【面接の○回答×回答(181)】週案の意義や活用の在り方は

問い

年度初めには学校の教務部から教育課程の編成表と週案の作成、活用の提示があります。そして、学期末には、その活用状況が求められます。週案の意義や活用について、あなたはどう考えますか。

〇回答

各学校では責任者である校長が、学習指導要領や自治体の指導方針を基に学校経営方針を示し教育課程を編成します。週案は教育課程に基づいて各教科領域の1週間ごとの指導計画を示すものなので、教員が教育課程を自主管理する上でも、子供たちの学力を保証する上でも重要な意味を持つものと考えています。学級担任としては、教育課程を自ら管理し、1週間の見通しをもって教育活動を進めるよりどころとして大きな意味があると思います。

また、週案は校長に毎週提出して指導助言がいただけたり、先輩や同僚の教員からアドバイスを受けたりするためにも役立つものと聞いています。学年会や教科領域の会などで進度調整を行うのにも役立つでしょう。指導の重点事項はどこにあるのか、より有効な指導法はどのようなものか、このようなことを検討するのにも活用していきたいと考えます。

【コメント】

週案は、より良い教育活動を提供するためのものです。毎日の学習ごとに指導案を作成するのが望ましいのでしょうが、限られた時間の中ではなかなか難しいと思われます。週ごとの区切りの中で最善の手だてでしょう。回答は、週案の意義も的確に捉えています。学年会や教科領域部会で週案を共有して、最善な実践につなげていくという考えも適切です。最近はデジタル化して情報共有しています。

×回答

子供たち一人一人が喜々として授業に臨むこと、主体的に学習に参加することを支援することが教員の責務と考えています。子供が学ぶ意欲を自然に喚起できる授業を実践することが教員に求められます。週案の作成はその基本である、ということに意義があると考えます。教員はそのために、学習の成果、課題などを記録として週案簿を活用するのだと考えます。従がって、これは教員が自主的に管理するものであり、他の方に見せる性質のものではないと考えます。

【コメント】

子供たち一人一人に満足してもらう授業の実現のためには週案簿の作成と活用が不可欠であるという考えは適切です。しかし教員は子供や保護者に対して教育課程の実施状況を報告し、成果や課題を説明する義務があります。週案は他の人に見せる性質のものではないという考えは、良い授業の実現のためには不適切です。

元東京都公立学校長・宮澤義一

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