本紙は、2020年度公立学校教員採用試験(2019年度実施)の動向を探るため、全国65都道府県・指定都市教育委員会の採用試験担当課長に書面インタビューを行いました(回答は3月中旬時点のものです、最終確認は各教育委員会の実施要項を参照ください)。
北海道・札幌市教育委員会 (道)教職員課長 添田 雅之
【1.求める教師像】
北海道における「求める教員像」は次の三つです。
(1)教育者として、強い使命感・倫理観と、子供への深い教育的愛情を、常に持ち続ける教員
(2)教育の専門家として、実践的指導力や専門性の向上に、主体的に取り組む教員
(3)学校づくりを担う一員として、地域等とも連携・協働しながら、課題解決に取り組む教員
【2.選考の特徴・主な変更点】
今年度から、より人物を重視するため、個別面接を2回実施しております。2020年度の教員採用選考検査から、第1次検査会場に東京会場を追加する予定です。
なお、検査の内容については、現在検討中です。4月に配布予定の実施要領をご確認ください。
【3.2020年度採用選考の日程等】
《願書配布》4月上旬予定 《受付期間》4月24日~5月17日
《1次検査》6月23日 《2次検査》8月2日~4日
【4.2020年度採用の見込み数】
採用予定数については、4月に配布予定の実施要領で公表します。
【5.人物試験の評価観点】
実施要領公表以降にお知らせする予定です。
【6.受験者へメッセージ】
Q1を参照してください。
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〈2018年度実施試験 一般選考データ〉
【7.受験状況(受験者、合格者、倍率の順)】
▽小学校:758人、615人、1.2倍▽中学校:973人、380人、2.6倍▽高等学校:1073人、303人、3.5倍▽特別支援学校:387人、102人、3.8倍▽養護教諭:216人、156人、1.4倍▽栄養教諭:98人、22人、4.5倍▽合計(実人数):3227人、1578人、2.0倍
※併願者は第1希望区分、第2希望区分にそれぞれ重複計上
【8.試験内容・配点】
《1次検査》教養検査(一般・教職)、専門検査Ⅰ・Ⅱ
《2次検査》適性検査、教科等指導法検査、論文検査(社会人特別選考のみ)、面接検査Ⅰ・Ⅱ、実技検査(特定校種、教科のみ)
※試験ごとの配点については、ホームページ上で公開しています。なお、合格基準点についてはありません。
【9.論文課題】
《社会人特別選考のみ論文検査を実施》 ▽指定字数:800字以内▽課題内容:北海道総務部法制文書課行政情報センターにおいて閲覧可能です。
【10.面接試験の実施方法】
2018年度から、集団面接と模擬授業を廃止し、より人物を重視した面接とするため、個別面接を2回実施しています。個別面接の所要時間は、それぞれ20分です。
青森県教育委員会 教職員課長 赤尾 芳伸
【1.求める教師像】
本県のめざす教員像として、
(1)教育者としての使命感や誇り、責任感をもち、教育活動に当たる教員
(2)豊かな人間性や社会性をもち、多様な他者と関わることができる教員
(3)学び続ける向上心をもち、常により良い実践を追い求める教員
(4)児童生徒が生きていく未来社会を見据え、教育課題に挑戦し続ける教員
(5)高度専門職としての高い知識や技能、指導力を身に付けている教員
(6)家庭・地域社会との連携を図り、学校としての組織的対応ができる教員を求めています。
【2.選考の特徴・主な変更点】
筆記試験・集団討論・実技試験・面接・小論文等を実施し、選考基準を定め選考を行います。
なお、2020年度教員採用候補者選考試験(2019年度実施)より、中学校および高等学校等における英語教員の指導力・英語力の向上を促進するための取組として、中学校および高等学校(特別支援学校を含む)教諭の英語受験者のうち、英検等の資格を有する者で一定の基準を満たす場合、第1次試験の専門教科試験を免除します。
また、複数免許状を有する受験者および司書教諭資格を有する受験者に対して、専門教科試験の得点に加点する制度を導入します。
小学校教諭および特別支援学校小学部教諭受験者は、15点を上限として、中学校教諭、高等学校教諭、特別支援学校中学部教諭および特別支援学校高等部教諭受験者は、5点を上限として、第1次試験の専門教科試験の得点に加点します。
