*教員採用試験/教員採用ジャーナル

あけましておめでとうございます。仙台を拠点とする教員採用試験対策専門スクールkei塾主任講師の神谷です。先月に引き続き「児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に関する調査(問題行動調査)」の結果の分析です。今回は、「小・中学校の不登校」を取り上げたいと思います。

集団討論は、学校という組織的な集団の中で、組織の一員として働くことができるか、を討論という社会的場面(集団の場面)における話し合いを通して、その資質を見るために行う。集団面接を課する自治体もあるが、本欄では実施率の高い集団討論について述べる。

【本紙調査】 8割の県市で新卒が上回る 本紙で、平成29年度採用の公立学校教員選考における新卒者の合格状況を全69自治体に照会した。そのうち、52自治体から回答を得た(石川県と堺市は新卒合格者合計数のみ公表)。回答のあった自治体の合格者に占める新卒者の割合は39%で、新卒者の合格率は26%となった。一方で既卒者の合格率は18%となり、8割の県市で新卒者が既卒者を上回った。 回答を得た自治体の新卒受験者数は3万2411人、そのうち合格者数は8350人となり、合格率は26%となった。一方で既卒者は受験者数7万3417人、合格者数1万3279人で、平均合格率は18%となった。 例年、新卒の合格率は既卒よりも高い傾向にあり、回答を得た52自治体のうち8割の県市で新卒合格率が既卒合格率を上回っている。 平均倍率 新卒は3.9倍 既卒は5.5倍 52自治体の新卒受験者数3万2411人に対して、既卒受験者数は7万3417人で、新卒の2・3倍程度の人数が受験している。 合格者数は、受験者数の多い既卒が新卒を上回るが、既卒内での競争率は新卒に比べて非常に高い。新卒の平均倍率は3.9倍だが、既卒は5.5倍となった。 各自治体の校種別新卒合格率は下記pdfファイルを参照。 【公立学校教員採用選考 自治体別 校種別新卒合格率】

宮城県教委は12月4日、平成29年度実施の教員募集案内を公表した。これまで、試験を合同で実施してきた県と仙台市は次年度からそれぞれ単独で行う。これを受け、県では新たな採用枠や変更点を加えた。 【小学校】 地域採用枠を新設する。対象は南三陸教育事務所において採用後10年間程度勤務できる方としている。 特別支援学校枠も新設される。小学校教諭と特別支援学校教諭の両方の免許を持ち、主に特別支援学校に勤務できる方を対象としている。 また、英語採用枠も新設される。小学校および中学・高校のいずれかの外国語(英語)教諭の免許所有者を対象としている。 【中学・高校】 「英語」志願者は資格保有が望ましいとし、32年度実施分からは義務づける。主な資格は、英語検定2級、TOEIC550点、TOEFL(iBT)60点、国連英検B級、以上としている。 「地理歴史」「公民」志願者は両方の免許所有が望ましいとし、32年度実施分からは義務づける。 また、「情報」志願者は他教科の高校教諭普通免許も有する者を受験資格としている。 各校種の第1次選考においては、全ての記述試験をマークシートに変更し、小論文は廃止となる。また「教職教養」を「教養」とし、今までの教育法規等に加え、教育問題や現場で必要な知識、主要5教科の知識等を幅広く出題するとしている。 実技試験は全て第2次選考で行われる。小学校の「水泳」実技は廃止となり、出願時の自己申告制となる。また、「栄養教諭A」以外の全ての校種、教科・科目について、第1次選考を東京会場でも実施し、首都圏の県出身者にも受験機会拡大を図る。

仙台市教委はこのほど、平成29年度に単独実施する教員採用試験の主な変更点について発表した。 第1次選考の筆記試験は、宮城県と同一日とし、それ以外の選考内容については仙台市独自の内容を実施する。宮城県と同一試験日となるため、受験できるのはどちらか一方になる。合格者は、仙台市のみの採用としている。 主な募集教諭は、小学校、中学校、高等学校、養護、栄養となる。中高枠で募集する教科については、音楽・保健体育・美術・家庭に加えて、国語・社会・数学・理科・英語の9教科としている。 また、全ての校種で特別支援学校教諭免許、中高英語免許の取得者(見込み含む)に対し加点措置を実施するとしている。小学校は英語資格等所有者に加点措置を実施する。詳細な要項は平成29年4月中旬に公表を予定している。

香川県教委は来夏に実施する平成29年度公立学校教員採用選考の日程を発表した。 1次試験の「筆記・実技・適性検査」は平成29年7月15、16日、「集団面接」は同7月16日~17日、21日~23日。 2次試験の「小論文・模擬授業・個人面接」は同8月18日~22日。 実施要項は同5月中旬に発表予定。

