*教員採用試験/教員採用ジャーナル

eye-catch_1024-768_kamiya2017kei塾主任講師 神谷正孝

 指導要領と併せて理解を
皆さんこんにちは。仙台を拠点とする教員採用試験対策専門スクールkei塾主任講師の神谷です。今回取り上げるのは、「第3期教育振興基本計画」です。2006年の教育基本法改正により、政府が作成することになった「教育振興基本計画」は、08年度からの第1期計画、13年度からの第2期計画に引き続き、中教審の答申を基にした18年度からの第3期計画が、この6月に閣議決定されました。今夏の試験で、計画そのものが直接出題されることはないと思われますが、現状分析と今後5年間の教育のビジョンが示されており、一読すると教育時事の全てが分かります。学習指導要領改訂の背景と併せて理解するとよいでしょう。 ◇  ◇  ◇ 教育振興計画は政府が策定する計画で、PDCAというマネジメントサイクルに行政政策を当てはめるものです。数値的な目標達成も考慮した評価指標と前回計画の評価に基づく改善方策をまとめたもので、「基本的な方針」の下、複数の具体的な政策がぶら下がっています。政府が策定した計画を基に、各都道府県においても作成されています。 最近の1次試験筆記試験では、ご当地教育時事として、行政政策等が出題されることも多くなっています。……

eye-catch_1024-768_kenmochi帝京科学大学教育人間科学部教授 釼持 勉

模擬授業をしている間、教壇から一歩も離れず、前面だけでの授業がよいのだろうか。 わずか10分程度の間に、机間指導は必要なのか。何もしないほうがよいのか。するとしたらどのようなタイミングで行えばよいのか。 これらを考えてみよう。……

月刊『教員養成セミナー』前編集長/教育ジャーナリスト 佐藤明彦

学習指導要領が、約10年に1回の改訂時期を迎えている。小学校では2020年度から、中学校では2021年度から全面実施予定で、「社会に開かれた教育課程」や「主体的・対話的で深い学び」への取り組みがスタートする。現場の教員にとっては、何かと大変な時期であろう。 「大変」といえば、教員採用試験の受験者も同様で、10年に1回の改訂時期に当たってしまったことは不運と言うほかない。新学習指導要領は目指す理念が非常に難解で、対策が難儀だからだ。「『深い学び』とはどのようなものか」と問われれば、講師経験者も含めた多くの受験者が回答に窮するに違いない。 2018年度実施試験においては、筆記試験での対策も必要となる。……

月刊『教員養成セミナー』前編集長/教育ジャーナリスト 佐藤明彦

教員採用試験では、自治体によっては論文試験がある。「論文」と言っても、長さはせいぜい1000字前後。400字詰め原稿用紙で2~3枚程度であるから、むしろ「作文」と呼んだ方が適切かもしれない。自治体によっては、「小論文」「論作文」などと呼ばれており、学術的な論文とは全く非なるものと捉えた方がよい。 それこそ卒業論文や博士論文をイメージして本番に臨めば、痛い目に遭う。これら論文では「定量的考察」に基づく「客観的見解」が求められるのに対し、教員採用試験では「個人的経験」に基づく「主観的見解」が求められるからだ。 もし日本の学校教育を客観的に考察し、淡々と課題や解決策を論じたとしたら、評論家のようだとして良い評価は与えられない。……

月刊『教員養成セミナー』前編集長/教育ジャーナリスト 佐藤明彦

各自治体から続々と、今年度実施試験の志願状況が公表されている。全体として言えるのは、志願者数が減少傾向にあること。採用見込み数を減らした自治体においても、志願者数の大幅減によって倍率が下がるという状況が、各地で見られる。 全国最多の志願者数を集める東京都では、小学校の競争倍率が2.7倍となり、前年度(3.6倍)より0.9ポイント下がった。中学・高校に至っては前年度の9.7倍から半分近い5.0倍にまで低下するなど、過去に類をみない大幅低下となった。大阪府も、中学校で5.9倍(前年度7.7倍)、高校で11.7倍と(前年度13.1倍)と、軒並み倍率を下げている。その他の自治体も、中学校と高校を中心に、志望者減が目立つ。 志願者減の背景は、大きく二つある。……

