【教採合格体験記(7)】三浦彩楓さん

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三浦彩楓さん(名古屋市/養護教諭/2022年度採用)

筆記試験対策で工夫したこと

 専門教養の対策を先行して進めていたこともあり、教職・一般教養の勉強は大学4年生の4月ごろから始めました。最初に過去3年分の実施問題を入手して解き、選択式の穴埋め問題が中心であること、地元に関わるローカル問題が多く出ることなど、出題の傾向を把握しました。その上で、市販の問題集を解き、間違ったところや分からないところを参考書で調べてチェックするという流れで勉強を進めました。

 専門教養も最初に過去5年分の実施問題を入手し、出題傾向を把握しました。その上で、参考書と教材が一体化した『養護教諭の完全攻略』という教材を使って学習を重ねました。ただ、それだけでは問題と解答の丸暗記になってしまうので、全国の過去問が分野ごとに収録された『全国丸ごと過去問題集』を用い、同じ分野の類似問題にも対応できる力を付けていきました。

論文・面接対策で工夫したこと

 論文対策は、大学のキャリア支援課の講座で基本的な構成・書き方を教えてもらった上で、実際に書いた論文を教職指導の先生に添削してもらう形で進めました。本番までに書いた枚数は5枚程度と少なく、数をこなすよりも1枚の論文を深く掘り下げることで、自分の経験や考えを整理していきました。

 面接対策は、大学のキャリア支援課の講座に参加しながら重ねていきました。基本的には、模擬面接をして改善点などを指導教官の先生にご指導いただく形です。また、試験直前期は同じ自治体の養護教諭を受験する仲間とTeamsでつながり、模擬面接を重ねました。ここでは互いに「聞かれて困りそうな質問」を出し合いましたが、これが本番でも大いに奏功しました。

 論文・面接対策としては、その他に「教員育成指標」にも目を通しました。この指標を見たことで、名古屋市が求める養護教諭の姿が明確になり、着任後に自身が取り組むべきことを深掘りすることができたように思います。

「教育新聞」の活用方法

 面接対策をしていた時、時事的な質問にすらすらと答える友人がいました。すごいなと思って聞いたら「教育新聞を読んでいる」とのことで、私もすぐに購読し始めました。毎日必ず新着ニュースをチェックし、面接や論文に生かせそうなものがあれば、ノートに書き留めるなどしました。一般紙と違って教育分野に特化した記事がたくさん配信されていて、どれも分かりやすくまとめられているのでとても助かりました。特に、コロナ禍での子供の健康に関するニュースは、養護教諭を目指す者として大いに役立ちました。

受験者へのアドバイス

 何より、周りの友人と一緒に対策することが大事だと思います。私自身、友人から大いに刺激を受けましたし、共に面接対策をするなどして互いに切磋琢磨(せっさたくま)し合うことができました。こうして合格できたのも、仲間がいたおかげだと思っています。

 また、教育実習での経験を試験に生かすことも重要だと思います。現職の養護教諭の実践や子供との接し方などで「いいな」と思ったことがあれば、ノートに書き留めるなどしておけば、試験本番で役立ちます。私自身も、養護教諭が毎日校門に立ち、気になる子の様子を確認していましたが、その姿は私のロールモデルとして、論文・面接の回答に生かすことができました。


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