教育新聞の使い方について、たくさんのエピソードが寄せられました。多くの人に共通するのは、「ニュース」と「試験対策記事」を上手に使いこなしていることでした。またスマートフォンやパソコンを使って積極的に電子版を利用している人や、友人と記事のURLを共有し合う人もいました。   ◆ニュースと試験対策記事を重点的に 女性 21歳 神奈川県 小学校 大学(院)生 活用法は2つあります。1つは、ニュースの共有と意見の深掘りです。毎日一つ、気になったニュースを友人と共有し、意見を述べ合うことで、考えを深めました。これは、論文を書くときにも生かしていました。2つ目は、教員採用試験対策の記事です。特に面接の◯×は面接用のテキストと併用して自分の考えを書くようにしていました。2つとも、切り抜いてメモをしたり、暗記に使ったりといった活用も行い、試験に備えていました。 ◆受験自治体の記事には必ず目を通す 女性 22歳 高知県 養護教諭 大学(院)生 主に受験する自治体に関する記事は必ず目を通し、他にも学習指導要領に関わる記事や自分自身が気になる記事等も読み、そのことに対して自分が感じたこと・思ったことを30秒以内でまとめることができていると面接でも有利になるのではないかと思います。常に新しい知識を持つことは難しいですが、忙しすぎると感じた時は目を通すだけでもいいと思います。 ◆「自分が教師なら」というメモで着任に備える 女性 22歳 埼玉県 中学校(保健体育) 大学(院)生 ここは大事だと思った所をスクラップにし、今の考えや自分が教師になったときにどうするかということを書いています。私が読み始めたのは教員採用試験が終わって合格発表が出たあとでした。4月までに責任と自覚を深めたいと思い、申し込みました。今は教員採用試験前から申し込んでおくべきだったかなと感じています。内容はもちろん、記者の考え方にも共感でき、とても勉強になります。教育新聞は現職の教員や教員志望者はもちろん、それ以外の人たちにもぜひ読んで欲しいと思います。 ◆キーワードだけを拾ってノートに 男性 35歳 愛知県 高校(英語) 非常勤講師・非正規教員 教採対策の面接回答に対してキーワードだけを拾ってブレインストームの形式でノートにまとめました。後で見易くするためと自分の言葉にして話ができるように必要最低限にしたかったからです。面接や教職教養で必要となる教師としての心構えや教育時事を学び取るための信頼おける情報源として非常に役立ちました。それらを読み込んで現在の教育時事を正しく捉えたことや教師として求められている教育観を心に落とせたことが面接の返答内容のベースになりました。 ◆勉強の合間などで電子版と新聞宅配を使いこなす 男性 22歳 埼玉県 小学校 大学(院)生 ウェブ版の教員採用試験対策記事はよく読んでいました。面接官がどんなことを求めているのか、そのようなことが書かれた記事はとても貴重でした。また、紙媒体のものは、自分の面接解答で柱になるものに近いものをピックアップして、ノートに貼り付けていました。ただ読むのなら意味のないものになってしまいがちです。勉強の合間など、隙間時間を使って、ぜひ教育への関心を高めてもらえればなと思います。 ◇ ◇ ◇ 最も力を入れた試験対策 筆記・面接44% 教員採用試験に合格した本紙読者に、最も力を入れた対策をお答えいただきました。 結果としては、筆記と面接がそれぞれ44%で最多になりました。また、いただいた意見で多くの人に共通するのが、教育新聞の使い方を上手に工夫していることです。 体験記をお寄せいただいたみなさん、ご協力に感謝します。 (編集局)

