自己PRを効果的に 印象に残るエントリーシートに

今夏に実施される教員採用試験の実施要綱が各自治体から発表され始めた。受験予定者は早めにこれを入手し内容を把握して、確実にエントリーを行わなくてはならない。エントリーに当たっての留意事項などを紹介する。

実施要綱を入手したら、しっかりと目を通し、内容を確認する。試験の日程、その内容、提出書類の種類など確実に把握する。特に、(1)受験資格の要件(2)提出書類の種類と提出時期(3)エントリーの方法(4)選考試験の内容(論作文、筆記試験の種類、面接試験の形式(個人面接、集団面接、集団討論、場面指導など)と実施時期)は確実に押さえておきたい。

エントリーに当たっては、必要な提出書類の数が多いので早めの準備が求められる。主な提出書類は「志願書(受験申込書)」「教員免許の写しまたは取得見込み証明書」「最終卒業・修了証明書または卒業見込み証明書」「最終卒業・修了学校または在学校の成績証明書」「最終卒業・修了学校または在学校の人物証明書」「健康診断書」「顔写真」「返信用封筒および切手」「自己PR文または自己推薦文」など。用意するのに時間がかかるものもあるので、早めの準備を心掛けよう。

エントリーシートへの記入で特に留意したいのは、要項をしっかりと読み、何を記入するよう求められているのかをしっかり把握すること。その上で、回答様式に合っているか、聞かれている内容にきちんと回答できているのか、などを確認する。

記入する際最も大切なのは、「見やすいこと」である。ひと目で何が書かれているのか、分かるように書く。エントリーシートを読む面接試験の担当官は、1日に何通ものエントリーシートを読むことになる。だからひと目で内容が頭に入ってくるような読みやすいものは、それを基にした面接を行いやすいし、また印象がとても良い。

見やすくするための工夫の第1点は「見出しを付けること」である。自己PRや自己推薦文には、見出しを付けると見出しを見ただけで何が書かれているのか、内容がつかめる。PRポイントを見出しにしよう。また、アピールしたいポイントを最初の1行目から書くようにしたい。自分が最も強調したい点を伝えるためには、最初にそれを持ってくるのが効果的である。自己PRは自分の能力や資質を分かってもらうためのものである。抽象的な表現ではなく、具体的な成果や体験を軸に書くようにしたい。特に「頑張った」「努力した」エピソードが望ましい。児童生徒のために頑張ったり、努力できたりする人物に教師になってもらいたいからである。部活動、ゼミ、勉強、アルバイトなどにおいて、「どのように頑張ったか」「どんな工夫をしたのか」「どう困難を乗り越えたか」などを具体的に述べよう。

記入する際のポイントをいくつか挙げておく。

▽設問の意図をよく理解する

▽回答様式を確認して、きちんと守る

▽字は「うまい」「下手」ではなく、とにかく丁寧に書く

▽鉛筆ではなく、ペンで書く

▽文字の大きさを整え、かつ文字列を整える

▽誤字・脱字に気を付ける

▽句読点、はね、止めなどに気を付けて書く

▽語尾を「~です」(敬体)か「~である」(常体)のどちらかに統一する

▽自分の体験や経験などを、自分の言葉で書く

▽面接で聞いてほしいことを書く

▽長い前ふりはいらない。できるだけ早めに本題に入る

▽この自己PR文を読んで、自分がどのような人間かをイメージできるようにする

試験は、教員としての資質があるかどうかを評価するためのものである。従って、自分を教員として採用するメリットを上手にアピールしたい。

自分の資質・能力を示す際は、それらが教員という仕事にいかに適しているかを相手に分かりやすく説明しなくてはならない。「エントリーシートは、自分自身の分身」と考えてもいい。

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