10)子供への対応

 日々の教育活動に関する面接の質問にどう対応するか、連載第10回は、学級担任と子供たちの信頼関係を取り上げる。


 質問例1

 学級担任になったら、学級の子供たちと信頼関係を築くことが求められます。あなたはどのように取り組みますか。

(ポイント)

 子供たちとの信頼関係を築くことは非常に重要なことである。信頼関係が築かれ、学級担任の考え方、動きなどが子供たちに理解されるようになると、子供たちも安心して学級生活を送れるようになるし、いろいろな面で意欲的になる。また、例えば、子供たちを叱ったり注意したりする場合でも、担任との信頼関係があれば自分たちのためであると素直に受け止めてくれるが、信頼関係がなければ反発を招くこともある。学級生活にはどうしてもトラブルがつきもので、順調に進むことは少ない。その効果的な対処のためにも信頼関係が必要である。

 どのように取り組んだらよいか。

 その第一は、「一生懸命、子供たちの話も聞く」ことである。特に子供たちから話し掛けられたときが重要である。授業中はもちろん、休み時間に話し掛けられたら仕事をしていてもその手を休め、子供に向き合って聞くようにする。子供たちに「先生は自分の話を真剣に聞いてくれる」という思いを持たせることが、教師と子供たちの信頼を築く第一歩である。

 次は「あなたを大切にしている」という行動を常にとる、ということだ。

 「苦手な学習の時に励まして教えてくれる」「休んだときに電話やメッセージをくれる」「ノートのコメントがいつも温かい」というような教師の行為は、子供にとって大変うれしいものである。そのうれしさが教師への信頼に結び付いてくる。

 3つ目は、教師自身の規範意識を見直すことである。「時間を守る」「子供との約束や決まりを守る」といった教師自身の規範意識をしっかりと見直す。子供たちに「時間を守るように」と厳しく注意している教師が、授業に遅れるようでは信頼されない。「先生だって時間を守っていないじゃないか」と反発されてしまうのは、当然だ。教師自ら範を垂れるようにしたい。

 また、常日頃からのチェックポイントとしては、「授業がマンネリ化していないか」「子供たちがどのような学級にしていきたいのか、その願いを受け止めているか」「子供たちの言動に、常に公平に対応しているか」「担任と子供たちが楽しく一緒に遊べているか」などがある。

 「子供たちが安心して学級生活を送れるようになるためには、担任と子供たちの信頼関係の構築が必要です。そのためには、私は子供たちの話をしっかりと聞くことに努めます。話を聞くときには、仕事をしていても手を止め、体を子供の方に向けて、真剣に聞いているという姿勢を示します。また、休んだときには必ず連絡をしたり、いつも温かい言葉を掛けたりして、子供たちのことを大切にしているという行動を取るようにします。教師が決まりをしっかり守ることも心掛けます」などが回答例となる。

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