*教員採用試験/教員採用ジャーナル

月刊『教員養成セミナー』前編集長/教育ジャーナリスト 佐藤明彦

先日、知人の校長が「人に使われるのが嫌だから教師になった」と、三十数年前の志望動機について語っていた。教員はかつて「職人的」「一匹おおかみ的」な職業と言われていたことから、当時はそうしたイメージを持って志望する人も少なくなかったであろう。現在においても、教員の仕事の大半は単独で遂行する。授業は基本的に一人で担い、その準備なども一人で行う。細かなことに周囲の教員が口を挟んでくることはないし、民間企業のように同僚と協力しながら何かを作り上げるような機会も少ない。しかし、この仕事を「職人的」「一匹おおかみ的」に捉えて教採試験に臨めば、痛い目に遭う。面接試験で「一人で仕事をしたいから」「周囲と協力するのが苦手だから」などと志望動機を述べようものなら、大幅に減点されるに違いない。 教員組織はかつて「鍋ぶた型」と呼ばれ、校長と教頭だけが飛び出ていて、他の教員は横並びとされていた。……

eye-catch_1024-768_kamiya2017kei塾主任講師 神谷正孝

気になる言葉は調べる習慣を
 
 皆さんこんにちは。仙台を拠点とする教員採用試験対策専門スクールkei塾主任講師の神谷です。今年受験されている方は、1次試験お疲れさまでした。また、1次合格された方、これからが本番です。そうしたことも踏まえて、今回取り上げるのは、「面接でも問われる専門用語」についてです。面接や論文試験において、「知っていることを前提に問われること」も多くあります。1次対策としてこのコンテンツを利用している方も必見です。筆記試験でも出題されています!
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◆アウトカム指標
基本的には「成果・結果」の意味です。「アウトカム指標」とは、施策や事業の実施によって得られる効果や成果を表す指標を指します。直接的な成果物ではなく、それを実現することで得られる間接的な効果が成果(アウトカム)です。 例えば、授業時数を増加させることは直接発生した成果物・事業量(=アウトプット)であり、その実施によって学力が向上することが成果(=アウトカム)と言えるでしょう。
◆アカウンタビリティー
直訳すれば「説明責任」となります。……

月刊『教員養成セミナー』前編集長/教育ジャーナリスト 佐藤明彦

新聞・テレビ、書籍などには、使用を控えるべき「差別用語」がある。具体的に、視覚・聴覚障害者や体の不自由な人、理性の欠如した人などを意味する蔑称(ここでは挙げられない)が差別用語(放送禁止用語)としてリスト化され、各社とも不使用を徹底している。テレビの生放送などでうっかり誰かがしゃべってしまえば、後で司会が謝罪することになる。 当然のことだが、これら差別用語は教員採用試験の論文・面接においても、使用してはならない。使用すれば常識を疑われ、悪気の有無に関係なく減点される。差別用語の中には、少し意外なものもあるので、事前にネットなどで確認しておくとよい。 教員採用試験においては、これら差別用語以外にも、使用が望ましくない用語がある。……

ここ数年、教職志望者の減少が指摘されている。いわゆるブラック部活動など教師の仕事の大変さばかりがクローズアップされたり、加えて民間企業の採用が好調であったりすることがその要因であろうか。いうまでもなく、教師はやりがいと魅力のある職業である。ここでは、元全日本中学校会長で「教育新聞」論説委員室顧問である佐野金吾氏に、教職志望者に向け、改めて教師という仕事の素晴らしさをつづってもらった。面接では、教職への熱意を語ることが必要とされている。ぜひ参考にもしてもらいたい。

生徒とともに成長を続ける 熱意を傾けられる仕事として

生徒の成長に感動する
教師は、生徒の心と体の成長に大きく関わっている職業です。特に中学生は子供から大人へと心身共に急激に成長していきますので、教師はその姿を身近に感じ、見守り、支援に深く関わることになります。 中学校生活を通して最も感動的な場面は卒業式でしょう。特に、初めての学級担任として生徒と共に過ごした3年間、そして教職生活最初の卒業生を送り出す卒業式、立派に成長した姿に接したときの感動は、生涯忘れることはできないでしょう。 この感動こそが教師としての原動力です。……

eye-catch_1024-768_kenmochi帝京科学大学教育人間科学部教授 釼持 勉

  この時期、教員採用選考の1次試験を終えて、2次に向けての取り組みを始めた受験者が多いと思う。その際、個人面接、集団討論、実技などを優先し、模擬授業にウエートをおいた取り組みはどうしても滞る傾向がある。  では、模擬授業に臨むに当たって、何をどう整理していけばよいか。 (1)板書力を確かめる……