【3.2020年度採用選考の日程等】
2020年度教員採用試験(2019年度実施)に関する日程については、現在のところ未定です。
なお、2018年度実施試験では次のとおりでした。
《願書の配布および受付》4月26日~5月18日(土曜日、日曜日、祝日を除く)
《1次試験》7月21日、22日 《2次試験》9月22日~24日
【4.2020年度採用の見込み数】
2020年度採用に関する採用見込み数については、現在のところ未定です。
なお、2018年度実施試験では次のとおりでした▽小学校120人▽中学校46人▽高等学校73人▽特別支援学校33人▽養護教諭約25人の計297人。
【5.人物試験の評価観点】
2020年度採用に関する評価基準については未定ですが、2019年度採用に関する評価基準は以下のとおりです。
《第2次試験における面接(模擬授業・個人面接)の評価の観点》
▽模擬授業は児童生徒にとってわかりやすい授業であるか▽教員としての使命感や教員になろうとする意欲があるか▽組織の一員として自覚を持ち、協力して職務を遂行しようとする協調性があるか▽児童生徒に対する教育的愛情があるか▽本県の教員として望ましい資質・能力について、総合的な適性があるか
《第2次試験における小論文の評価の観点》
[内容]▽出題の意図を的確にとらえ、自分の考え方を明確に述べているか▽出題の意図を自分なりに咀嚼(そしゃく)し、具体的に述べているか▽創造的に考え、主体的に述べているか▽教育に対する情熱や意欲、人間的な豊かさや感性を伝えているか
[表現]▽文章構成の工夫がなされ、論旨に一貫性があるか▽効果的な表現の仕方を工夫しているか▽文字の丁寧さ、誤字や脱字、送り仮名、句読点、主語と述語の関係、段落の分け方、文体が適切であるか[字数]▽601字以上800字以内でまとめているか
【6.受験者へメッセージ】
本県教育委員会では、「郷土に誇りを持ち、多様性を尊重し、創造力豊かで、新しい時代を主体的に切り開く人づくり」を目指し、学校教育等を推進することとしています。
本県のめざす教員像に込められた教員に対する期待に応えるために、広い教養、充実した指導力、心身の健康、教育者としての使命感・意欲、組織の一員としての自覚・協調性、児童生徒に対する深い教育的愛情等を身に付け、受験に臨んでください。
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〈2018年度実施試験 一般選考データ〉
【7.受験状況(受験者、合格者、倍率の順)】
▽小学校(314人、120人、2.6倍)▽中学校(392人、46人、8.5倍)▽高校(520人、73人、7.1倍)▽特別支援(149人、33人、4.5倍)▽養護(68人、25人、2.7倍)
【8.試験内容・配点】
《1次試験》 ▽一般・教職教養試験:100点▽専門試験[小学校(特別支援学校含む)]:320点▽専門試験[小学校以外(特別支援学校含む)]:100点▽特別支援教育に関する事項:50点▽集団討論:120点
《2次試験》 ▽面接(模擬授業・個人面接):150点▽小論文:30点▽音楽実技[小学校(特別支援学校含む)]:50点▽体育実技[小学校(特別支援学校含む)]:50点▽音楽・美術・書道・保健体育・家庭・英語実技[中学校・高等学校(特別支援学校含む)]:100点
【9.論文課題】
《全校種共通》 現代のグローバル社会においては、郷土に対する愛着と誇りを涵養する教育の推進が求められています。このことに教員としてどのように取り組むか、その背景にも触れながら、具体的に述べなさい(601字以上800字以内で書くこと)。
【10.面接試験の実施方法】
《1次試験》 集団討論
《2次試験》 模擬授業・個人面接
※青森県教育委員会のホームページにおいて、評価基準を公開しております。
岩手県教育委員会 教職員課総括課長 永井 榮一
【1.求める教師像】
本県では、(1)分かりやすい授業ができ、児童生徒に確かな学力を付けることができる教師、(2)児童生徒に対する愛情を持ち、一人一人の児童生徒と真剣に向き合うことができる教師、(3)豊かな人間性を持ち、幅広い教養と良識を身につけている教師、(4)教員としての使命感や責任感を持っている教師――を求めています。
