*教員採用試験/教員採用ジャーナル

教採対策として学校現場の仕事の年間の流れと、それに関わる学校経営の仕事をみてみよう。論作文、面接の回答にこれらの要素を取り入れたい。特に、学校経営への参画意識をもっているのを示す対応、評価が高くなる。

平成26年度(平成25年度実施)実施要項より基本情報を抜粋しています。最終確認は必ず実施要項で行ってください。

文部科学省は昨年12月、公立学校教員の今後5年間における採用見込数について、全国集計と11地域ブロックごとの集計を公表した。今夏選考の平成24度採用見込み数は、3万105人で前年から568人増加する。25年度以降は、3万人台前半で推移し、ピークの27年度には3万1,862人に達する。

A1―1 教室に忘れ物表を掲示し、一回忘れ物をしたごとに丸を付けていき、意識させます。 Q1―1 教室にそのようなものを掲示していいでしょうか。 

かっとなって生徒を激しい言葉で叱ってしまいました。その後で、どのように対応しますか。

皆さんこんにちは。仙台を拠点とする教員採用試験対策専門スクールkei塾主任講師の神谷です。10月、文部科学省から平成27年度の「児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に関する調査(問題行動調査)」の結果が公表されました。本紙面においても考察がなされているところですが、採用試験対策としてどこに注目すべきか、ポイントを整理してみたいと思います。今回は、「いじめ」問題を取り上げたいと思います。

元東京都公立中学校長 磯谷 律子   昨年12回に分けて、「面接試験の極意」を執筆したが、今回は、直前対策として、重要点を4回に分けた特別編を掲載する。昨年の記事を手元に置いて読むことを勧める(教育新聞電子版で閲覧可)。面接の質問内容は、自分のことか教育のこと2点のみである。範囲は限定されているので、特に恐れる必要はない。 1.面接官の気持ちを知ることで適切な対応ができる。 面接官は、受験する自治体の教育委員会事務局と現役校長(副校長)が主である。そのため、受け答えの様子や回答、服装・姿勢等から次の4点を見ている。 (1)教員として教壇に立つのにふさわしい資質のある人物か↓心身ともに健康であることを示すために、自然な笑顔で、明るく元気にハッキリと話す。 (2)うちの学校(自治体)に教員として、すぐにでも来てほしい人物か↓教育施策に賛同し、道徳教育は○○のように工夫していく、など専門性の高さを述べる。法令順守に関しては、「多くの教員は職務を果たしている。しかし、一部の教員の不祥事のために他の教員もそのようであると思われることに心が痛む。私は教育公務員としてのプライドを持ち、子供にとって魅力的な大人であるために法令を順守する」と答える。 (3)自分のことを二の次にしても、子供のために働ける人物か→「困難さを抱える子供がいても、未来への夢を持たせ、夢を実現させるために、粘り強くかかわっていく」と、子供への愛情が深いことを示す。 (4)自ら進んで人とかかわっていける人物か→「教育者として円滑に仕事をするためには、多くの人とコミュニケーションを図ることが大切と考えて、今までも行動してきた」と協調性が高いことを示す。 2.今日から実践することで、本番の様子が見えてくる (1)相手を意識して声を出す訓練―いすに腰を下ろし、鏡の前で行う a.正面を向き、背筋を伸ばし、膝に手を置く。30分近く姿勢を崩さない。 b.受験する自治体の求める教師像・教育施策をゆっくり読む。次に、同じ文を誰かに話すつもりで、テンポや、間の取り方などを工夫して読む(話す)。 c.定番の質問(連載「面接の極意」参照)には想定問題集を作り、声に出して言う。声に出すと無駄の多い表現がチェックしやすい。回答が長くなるときは「2点あります。1点目は~」と言う。30秒以内が目安。 (2)知人や上司に依頼して面接練習をする。その際、次の点を評価してもらう a.視線。相手の目に視線を合わせて回答する。それ以外は、両目の目尻と鼻の中間を結んだ三角ゾーンをソフトに見る。上目遣い、見下ろす様な視線は×。 b.正しい言葉遣い。「A小学校に勤めさせていただいております→勤めています」。面接官は昭和生まれ。難語・タメ語は禁止。「しかし」「でも」も不要。 c.回答は、簡潔明瞭で端的に。例や解説は求められない限り言わない。

本連載も今回が今年度の最終回になります。これまでの回を振り返ると、▽第1回(平成26年10月27日付)試験に出る教育時事/教育時事の3大トピックス▽第2回(27年1月22日付)教育委員会制度の改革/学習指導要領の改訂に向けた動向/試験に出る定番調査▽第3回(27年2月2日付)いじめ/体罰▽第4回(27年6月15日)児童生徒の安全確保――などのテーマを取り上げ解説しました。

「面接は何を聞かれるか分からないから、とても不安」という受験者も少なくない。しかし、聞かれることの多くは自分自身に関することか、教育に関することである。例えば、政治や経済などについて聞かれることはまずない、と言ってよい。したがって、教育については基礎的なことを学ぶとともに、時事をしっかりと押さえておけば、ほぼ対応できる。論作文の内容についても同様である。

東京都は3月28日、大阪府は4月1日に、平成27年度公立学校教員採用選考の実施要項を発表した。採用見込み数は前年度に比べ、東京都が中学・高校(共通区分)で約7割増やし、大阪府も高校を約2割増やした。両自治体とも小学校は前年度並みの採用見込み。