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テーマ
教師になって壁にぶつかり、どうしようもなくなってしまったとき、どのように対処しますか。
○回答
◯ 一人で抱え込んで悩んでいても解決しそうにない問題は、仲間や上司に相談します。現状を自分なりに整理して、初任者指導担当や学年主任の先生に相談し、指導を受けて対処します。 また、日頃から指導法や教材のアイデアを聞いたり話したりできるようにして、相談できる友達や先輩との関係を大事にするように努めます。私は教育実習で、先生方は自分から聞いたり質問したりすると、親身になって教えてくださることを経験しました。 この経験から、一人で抱え込んで悩まず、経験豊かな先生方の助言を受けて、対処の仕方を決めていこうと考えています。……

月刊『教員養成セミナー』前編集長/教育ジャーナリスト 佐藤明彦

教採試験は、大学受験と同様、志願書を提出するところからスタートする。志願書は、いわゆる受験申し込みの「手続き」に該当するわけだが、自治体によっては履歴のほかに、「志望動機」や「自己PR」を記入させる。そうした志願書の体裁は、民間企業のエントリーシートに近い。 民間企業の就活との大きな違いは、エントリー段階で「落とされる」ことがない点である。さらに言えば、志願書自体が採点されることもない。それなのに、なぜ「志望動機」や「自己PR」を書かせるのか、疑問を持つ人もいるであろう。結論から言えば、「志望動機」や「自己PR」は、面接試験において手元資料として活用するためにある。面接官は、志願書の記述内容を見ながら質問を組み立てる。例えば、「志望動機」欄に「自治体の教育方針に共感したから」と書かれていれば、「具体的にどのような点に共感したのか?」などと質問する。「自己PR」欄に「リーダーシップがある」と書かれていれば、「具体的に発揮した場面は?」などと質問する。なお、志願書に「志望動機」や「自己PR」の記入欄がない自治体もある。そうした自治体の多くは、1次試験合格者に「面接票」を記入・提出させる。 いずれにせよ、面接官が質問を組み立てる際のよりどころとして活用するのが志願書であり「志望動機」「自己PR」である。……

すでに1次試験が終わり、2次試験の準備をしている受験者も多いだろう。すぐに役立つアドバイスを示す。 ▽身だしなみはさわやかさと清潔さ=ポイントは、髪形を含め若さを感じさせ、控えめで清潔感があり、さわやかであることが第一。女性の場合、メークも普段より少し控えめに。特に個性的である必要はない。教員らしい身だしなみの行き届いた人物、という評価を得たい。 ▽前日に確認すること=教育委員会に提出したエントリーシート、履歴書、志望理由、自己PRなどのコピーをしっかりと読む。志望理由や自己PRをきちんと確認する。面接における回答と齟齬(そご)がないようにする。試験会場の確認(経路)、持ち物(受験票、筆記用具、財布、定期入れなど)のチェックを忘れずに。 ▽想定内の質問のおさらいをする=想定できる質問の筆頭は、受験者自身に関するものである。……

月刊『教員養成セミナー』前編集長/教育ジャーナリスト 佐藤明彦

「教員不足」が、大きな教育トピックとして取り沙汰されている。今年度当初には、産休・育休者や急な退職者の欠員を補充できず、授業できない状況に追い込まれた学校も多かった。臨時免許状の発行や免許外教科担任制度の活用でしのいでいるケースも、枚挙にいとまがない。 こうした状況はすなわち、「教壇に立つ」ハードルが下がっていることを意味する。大学へ通って教職課程を履修し、教員免許状さえ取得すれば、たとえ教員採用試験に合格できずとも、たいていの場合は非正規教員として雇用されるからだ。 非正規雇用のうち、臨時的任用教員については、正規教員とそん色ない給与が支給され、ボーナスもある。……

メンタルトレーナー 加藤 史子
7月は教員採用試験本番のとき。試験では、これまでに蓄えてきた実力を十分に発揮して、無事合格してもらいたい。そこで、実力を発揮するメンタルの持ち方について、メンタルトレーナーの加藤史子さんに解説してもらった。 ◇ 教員採用試験が近づいてきました。教員を目指す皆さんの緊張感も増してきていると思います。どんなにあがってしまっても冷静さを取り戻し、最大限に実力を発揮する方法は、拙著新刊『あがっても大丈夫! 3秒であがり症を克服する技術』(ごきげんビジネス出版)に33個紹介していますが、ここでは三つの方法をご紹介します。 〔メントレ1 おなかを意識するだけ〕=1週間前から当日 あがっているときは、上の空になったり、地に足が着かない状態になったりします。……