【面接の○回答×回答(180)】感染予防対策と「対話的な学び」

質問

新型コロナウイルスの感染予防対策が求められる中で、あなたは「対話的な学び」をどのように進めますか。

〇回答

私は、事前に個別の活動とグループ活動や話し合い活動の形態を見直し、指導案を作ります。指導時には「個人」で活動した方が効果的な調べ活動や個別実験・観察、自力解決の時間を充実させます。ワークシートやノートの自分の記録や考えのまとめ方を指導し、それによる対話ができるようにします。

また、情報通信技術の活用・板書・提示・発問の工夫をします。特に自分の考えと他者の意見を比較・検討する場面では、解釈が分かれる事象や誤答を含めた複数の意見を取り上げます。自らの考えを広げ深める大切な場です。この場は毎時間取るのではなく、単元や1単位時間の中で活動のバランスを考え、実践を重ねていきながら授業改善を図っていきます。

【コメント】

この回答のように「対話的な学び」について個と集団での活動について考えがまとめられています。いろいろ制限がある中で、教科や指導内容により、どんな対話をさせようとするかをイメージすると答えやすくなります。その視点として、教科書や資料、デジタル教科書や拡大提示装置、ワークシートやノートなどの活用を考えます。また、共に考えを練り上げる意見交換の方法も準備します。この作業はコロナ禍だけでなく、今後の授業改善の課題解決につながります。ぜひ自分なりの考えをしっかりもって臨んでほしいものです。

×回答

子供たちが長時間、密集または近距離での対面形式となるグループ活動が難しいので、個別の活動を中心に計画します。ノートに自分の考えを書かせます。また、調べたことや読み取ったことをワークシートに記入させます。その結果を1対多の形式で発表させ、自分の考えと他者の考えを比べさせます。

【コメント】

コロナ禍における制限に意識が行き過ぎたのでしょう。個人の活動が中心になっていて「対話的な学び」については、最後にちょっと触れられているだけです。あなたの考える個別の活動をどう生かすのか、その具体策を述べてほしいのです。自分と他者の意見の比較・検討場面の設定をどのようにするか、ぜひまとめてみてください。

元東京都公立学校長・塚田 亮

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