 教員採用試験本番までもう1カ月を切った。試験直前に取り組むべきこと、さらに不安を取り除いて試験当日に実力をきちんと発揮できるようにするにはどのようにしたらよいか、などにつき見てみよう。
教育時事には自分の考えを
 筆記試験に関しては、不得意分野を克服することに力を入れる。1冊の問題集に絞って、繰り返し取り組むことも有効だ。時事問題の比率を高める自治体が多くなってきているので、十分な対策が必要だ。特に新しい学習指導要領については、必須である。  「教採試験における教育時事のキーワード」などをリンクしておいた。……

 7月に入るといよいよ採用試験の本番である。前回に続いて、「論作文で他と差をつける」ポイントを紹介する。
 教育時事の理解をしっかりと
  教育時事については、知っているかどうかということがまず必ず問われる。調査結果などの場合、細かい数字はともかくとして、全体的な傾向や課題等についてはしっかりと理解しておくことが大切だ。  また、内容や背景だけではなく、専門家の論評などにも、代表的なものだけでよいから目を通しておきたい。……

eye-catch_1024-768_kenmochi帝京科学大学教育人間科学部教授 釼持 勉

 模擬授業で自信をもった対応をしていくには、話し言葉を全文記録することを前回に提言した。具体的にどうすればよいのか。導入段階での記録を以下のように取ることを勧める。算数を例にして説明する。  「これから授業を始めます」「昨日の振り返りをします」「昨日の計算では2桁×2桁の計算の仕方を学びました」「今から式を伝えますので、その解答をどのように導き出したか隣の子と相互交流をしましょう」「では、式を書きます」「1分間で自分の答えを出しましょう」「どのような方法で答えを出したかを説明し合いましょう」「全体の中で説明をしてください」などと導入段階で指示をして、展開していくことになる。  「それでは、本時の目標を書きます。○○○○です」「皆で目標を視写しなさい」「それでは皆で声に出して読みなさい」「今日はこの目標を達成するために、○○の方法で取り組みましょう」というような言葉は確実に記録(メモ)を取っておくことが必要となる。……

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テーマ
 6月4~10日は「虫歯予防デー」「歯の衛生週間」でした。その目的・意義について、あなたの考えと取り組み方を教えてください。
○回答
 「虫歯予防デー」「歯の衛生週間」は、歯の衛生について正しい知識を普及させ啓発すること、歯科疾患の予防処置の徹底、すなわち歯科疾患の早期発見・早期治療の励行により、歯の寿命を延ばし国民の健康増進に寄与することにあります。  健康の維持増進に必要な能力や態度の習得、健康なライフスタイルの確立など、社会の健康づくりにとって学校の健康教育の果たす役割は極めて大きいと考えます。……

月刊『教員養成セミナー』前編集長/教育ジャーナリスト 佐藤明彦
過去10年ほど、各自治体の教員採用試験を見てきた中で感じるのは、どの自治体も「秀才型」の教員を求めなくなったことだ。教育課題を表層的なレベルで捉えず、深く踏み込んで理解している人物、あるいは理解しようとする人物を求めるようになってきている。 例えば、面接試験の定番質問の一つに、「教師になろうと思った理由」があるが、卒なく回答したいなら、あらかじめ回答を文字に起こして、暗記して臨めばよい。しかし、昨今の面接試験の質疑応答は「1往復」では終わらないことが多い。「中学時代の恩師に憧れて」と回答すれば、多くの面接官は「なぜ、憧れたのか」「どこが優れていたのか」などと、もう一歩踏み込んで質問してくる。「暗記型」の対策で本番に臨んだ受験者の多くは、ここで痛い目に遭う。 同様の傾向は、筆記試験においても見られる。……