【2.選考の特徴・主な変更点】
《選考の特徴》
〈一般選考〉1次試験で教職専門・論文・教科等専門の試験を行います。教科によっては実技試験も実施します。2次試験では面接および模擬授業を実施します。
〈特別選考〉▽スポーツ特別選考(中学校教諭および高等学校教諭)、社会人特別選考(高等学校教諭の工業)、特定教科特別選考(高等学校教諭の中国語、フランス語、家庭、水産・商船(機関))、岩手県現職教員特別選考(養護教諭と栄養教諭を除く)、他都道府県現職教員特別選考(栄養教諭を除く)、臨時的任用教員経験者特別選考(栄養教諭を除く)を実施します。
▽スポーツ特別選考においては、当該教科の普通免許状の有無にかかわらず出願できます。
▽社会人特別選考においては、当該教科の普通免許状の有無にかかわらず、博士の学位を有する方、または同一企業で3年以上勤務された方が出願できます。
▽特定教科特別選考においては、中国語は高等学校教諭の普通免許状を取得している方(国語または英語の普通免許状も取得している方)、フランス語は高等学校教諭の普通免許状を取得している方(英語の普通免許状も取得している方)、家庭は高等学校教諭の普通免許状と「調理師」または「栄養士」の資格を有する方、水産・商船(機関))は3級海技士の資格を取得している方が出願できます(いずれも2020年3月31日までに取得見込みも可)。
▽岩手県現職教員特別選考は、現に本県の公立小・中学校教員として在職している方で公立高等学校・特別支援学校教員として採用を志願する方、および本県の公立高等学校・特別支援学校教員として在職している方で、公立小・中学校教員として採用を志願する方が出願できます(いずれも採用後、2019年3月31日までに満3年(休職・育児休業等の期間を除く)に満たない方は出願不可)。
▽他都道府県現職教員特別選考においては、1970年4月2日以降に生まれた方で、他都道府県の国公立学校の正規教員として2019年3月31日現在で(休職・育児休業等の期間を除く)3年以上の経験を有し、現に引き続き任用されている方、かつ出願する校種および教科の教育職員免許法に規定する普通免許状を有している方が出願できます。
▽臨時的任用教員経験者特別選考においては、岩手県内の公立学校または同県内の国立大学法人附属学校において、2016年4月1日から2019年5月16日までに、常勤講師、非常勤講師、養護助教諭、非常勤養護助教諭または実習助手としての経験が通算で12月以上(1日でも勤務した月は1月とみなす)ある方が出願できます。
《主な変更点》
(1)他都道府県現職教員特別選考試験の受験資格を1970年4月2日以降に生まれた方とし、年齢制限を49歳に引き上げることとしました。
(2)採用予定数を、県立学校で10人程度(90人から80人へ)減らす予定です。
(3)高等学校教諭の一般選考で「情報」を募集します。
(4)高等学校教諭の受験者で「情報」の普通免許状を所有または取得見込みの方は、申請により1次試験の得点に加点措置を行うこととしました。(加点:10点)
【3.2020年度採用選考の日程等】
《要項等配布》4月5日~5月15日 《願書受付》4月25日~5月15日
《1次試験》7月20日・21日 《2次試験》8月下旬から9月下旬
【4.2020年度採用の見込み数】
▽小中学校:230人程度▽県立学校:80人程度▽養護教諭:30人程度▽栄養教諭:若干人
【5.人物試験の評価観点】
論文では、理解力・分析力・論理的な表現力・判断力等で評価します。また、面接試験では、社会性や人間性等について幅広い観点から評価します。
【6.受験者へメッセージ】
教科専門の得点割合が高いことから、教科の専門性を高めることを望みます。
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〈2018年度実施試験 一般選考データ〉
【7.受験状況(受験者、合格者、倍率の順)】
▽小学校:408人、150人、2.7倍▽中学校:377人、85人、4.4倍▽高等学校:399人、55人、7.3倍▽特別支援:90人、38人、2.4倍▽養護教諭:82人、40人、2.1倍▽栄養教諭:17人、3人、5.7倍
【8.試験内容・配点】