【Q1】合格できた一番の要因を教えてください。 【Q2】どの対策に最も力を入れましたか。 【Q3】筆記試験対策のポイントを教えてください。 【Q4】面接試験対策のポイントを教えてください。 【Q5】「教育新聞」の活用法を教えてください。   周囲への感謝と向上心や継続が大切 男性 21歳 新潟県 小学校 大学(院)生 【Q1】 周囲に支えられる中で最後まで諦めずに合格を信じ常に向上心を持ちつつ、学び続けたことが一番の合格要因だと思います。 日々の積み重ねと、絶対に受かるという気持ちで勉強に取り組みました。1次試験も2次試験も一人ではなく、周りの友人や先生に支えていただき自分の納得のいくまで取り組むこと、追求することを目標に勉強しました。毎日、「次の日になって、もっと勉強すればよかったと後悔しないくらい勉強しよう!」と思いながら勉強しました。周囲への感謝の気持ちと、向上心、継続することの3点が重要だと思います。 【Q2】 面接 【Q3】 教職教養、一般教養はとにかく回数をこなしました。一度覚えるだけで満足せず、何度も繰り返し行う中で人物名と行った内容、著書などを確認しました。小学校全科は苦手な所を見つけ、早い段階から取り組むこと、過去問分析を行い、傾向を確認することを意識して行いました。過去問は10年分を3回繰り返し行いました。また、指導要領などは暗記するだけでなく、目標などを書けるようになるまで覚えました。 論文は自分の目指す教師像を明確にして継続して行いました。最初は時間がかかりますが多くのテーマについて納得のいくまで書きました。試験最後の2週間は時間を計りながら、1日一つ異なるテーマで論文を書きました。周囲の友人、先生など、多くの人に添削してもらい、一つのテーマについて追求し、よりよいものを作ろうと思いながら論文を行いました。 【Q4】 面接では自分がどのような教師になりたいのか、なぜなりたいのかを考え、教師像、教育観を深めることを意識しました。子供が好きで教師になりたいという漠然とした理由ではなく、子供が好きで子供の成長にどのように携わりたいのか、自分には何ができるのかなどの教育観を、教育実習などを基に考え、日々考えました。また、受験自治体がどのような教師を求めているのか、県教育の目標は何かを調べ、なぜその県で働きたいのかをわかりやすい言葉で簡潔に説明できるように何度も練習しました。 さらに、教育時事については、教育新聞を3年間スクラップにまとめていたので文部科学省の動きや近年の教育問題などを整理し、自分の言葉でまとめることができました。場面指導では、「子供の行動には全て訳、理由がある」ということを軸に気持ちを引き出し、寄り添えるよう大学の先生と何度も練習しました。 【Q5】 気になった記事、文部科学省の動き、学習指導要領、採用試験についてなど、3年間スクラップブックにまとめました。自分の考えを記事の横に書き込んだり、要約することで理解の伴った学びができたと思います。面接直前や場面指導、模擬授業の前にも見直すことで当日も落ち着いて試験に臨むことができました。また、自分のまとめたものが形に残るので、自信にもつながりました。 早めの2次対策でやるべきこと明確に 女性 21歳 宮崎県 小学校 大学(院)生 【Q1】 2次試験対策を早めに始めたことで、自分がするべきことが分かっていたことです。 宮崎県の2次試験は、音楽実技・体育実技・面接・模擬授業・場面指導・集団討論と多くの項目があります。そのため、1次試験が終わったあとに始めると間に合わないという話を先生や先輩から聞いていました。そこで私は大学3年生の2月頃から、大学で行われていた2次対策の講座に積極的に参加することで対策を始めました。対策をする中で、集団討論や面接では最近の教育に関する情報が多く必要なことが分かったので、教育新聞をスクラップしていくことで情報や知識を蓄積していきました。 教育新聞には、いじめや不登校、アクティブ・ラーニングについてなど、さまざまな事例をふまえて書かれていることが多かったため、特に集団討論において意見を述べるうえで助かりました。 【Q2】 模擬授業・場面指導 【Q3】 教職教養については、とにかく問題を解くことです。 対策本を読んだり、暗記をしたりしても、いざ問題を解くと分からないということが多くあったので、とにかく宮崎の問題に限らず、いろいろな問題を解きました。解いていくうちに、問題のパターンや出されやすい法律・答申等が自ずと分かってきます。 全教科については、指導要領を全て覚える勢いで挑むことです。宮崎県はほとんどの問題が指導要領から出されるため、全教科の指導要領を何度も何度も読み込みました。友達と予想問題を作りあって交換したことも役に立ちました。 【Q4】 具体的な事例をなるべく挙げることができるようにすることです。 例えば、「私は責任感があります」だけでは何をもって責任感があるといえるのか分かりません。そのため「私は、高校生のとき部長していました。チームメートがまとまらず辛いこともありましたが、責任をもって最後までやりとげました」というように、自分が実際に行った出来事を付け加えることで、真実味が増し、自分らしさも出ます。しかし、長すぎると本当に言いたいことがぼやけてしまうので、ちょうどいい長さを心がけました。 【Q5】 集団討論では、できるだけ具体的な事例等を言うことで討論を深めることができるので、多くの情報・知識が必要になります。 そのため、私は教育新聞をスクラップして、集団討論で使えそうな事例を頭にいれておくようにしました。また、教育新聞のいじめや不登校に関する記事を読むことで、より深くそのことについて自分で考えるようになりました。そこで、考えたことを面接で話す材料として使うことができました。

教採対策として学校現場の仕事の年間の流れと、それに関わる学校経営の仕事をみてみよう。論作文、面接の回答にこれらの要素を取り入れたい。特に、学校経営への参画意識をもっているのを示す対応、評価が高くなる。

この保護者会は、休業中子供たちが健康・安全に過ごすこと、年末・年始に関わるわが国の行事、伝統・文化を知り豊かに生きる力へとつなぐ共通理解の場であると考えます。他の長期休業と違い、年末年始にかかる休みは、普段できないことが体験できます。