日常の指導のポイント 面接の質問にどう対応(11)学級通信

 日々の教育活動に関する面接の質問にどう対応するか、連載第11回は、「保護者とのコミュニケーション」である学級通信を取り上げる。


 質問17

 学級担任になったら、保護者とのコミュニケーションを図ることが求められますが、あなたはどのように取り組みますか。

(ポイント)

 保護者は、自分の子供が学校でどのようにしているのか、クラスの課題は何か、などを知りたがるものである。そこで保護者とのコミュニケーションを図ることが求められるが、そのための有効なツールとして有効なのが学級通信である。

 アナログな紙媒体ではあるが、この従前からある学級通信の発行こそが、学級担任にとっては学級の様子や自分の考えを伝えるもの、保護者にとっては学級やわが子の様子を知るものとして、非常に重要な取り組みの一つである。

 できるだけ回数多く定期的に発行したいものだが、「よく吟味して、いい内容で作成しなければ」「見やすくするためにイラストもぴったり合ったものを」などと欲張って作成のための負担を多くすると、なかなか発行できなかったり、中途半端で途切れてしまったりすることがある。

 そうならないためには、学級通信を発行しやすくするための自分のルールを決めるようにするとよい。「イラストは入れない」「改行や囲みを多くして見やすくする」などというもの。また、レイアウトを毎回工夫するのも大変なので、パソコンでレイアウトを決めてしまい、そこに文章を当てはめていくだけにするという工夫もある。こうしたルールや工夫によって負担感が軽減し、発行回数が増えたり、定期的に発行できるようになったりする。

 もちろんこのルールは個々人で異なってよい。イラストを描くのが得意であれば(パソコンでの作成も可)、イラストをふんだんに取り入れ、見やすく親しみやすいものにすればいいだろう。

 発行が定着してくると、次はどんな特色を学級通信で出すかを考える。例えば、「授業の様子を伝える」ことに重点を置くなどである。「このテーマで子供たちが活発に討論した」ということを具体的な発言をもとに記していく。保護者から「授業の様子がよく分かる」などの評価をもらうこともある。「毎回、写真を掲載する」「子供の作文や詩を載せる」といったことでもいいだろう。そういう自分なりの特色があれば、書く内容がなくて発行できないということが少なくなる。

 また、保護者向けの学級通信であっても、「子供を伸ばすためのツール」としても活用できる。帰りの会で通信を配布するとき、「今日は〇〇さんと□□くんのテキパキとした学級会の進め方が書かれています」と一言紹介する。子供たちの喜ぶ様子を見ると、発行への意欲がさらに高まることだろう。

 「学級通信を有効に活用したいと思います。保護者はわが子の学校での様子を知りたいと思いますので、担任にとっては学級の様子や自分の考えを伝えるもの、保護者にとっては学級やわが子の様子を知るものとして活用し、コミュニケーションの円滑化に努めます。発行に当たっては、無理のない内容、作成方法を心掛け、できるだけ回数を多く、また定期的・継続的に発行するようにします。特に自分としては、日々の授業に焦点を当て、子供たちの様子を伝えるようにして、保護者の要求に応えていこうと考えます」などが回答例となる。

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