教職専門60点、論文40点、教科専門200点(実技試験がある場合はその点数を含む)。合格基準点は公表していません。
【9.論文課題】
指定字数は各校種とも1000字でした。
▽小学校・中学校・栄養教諭では、校舎への不審者侵入事案に対する教職員の対応事例を示したうえで、教職員の取った不適切な対応について理由を明らかにしながら指摘させるとともに、適切な対応とはどのようなものであるかを具体的に論ずる問題を出題しました。
▽県立学校・養護教諭では、チームとしての学校が求められる理由や、学級担任または養護教諭の立場であったならば、あなたはどのようなチーム作りが必要であると考え、そのチームの一員としてあなたはどのように行動するかを具体的に論ずる問題を出題しました。
【10.面接試験の実施方法】
個人面接・集団面接・模擬授業を行います。教師を志す理由、学習指導・生徒指導の在り方等について質問します。
宮城県教育委員会 教職員課長 中村 真太郎
【1.求める教師像】
宮城県では、まず実践力の基盤となる意欲・人間性における「教育への情熱」「たくましく豊かな人間性」「自己研さん力」を有していること、さらに学校の教育力の要素である「授業力」「生徒指導力」「子供理解」「学校を支える力」を教員が成長するために欠くことのできない資質・能力と捉え、一人ひとりの教員に求めています。
その中で、子供たちに最適の学びの場を提供すると共に、生涯にわたり学び続ける姿勢を持ち続け、東日本大震災の経験を踏まえ、宮城の創造的復興を実現し、持続可能な地域社会をつくるため未来を担う人材を育成する志を持ち続ける教員の育成を行っていきます。
【2.選考の特徴・主な変更点】
▽小学校の出願者は英検等指定の資格・スコアを有していることが望ましいこととします。
▽小学校の出願者のうち、英検等一定以上の資格・スコアの取得者および中・高「英語」の教諭免許状の取得者(取得見込み者)に加点を行います。▽小学校の「英語枠」の募集人数を増やします。
▽中学校・高等学校「英語」の出願者のうち、英検等一定以上の資格・スコアの取得者に加点を行います。▽第2次選考で名簿登載にならなかった総合ランク「C」の受験者に、1回のみ次年度の筆記試験を免除します。
【3.2020年度採用選考の日程等】
2020年度選考の日程の概要
《説明会》4月14日午後1時~(会場は宮城県庁講堂)
《願書配布》4月14日説明会にて配布、その後Webで選考要項公表
《受付》4月19日~5月10日(受付は原則として電子申請)
《1次選考》7月20日 《2次選考》9月上旬から中旬(実技試験含む)
※各情報は4月中旬にHP掲載。
【4.2020年度採用の見込み数】
未定です。
なお、2018年度実施試験では次のとおりでした。▽小学校150人程度▽中学校90人程度▽高校65人程度▽養護10人程度▽栄養若干人(中・高共通は中学校・高校に含む)
【5.人物試験の評価観点】
2次選考にて集団討議、個人面接Ⅰ・Ⅱを実施します。集団討議・個人面接において、教育への情熱や学び続ける意欲等、教員としてふさわしい資質と能力を備えているか、さらにものの見方や考え方が教育公務員としてふさわしいかを主な観点として評価を行っています。
【6.受験者へメッセージ】
専門教養や教職教養は採用試験のためだけではなく、今後の仕事の幹となる部分となることから専門分野に関する見識を深めるとともに、教育の諸問題に関心を持ち、関係法規等についても幅広い知識を身につけてください。
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〈2018年度実施試験 一般選考データ〉
【7.受験状況(受験者、合格者、倍率の順)】
※1次受験者、2次受験者、名簿登載者の順。▽小学校(1次480人、2次314人、名簿登載165人)▽中学校(1次404人、2次128人、名簿登載60人)▽中高(1次344人、2次99人、名簿登載39人)▽高校(1次496人、2次192人、名簿登載59人)▽養護教諭(1次111人、2次24人、名簿登載9人)▽栄養教諭A(1次3人、2次3人、名簿登載3人)▽栄養教諭B(1次23人、2次11人、名簿登載2人)
【8.試験内容・配点】
《1次選考》
