【絶対外せない場面指導のポイント(8)】授業がつまらないという児童生徒に…(質疑応答型)

共栄大学客員教授 中根政美
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【出題】

 数学の授業中、ぼんやりと窓の外を見ている生徒がいます。どうしますか?

対応のポイントと質疑応答

 学級の中には、学習に対して意欲の持てない児童生徒がいます。そうした中で、「主体的・対話的で深い学び」と「個別最適な学び」の観点から授業改善に取り組む意欲と方策が求められる場面指導です。

面接官:数学の授業中、ぼんやりと窓の外を見ている生徒がいます。どうしますか?

受験者:その生徒に近づき「どうしたの?」と声を掛け、様子を確認します。授業に興味がないようであれば話を聞き、次の授業に生かします。

面接官:その生徒が、既に問題を解き終えていて、「塾でもう習っています。授業が簡単過ぎます」と言ったとします。どうしますか?

受験者:解答を確認し、正解であれば褒めます。その上で、次の時間には応用問題や深く考える課題を準備するから、今は真剣な態度で授業に参加するよう話します。

面接官:出題する問題(課題)を生徒によって変えてしまって、授業として成立しますか?

受験者:基本問題を全員に取り組ませた上で、理解度、習熟度に応じた問題を用意し、「個別最適な学び」につなげていきたいと思います。

面接官:そのような対応で十分ですか? 

受験者:1人1台の端末を活用したり、単元に応じて「ペア学習」「グループ学習」などの「協働的な学び」を行ったりと工夫します。

外せないポイント①=基本は「個に応じた指導」

 学力向上のためには、児童生徒が意欲的・主体的に取り組むことが欠かせません。問題は、どうすれば一人一人の学習意欲を引き出し、主体的に学ばせることができるかです。そのために、GIGAスクール構想により整備された1人1台の端末などICTの活用、個に応じて課題を提示するなどの「個別最適な学び」などの他に、「協働的な学び」も取り入れていくことを面接官に伝えます。

外せないポイント②=学び続ける姿勢が重要

 何気ない児童生徒の言葉にショックを受けることもありますが、教師であればこそ、授業力・指導力を磨こうと努力する姿勢を伝えることが大事です。教師もまた、学び続ける意欲と姿勢が求められます。

外せないポイント③=児童生徒の主体性の育成が必須

 重要なのは、児童生徒が主体的に学ぶ意欲を持ち、学習方法を身に付けることです。児童生徒に学ぶ意義を理解させ、深く学ぼうとする意欲を育成していく姿勢を面接官に示しましょう。


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