面接の受け答えで大切なのは コミュニケーション能力を示す

 今夏の教採試験本番が近づき、準備に余念がないと思われる。面接対策は受験仲間とシミュレーションすることが大事であるが、実際の面接において重要なこと、特に、受け答えで大切なことに焦点を当てて紹介する。

 面接は受験仲間との練習が大事。どちらかが面接官の役割をして、質問なども用意して、実際の面接場面を模して練習しよう。

 面接の受け答えで最も大切なのは、「質問をよく聞くこと」である。基本ではあるが、緊張しているせいか、意外にこれができないのである。その結果、早とちりして質問の意図とは違った回答をしている受験者を見掛けることが少なくない。まずは、できるだけ落ち着いて、質問はよく聞くことに努めたい。

 質問をしっかり聞いて、意図に沿った回答をする、これがコミュニケーションの基本であり、これができないとコミュニケーション能力が乏しいと判断されかねず、それは絶対に避けたいことである。

 面接では、よく「自分の長所」を聞かれ、部活動やゼミなどで頑張ったことのエピソードを交えながらリーダーシップがあることなどを回答するケースが多いだろう。だが、それらは学生時代の経験である。教員は社会人であり、学校では児童生徒を相手にして教育活動を行わなければならない。ベテランの教員である面接官は、学生時代の経験が学校ではそのまま通じないこともよく知っているのである。もちろん回答の中身は大事ではあるが、それ以上にコミュニケーション能力があることをきちんと示さなければならない。児童生徒や保護者の話をしっかりと聞いて対応できるかどうかということを面接では見ているのである。だから受け答え自体が最も大切である。

 質問をよく聞くことはその基本であり、これができなければ、教員にふさわしくないと判断されてしまうだろう。

 また、質問をじっくりと聞くと、その質問にどのような意図があるのか分かってくる。意図が分かればそれに即して、正しい知識、実態や現状に対する認識や理解、見方や考え方、多様な対策などを踏まえて回答することができるのである。面接官の印象も大変良くなるであろう。

 回答するときは、まず結論を述べ、それから理由を述べるようにしよう。「結論↓理由」の順である。もしくは、「起承転結」ではなく「結起承」である。これだと自分が言いたいこと、主張などをはっきりと面接官に伝えることができるのである。回答の内容がぼやけることがない。理由から述べ始めると質問の意図から外れやすくなるし、話しているうちに何を言いたいのか分からなくなってくる。

 「ゆっくり話すよう心掛ける」ことも重要だ。緊張すると早口になりがちである。早口だと面接官は聞きづらいし、せっかちな人物に見えてしまう。緊張する場面で落ち着いていることは度胸があると見なされ、教員としても高評価を得ることができるだろう。

 このように面接の練習には、「質問をよく聞く」「まず結論を述べ、それから理由を述べる」「ゆっくり話すよう心掛ける」の3点に留意しながら取り組んでみよう。

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