▽全校種・教科筆記試験・適性検査のみの実施。▽配点:筆記試験1(専門教養)・筆記試験2(教養)共に配点を100点(60分)※筆記試験1(専門教養)一部教科にて共通問題40点専門問題60点(60分)。
《2次選考》
▽集団討議・個人面接Ⅰ・Ⅱ・実技試験(該当教科)▽評価:AからDまでの4段階で評価
【9.論文課題】
実施していません。
【10.面接試験の実施方法】
2次選考にて集団討議・個人面接Ⅰ・Ⅱを実施しています。
《集団討議》
グループ毎に設定されたテーマに関して集団討議を2回行う。
「テーマを正しく理解し,目的意識や問題意識を持ち,建設的な内容で討議ができるか。」「他者とのコミュニケーションを円滑に行なうことができる力を備えているか」という観点で討議を実施。
《個人面接Ⅰ》
「教育への情熱や学び続ける意欲等,教員としてふさわしい資質と能力を備えているか」という観点で面接を実施。
《個人面接Ⅱ》
「ものの見方や考え方が教育公務員としてふさわしいか」という観点で面接を実施。
※2020年度採用選考における内容については全て予定です。正式には4月中旬の募集要項にて確認願います。
仙台市教育委員会 教職員課長 鎌田 康彦
【1.求める教師像】
仙台市の求める教員像は、「教育者としての高い倫理観と使命感、情熱を持ち続ける教員」「人間味にあふれ、児童生徒・保護者・地域・同僚との関わりを大切にし続ける教員」「専門性や実践的な指導力の向上を目指し、学び続ける教員」の三つです。
いずれも「~し続ける教員」としているとおり、採用されてからも継続して努力を続けられる人材を求めています。
【2.選考の特徴・主な変更点】
《主な変更点》
〈新規〉
(1)小学校実技試験のうち、水泳を廃止します(ピアノ伴奏は昨年度より廃止)
(2)小学校英語資格加点を拡大します(加点20点対象の資格等を追加)
〈継続〉
(1)教育職現職者特別選考は、1次選考を適性検査のみとし全員を2次選考へ通過させます。講師等経験者特別選考では、筆記試験2(教養)を免除します
(2)(A)名簿登載者のうち既に当該の教員免許状を所有する方は、受験年度内採用を可能とします。
(3)教員免許状(特別支援・英語)の所有(取得見込みを含む)を要件とした加点および英語資格等による加点を実施します。
(4)採用選考は1次・2次とも全て土・日曜日に実施します。
(5)全ての校種・教科の〈筆記試験〉が東京会場で受験できます。
【3.2020年度採用選考の日程等】
《説明会》4月20日・22日(仙台会場)、4月19日・20日(東京会場)
《出願受付》4月19日~5月20日
《1次試験》▽7月20日〈筆記試験〉(仙台会場、東京会場)▽21日〈実技試験〉(仙台会場)
《2次試験》▽A日程:9月14日・15日〈小学校教諭〉▽B日程:9月21日・22日〈中教諭、中・高教諭、養護教諭、栄養教諭〉
【4.2020年度採用の見込み数】
未定です。
なお、2018年度実施試験の採用人数は次のとおりでした。▽小学校231人▽中学校104人▽高校14人▽特別支援10人▽養護8人▽栄養3人の計370人。
【5.人物試験の評価観点】
第2次選考では人物重視の観点から、三つの面接を実施します。
《教育実践力面接》作成した1単位時間の指導案をもとに質疑を行い、授業構想力や授業実践力、コミュニケーション能力を評価します。
《個人面接1・2》社会人としての常識、教師としての適性、コミュニケーション能力を総合的に評価します。
【6.受験者へメッセージ】
複雑化、多様化する学校現場の諸課題に対応するためには「たくましい精神力」「豊かな人間性」「確かな指導力」が必要です。受験者の皆さんには、教員としての専門性のみならず、あなた自身の持つ人間的な魅力にさらに磨きをかけて、ともに明日の仙台市を担う子供たちを育てる仲間となってほしいと願っています。
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〈2018年度実施試験 一般選考データ〉
【7.受験状況(受験者、合格者、倍率の順)】
▽小学校:513人、266人、1.9倍▽中学校教諭、中学校・高等学校教諭:574人、137人、4.2倍▽高等学校教諭:16人、3人、5.3倍▽養護教諭:129人、8人、16.1倍▽栄養教諭:22人、3人、7.3倍
【8.試験内容・配点】
《1次選考》
▽筆記試験1(専門教養)100点:中・高(音楽、美術、保健体育)
