*教員採用試験/教員採用ジャーナル

月刊『教員養成セミナー』前編集長/教育ジャーナリスト 佐藤明彦
過去10年ほど、各自治体の教員採用試験を見てきた中で感じるのは、どの自治体も「秀才型」の教員を求めなくなったことだ。教育課題を表層的なレベルで捉えず、深く踏み込んで理解している人物、あるいは理解しようとする人物を求めるようになってきている。 例えば、面接試験の定番質問の一つに、「教師になろうと思った理由」があるが、卒なく回答したいなら、あらかじめ回答を文字に起こして、暗記して臨めばよい。しかし、昨今の面接試験の質疑応答は「1往復」では終わらないことが多い。「中学時代の恩師に憧れて」と回答すれば、多くの面接官は「なぜ、憧れたのか」「どこが優れていたのか」などと、もう一歩踏み込んで質問してくる。「暗記型」の対策で本番に臨んだ受験者の多くは、ここで痛い目に遭う。 同様の傾向は、筆記試験においても見られる。……

 いよいよ来月は、採用試験の本番である。直前対策として、他の受験者と差をつけるための論作文執筆のポイントをいくつか紹介しよう。 実際の体験を大切にする  論文を説得力のあるものとするには、体験を含めて自分の考えを述べる部分が重要となる。新任教師にも実践的指導力が求められる現場の実態から考えると、体験の重みがより一層増してくる。教育実習で子供たちと話し、今、何に興味を持っているかを知った、どういうときに学習意欲が増すのか分かった、などの実体験を適切に取り入れると論文がいきいきとしてくる。  実際に、学校現場での体験は、教育実習以外では難しい。……

eye-catch_1024-768_gakusyu-point_fin学習指導案には、いくつかのパターンがある。教育実習で世話になっている学校で、指導教官や他の教師に相談して実際に作成した学習指導案を見せてもらう。また、公開研究会に行き、公開授業を参観すれば、その時間の単元指導計画や学習指導案が配布される。先輩教師の優れた授業も参観できる。 そうした努力の下、日頃から学習指導案作成の練習をしておけば、単元のどこが重要なのか、指導のヤマ場はどこか、発問をどのようにするか、その反応はどのようなものかをつかめるようになる。 採用試験であらかじめ課題が与えられ、事前に作成していく場合は、なるべく早めに作成して、大学の教官などに必ず見てもらうことだ。

eye-catch_1024-768_kamiya2017kei塾主任講師 神谷正孝

皆さんこんにちは。仙台を拠点とする教員採用試験対策専門スクールkei塾主任講師の神谷です。今回取り上げるのは、2017年改訂学習指導要領の先行実施として、小学校でこの4月から始まった中学年の「外国語活動」および高学年の「外国語」についてです。教員採用試験においても、受験者の外国語の能力を積極的に評価しようという流れも加速しています。また、特に小学校受験者などは2次試験においても、問われる項目であると言えます。これを機にしっかりと内容を確認しておきましょう。 ◇ 学習指導要領改訂の基になった中教審答申では、「グローバル化の急速な進展が、社会のあらゆる分野に影響する現在やこれからの社会の在り方を考えると、外国語、特に国際共通語としての英語によるコミュニケーション能力は、これまでのように一部の業種や職種だけでなく、子供たちがどのような職業に就くとしても、生涯にわたるさまざまな場面で必要とされることが想定され、今まで以上にその能力の向上が課題となっている」と指摘されています(傍線引用者)。 ヒトやモノがたやすく国境を越えて、経済のグローバル化が一層進展する2030年代以降の社会においても、外国語によるコミュニケーション能力は非常に重要です。……

eye-catch_1024-768_kenmochi帝京科学大学教育人間科学部教授 釼持 勉

模擬授業において、教師としてどのような話し方をすればよいか、見てみよう。  「授業場面で話し方について注意される」「口癖があり、どうやって直せばよいかわからない」「文末の話し方がよくわからない」「声の大きさをどう判断すればよいかわからない」「自分の考え方や進め方に自信を持てない」などの課題がよく指摘される。教師の発する音声言語活動を確かにする手だてを講じたい。 (1)発音・発声が確かか  模擬授業を実施する教室は、高等学校の一教室であることが少なくない。……

教員採用試験も本番まであと2カ月余りとなった。試験直前に何に取り組んだらよいか、さらに不安を取り除いて試験当日に実力をきちんと発揮できるようにするにはどうすればよいか、直前対策として見てみよう。残り2カ月は、筆記、論作文、面接など全て本番と同じ条件で取り組むことが大事だ。そして、何よりも大切なのは、健康に留意して体調万全で本番当日を迎えることである。

和歌山県教委はこのほど、2019年度の教員採用試験の実施要項を発表した。その中で「高等学校の全ての教科を博士号取得者特別選考の対象教科とする」「小学校教員について、英語の教員免許所持に関する加点制度を新設」「特別支援学校教員について、『講師経験による免除』の拡大」など、主な変更点を公表した。

教員志望者で現在、教育実習の最中の方もいるだろう。児童生徒を前にした初めての授業で戸惑うことが多いかもしれない。中でも、学習指導案の作成に苦労していないだろうか。

 模擬授業を、ある場面に応じて展開させる自治体がある。事前に場面を数項目示され、当日は5分程度の授業を実施する、あるいは、当日に示された場面に合わせて構想時間を設定して授業を実施するといったケースがある。最終的には、臨機応変に場面指導に対応できたかが評価につながってくる。

子供とのコミュニケーションは具体的に 教育実習で、児童(生徒)とどのようにコミュニケーションをとりましたか。