【教採合格体験記(6)】小松佳乃子さん

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小松佳乃子さん(さいたま市/中学校・国語科/2022年度採用)

筆記試験対策で工夫したこと

 筆記試験対策は大学3年の4月に一度は着手したものの、あまり身が入らないまま月日が過ぎていきました。本腰を入れたのは3年の12月ごろです。

 教職・一般教養は、問題集と参考書が2冊1セットになった教材を購入し、テーマごとに「参考書を読む→問題集を解く→参考書で復習」の流れで学習を進めました。さらに、理解すべきポイントを自分の言葉でノートに書き込み、自分だけの参考書を作るようにしていました。

 専門教養は、典型問題と解説が入った問題集を2冊(2年分)購入し、「典型問題を解く→解説で確認・復習」の流れで学習を進めました。また、文法については中1~3の教科書を購入してきて、要点を押さえました。

論文・面接対策で工夫したこと

 論文対策は4年生の4月ごろ、さいたま市の過去問を集めるところから始めました。ちょうど、大学で「論文講座」が週に1回開かれていたので、週1ペースで論文を書き、添削をしてもらっていました。そんな中、講師の先生から指摘されたのは「本論」の具体策「自身が何にどう取り組むか」の部分の弱さです。ここを補うために、講師の先生に具体策を教えてもらったり、ネットで模範回答を調べたりしました。その上で、さいたま市の公表資料から指導方針を調べ、整合性が取れるようにアレンジしました。

 面接対策も、大学が開講する講座に参加する形で4年生の4月ごろから始めました。講座では、4人1組になって模擬面接を行い、終了後に良かった点や改善点などをフィードバックし合いました。また、教育ボランティアでお世話になっていた学校でも、校長先生に模擬面接をしていただきました。直前期にはカメラで模擬面接を自撮りし、悪い癖がないかをチェックして改善しました。

「教育新聞」の活用方法

 主として面接・論作文試験対策のため、教育界の最新動向を押さえておきたいと思い、大学4年の4月から教育新聞を購読し始めました。毎日、メールで「デイリーニュースレター」が届くので、余裕があるときは全ての記事に目を通し、余裕がないときでも最低1本は目を通すようにしていました。そうして、コロナ禍の学校がどのような状況にあるのか、GIGAスクール構想で学校がどう変わろうとしているのかなど、現場のリアルな状況を知ることができました。また、「合格体験記」や「面接の○回答×回答」「場面指導のポイント」などの記事も役立ちました。

受験者へのアドバイス

 私は試験対策の開始が他の人よりも遅めでした。そのため、対策は「的を絞って」効率良く進めるようにしました。例えば、教職教養は併願先も考慮しながら「教育原理」と「教育法規」に重点を置き、この2分野で確実に点数を取れるようにしました。また、一般教養も不得意分野は捨てて、それ以外の分野に重点を置きました。もちろん、的が外れるリスクもありますが、限られた時間で効率的に対策したい人にはお勧めです。

 「人に力を借りる」ことも大事だと思います。私は友人と試験勉強の進捗(しんちょく)状況をGoogleスプレッドシートで共有し、自分にプレッシャーをかけながら勉強をしていました。また、教育ボランティアをしていた学校では、現職の先生から話を聞いたり、校長先生に助言を仰いだりしたことが、心の支えとなりました。皆さんも遠慮することなく、周囲の誰かを頼ってみてください。


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