▽筆記試験1(専門教養)200点:上記教科以外の校種(職種)・教科(科目)
▽筆記試験2(教養)100点:全ての校種(職種)・教科(科目)
▽実技試験30点:小学校【体育実技】
▽実技試験100点:中・高(音楽、美術、保健体育、家庭)
▽実技試験50点:中・高(英語)
《2次選考》
教育実践力面接・個人面接1・個人面接2:全ての校種(職種)・教科(科目)
※配点は非公表。
【9.論文課題】
論文試験は実施していません。
【10.面接試験の実施方法】
《教育実践力面接》
▽内容 当日指定する教科・単元の、一単位時間の指導案を作成する。作成した指導案について面接委員の質問に答える(模擬授業は実施しない)。この授業で起こりうる児童生徒の様々な反応について、どう対応するかを答える。
▽主な評価の観点 授業構想力・授業実践力・コミュニケーション能力
《面接1・面接2》
▽内容 複数の面接委員による質問に答える。
▽主な評価の観点 社会人としての常識・教員としての適性・コミュニケーション能力
秋田県教育委員会 高校教育課長 渡部 克宏
【1.求める教師像】
次を基盤とした実践的指導力を有する人を求めています。
(1)教育者としての強い使命感と高い倫理観を身に付けている
(2)協調性と豊かなコミュニケーション能力を有している
(3)教育的愛情にあふれ、児童生徒の心身の状況を踏まえ、受容的・共感的に理解ができる
(4)個性豊かでたくましく、常に学び続ける探究力を有している
(5)教科等に関する深い専門的知識と広く豊かな教養を身に付けている
【2.選考の特徴・主な変更点】
《選考の特徴》
各種選考資料の評価およびその他の書類等を総合的に判断し、本県が求める教師像にふさわしい方を選考します。
《主な変更点》
(1)受験資格年齢の撤廃(2)大学推薦特別選考の対象となる大学の拡充
【3.2020年度採用選考の日程等】
日程等は、実施要項にて御確認ください(5月9日公表予定)。現在の予定は次のとおりです。
《説明会》5月11日(会場:カレッジプラザ講堂(秋田市中通2丁目1-51、明徳館ビル2階))、
《願書配布》5月10日~ 《受付》5月10日~5月31日
《1次試験》7月20日~23日※23日は予備日 《2次試験》9月13日~16日※16日は予備日
【4.2020年度採用の見込み数】
5月10日に実施要項にて公表します。
なお、2018年度実施試験の採用見込み数は以下のとおりでした。▽小学校等110人程度▽中学校等50人程度▽高校等16人程度▽特別支援等18人程度▽養護15人程度▽栄養若干人
【5.人物試験の評価観点】
《論文》教育に対して使命感と問題意識を持ちながら幅広く考察することができ、自己の主張を論理的に表現できるかどうかを評価します。
《面接》教育者としての強い使命感と高い倫理観を身に付けているか、また、協調性と豊かなコミュニケーション能力を有しているかどうかを評価します。
【6.受験者へメッセージ】
幅広い識見とともに教育者として必要な人間性を磨いてください。本県では、学び続ける教員を支える研修環境を整えて意欲ある皆さんを待っています。
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〈2018年度実施試験 一般選考データ〉
【7.受験状況(受験者、合格者、倍率の順)】
※一般選考のみ 小学校(304人、117人、2.6倍)中学校(365人、51人、7.2倍)高等学校(247人、15人、16.5倍)特別支援(109人、19人、5.7倍)養護教諭(55人、15人、3.7倍)栄養教諭(13人、1人、13.0倍)
【8.試験内容・配点】
前年度については次の通りです。
《1次試験》総合教養200点、専門教科科目200点、集団面接5段階評価、実技5段階評価
《2次試験》専門面接5段階評価、模擬授業5段階評価、論文5段階評価、実技3段階評価、日常英会話3段階評価、適性検査
【9.論文課題】
課題内容については秋田県総務部広報広聴課県政情報資料室において閲覧可能およびコピーが可能です。情報公開請求により、郵送にて取り寄せることもできます(手続きについては秋田県公式Webサイト「美の国あきたネット」をご覧ください)。
【10.面接試験の実施方法】
公表しておりません。
山形県教育委員会 教職員課長 日髙 伸哉
【1.求める教師像】
山形県教育委員会では、「つなぐ ~いのち、学び、地域~」をテーマに掲げ、「人間力に満ちあふれ、山形の未来をひらく人づくり」を基本目標として、広い視野と高い志をもった人づくりを推進しています。これらを踏まえ、本県では次のような方を求めています。
(1)児童生徒への深い教育愛と教育に対する強い使命感、責任感のある方
(2)明るく心身ともに健康で、高い倫理観と規範意識を備え、法令を順守する方
(3)豊かな教養とより高い専門性を身につけるために、常に学び、自らを向上させる姿勢をもち続ける方
(4)山形県の教員として、郷土を愛する心をもち、人とのつながりを大切にして、地域社会においてよりよい学校を築こうとする方
【2.選考の特徴・主な変更点】
《主な変更点》
詳しくは実施要項でご確認ください。
▽一般選考:小学校、特別支援学校小学部において、1次試験は「水泳」および「器械体操」を「水泳」とします。また、2次試験は「ピアノ演奏」および「歌唱」を「ピアノ演奏」とします。
▽現職教員特別選考:1次試験において、「教科・科目」「実技試験」「小論文」および「集団討議」を、「教科・科目」および「実技試験」とします。なお、小学校・特別支援学校小学部では実技試験を実施しません。そのため、2日間の試験が、1日目のみとなります。
▽講師等特別選考:志願資格について、「49カ月の期間内で通算25カ月以上の勤務経験」を、「61カ月の期間内で通算13カ月以上の勤務経験」とします。
▽障がい者特別選考:「身体障がい者特別選考」を、「障がい者特別選考」とします。
【3.2020年度採用選考の日程等】
《説明会》
次の3会場で実施。参加者には要項を配布します。▽山形会場(遊学館)5月12日▽仙台会場(東北福祉大学)5月11日▽東京会場(やまがた育英会駒込学生会館)5月10日および5月11日
《願書(要項)配布》5月10日~5月24日 《出願》5月13日~5月24日
《1次選考試験》7月20日~7月21日 《2次選考試験》9月10日~9月12日
【4.2020年度採用の見込み数】
採用見込み数は未定です。
なお、2018年度実施選考では次のとおりでした。▽小学校約170人▽中学校約85人▽特別支援学校約20人▽高等学校約40人▽養護教諭約25人▽栄養教諭若干人。
【5.人物試験の評価観点】
現在検討中です。
なお、2018年度実施試験では次のとおり評価しました。《集団討議・個人面接》「教師としての姿勢」「広い教養と豊かな感性」「高い倫理観」「教育への理解」等《模擬授業等》「構成力」「表現力」「対応力」等
【6.受験者へメッセージ】
児童生徒に対する深い教育愛をもち、情熱あふれる人を待っています。学習指導要領やインクルーシブ教育の理解、情報モラルの理解とICT機器の適切な活用は、どの職種、校種、教科においても必要とされる資質・能力と考えています。
なお、第6次山形県教育振興計画を含む本県の教育施策、選考試験の情報、学校における働き方改革の取り組み等について、山形県ホームページから確認することができますのでご覧ください。
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〈2018年度実施試験 一般選考データ〉
【7.受験状況(受験者、合格者、倍率の順)】
▽小学校:362人、172人、2.1倍▽中学校:261人、88人、3.0倍▽特別支援学校:64人、23人、2.8倍▽高等学校:244人、41人、6.0倍▽養護教諭:59人、26人、2.7倍▽栄養教諭:19人、2人、9.5倍▽高等学校保健体育スポーツ特別選考:1人、1人、1.0倍
【8.試験内容・配点】
《1次試験》 教職・一般教養100点、高等学校以外の教科・科目150点(実技のあるものは実技の点数50点を含む)、高等学校の教科・科目300点(実技のあるものは実技の点数100点を含む)、集団討議50点。
※加点制度を設けており、基準を満たせば最大20点まで加点(詳細は要項に記載しております)。
《2次試験》 模擬授業等150点、個人面接250点、作文50点、実技(小学校及び特別支援学校小学部のみ)50点、適性検査。
※合格基準点は公表していません。
【9.論文課題】
2018年度実施採用選考の課題内容は、校種を問わず「学校の教育活動をとおして高めさせたい力」「大人として、生徒に伝えたいこと」「悲しみの乗り越え方」「最も苦労したこと」「いま教師に求められている資質とは」「山形の高校生に気付いてほしいこと」の何れか一つ(指定)で、字数は800字以内でした。
【10.面接試験の実施方法】
《1次試験》集団討議
《2次試験》模擬授業等、個人面接1・2
※詳細については公表しておりません。
福島県教育委員会 義務教育課長 佐藤 秀美
【1.求める教師像】
福島県では、未来を担う子供たち一人一人の「確かな学力」「豊かなこころ」および「健やかな体」の育成を図ることができる次のような教師を求めています。
(1)児童生徒の人権を尊重し、教育的愛情と教育に対する情熱、使命感を持って常に学び続ける教師
(2)教育者としての深い専門性や幅広い教養を持ち、実践的指導力のある教師
(3)社会人として心身共に健康で、高い倫理観と自律心を持ち、個性豊かで児童生徒、保護者、地域住民から信頼される教師
【2.選考の特徴・主な変更点】
《選考の特徴》
選考区分を(1)一般選考(2)特別選考Ⅰ(教職経験者特別選考)(3)特別選考Ⅱ(臨時的任用教員経験者特別選考)(4)特別選考Ⅲ(障がいのある者への合理的配慮の提供)に分けて実施します。
《主な変更点》
現在検討中です。詳しくは、実施要項で確認してください。
【3.2020年度採用選考の日程等】
《説明会》実施していません。
《願書配布》本県教育委員会のWebページからダウンロードしていただきます。
《選考日程》未定です。
なお2018年度は、出願受付期間が2018年5月11日から5月25日まで(5月25日の消印有効)、1次選考試験が7月21日・22日に行われました。2次選考試験は、小学校教諭が9月8日、中学校教諭および養護教諭が9月9日、高等学校教諭が9月15日~17日のうち指定する2日間、特別支援学校教諭が9月15日~16日に行われました。
【4.2020年度採用の見込み数】
未定です。
なお、2018年度実施試験では次のとおりでした。
▽小学校240人程度▽中学校75人程度▽高校40人程度▽特別支援学校70人程度▽養護30人程度。
【5.人物試験の評価観点】
《1次試験の集団面接》人間的な魅力、教育に対する情熱や意欲、表現力等です。第2次選考試験の個人面接の評価の観点は、指導力や専門性、教育に対する情熱や使命感、倫理観等です。
《2次試験の集団討論》協調性や社会性、表現力、論理性等です。
【6.受験者へメッセージ】
福島県では、平成22年3月に策定した第6次福島県総合教育計画(平成25年3月改定)の基本理念として「“ふくしまの和”で奏でる、こころ豊かなたくましい人づくり」を掲げています。これは震災前に掲げた基本理念ではありますが、東日本大震災・原子力災害から復興への長い道のりを歩む本県にとって必要不可欠で、何よりも大切にされなければならない思いであります。福島の復興は次世代を担う子供たちの教育から始まります。共に力を合わせて、瞳輝く福島の子供たちの未来創りを応援しましょう。
【7.受験状況(受験者、合格者、倍率の順)】
▽小学校:602人、240人、2.5倍▽中学校:653人、93人、7.0倍▽高等学校:580人、44人、13.2倍▽特別支援学校:254人、70人、3.6倍▽養護教諭:190人、35人、5.4倍
【8.試験内容・配点】
筆答試験(教科専門、教職教養)、実技試験、集団面接、書類審査
※筆答試験の配点および実技試験実施の有無は、校種等・教科によって異なります。詳しくは募集要項をご覧ください
【9.論文課題】
論文試験の内容等については、募集要項等と併せて過去2年度分をWebペ-ジに掲載しています。
【10.面接試験の実施方法】
《1次選考試験》 特別選考Ⅰ受験者に模擬授業と個人面接を実施。それ以外の受験者に、集団面接を実施(1グル-プ30分)。
《2次選考試験》 模擬授業(養護教諭は場面指導)、個人面接、集団討論。
【主な質問内容】
▽集団面接 教員を志望した動機や学生時代取り組んだこと、自己アピールなど
▽個人面接 理想とする教師像、学習に関する指導力、問題場面での判断力を見る内容など
▽集団討論 教育に関する話題や学校現場での具体的問題など