2020年度教員採用試験の最新動向 採用担当課長に聞く【四国】

本紙は、2020年度公立学校教員採用試験(2019年度実施)の動向を探るため、全国65都道府県・指定都市教育委員会の採用試験担当課長に書面インタビューを行いました(回答は3月中旬時点のものです、最終確認は各教育委員会の実施要項を参照ください)。

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徳島県教育委員会 教職員課長 藤川 正樹

【1.求める教師像】

「徳島ならでは」の教育により、大きな夢や高い目標を持って、困難にぶつかっても挑戦し続け、未来を切り開いていく、本県の宝である「人財」を育成できる教員を求めています。

採用時には、教員として児童生徒を教育する意欲をもち、教育活動に取り組むための基礎的な知識・技能と幅広い教養を身に付けていることも求めています。

【2.選考の特徴・主な変更点】

《選考の特徴》

一般選考のほかに、①社会人を対象とした選考、②特別免許状授与を前提とした社会人選考、③本県での教職経験を有する者を対象とした選考、④現職教員を対象とした選考、⑤スポーツ特別選考、⑥臨時教員に係る特別選考、⑦前年度の選考審査結果による選考などの特別選考があります。

《主な変更点》

1点目は、「募集対象および出願資格の変更」として次の6点です。

(1)一般選考および特別選考(③、④を除く)の年齢要件を49歳以下に統一します。一般選考はこれまでの39歳以下から49歳以下になります。特別選考③、④については、年齢要件を59歳以下に拡大します。

(2)特別選考④は、これまでの「3年以上の実勤務」から「2年以上の実勤務」に要件を短縮します。

(3)高等学校教諭の募集教科に「情報」を新設します。

(4)特別選考②に、中学校教諭「英語」、高等学校教諭「英語」、「情報」を新設します。

(5)「身体に障がいのある者を対象とした選考」について、「自力で通勤ができ、介助者なしに教員の職務の遂行が可能な者」の要件を廃止します。

(6)特別選考⑦前年度の選考審査結果による選考が新設されます。

2点目は、「審査日程の短縮」です。

中学校・高等学校・特別支援学校教諭の実技審査を伴う教科は1次審査の受審日数を、小学校教諭は2次審査の受審日数を、それぞれこれまでの3日から2日にします。

このことにより、全受審者が最大4日で受審可能となります。

3点目は、「審査内容の軽減」として次の4点です。

(1)教養審査の時間をこれまでの90分から60分にします。

(2)中学校・高等学校教諭「英語」は、実技審査を廃止します。

(3)中学校・高等学校教諭「音楽」の実技審査は、聴音記譜を廃止します。

(4)小学校教諭の実技審査は、体育と音楽について、一方を受審者が選択できるようにすることで、これまでの4項目から3項目とします。

4点目は、「名簿登載期間更新制度の拡大」です。

これまで小学校教諭のみが対象でしたが中学校・高等学校・特別支援学校教諭にも対象を拡大します。

詳細については、「平成32年度徳島県公立学校教員採用候補者選考審査要綱」で確認してください。

【3.2020年度採用選考の日程等】

《説明会》4月下旬から5月中旬に、近畿、中国、四国地区の大学で行います。《願書配布開始》4月25日《出願受付期間》5月13日~27日消印有効(※インターネット出願は24日17時まで)

《1次審査》7月22日~29日《2次審査》8月15日~28日(校種、教科によって異なります。)

【4.2020年度採用の見込み数】

未定です。なお、2018年度実施試験では次のとおりでした。

▽小中学校156人程度▽高等学校・特別支援学校60人程度▽小中高特支養護11人程度▽小中栄養3人程度。

【5.人物試験の評価観点】

《1次審査》人間性や社会性、教員としての適性等。

《2次審査》指導力や教員としての資質・能力・適性等。

【6.受験者へメッセージ】

徳島県の公立学校教員を目指す皆さんには、教育の専門家としての知識・技能や、指導力を身に付けていただきたいです。本県の目指す教育への理解と意欲をもった方が一人でも多く受審してくださることを期待しています。

■  □  ■

〈2018年度実施試験 一般選考データ〉
【7.受験状況(受験者、合格者、倍率の順)】

▽小学校:370人、118人、3.1倍▽中学校:281人、53人、5.3倍▽高等学校:320人、38人、8.4倍▽特別支援学校:63人、25人、2.5倍▽養護教諭:97人、12人、8.1倍▽栄養教諭:14人、3人、4.7倍

※合格者数は、A合格とB合格をあわせた数

【8.試験内容・配点】

《1次審査(合計550点)》

▽英語(中高)

筆記審査[教養]150点、筆記審査[専門]250点、実技審査50点、集団面接100点

▽音楽(中高)・美術(中高)・書道(高) ・保体(中高)

筆記審査[教養]150点、筆記審査[専門]200点、実技審査100点、集団面接100点

▽実技審査のない校種・教科等

筆記審査[教養]150点、筆記審査[専門]300点、集団面接100点

《2次審査(合計490点)》

▽小学校教諭

実技審査40点(水泳・体育・音楽・英語各10点)、個人面接250点、模擬授業100点、論文100点

▽中・高・特支教諭

個人面接250点、模擬授業100点、論文100点

▽養護教諭・栄養教諭

個人面接350点、論文100点

【9.論文課題】

あなたが教員として、これからの社会を生きる児童生徒に最も身に付けさせたい力は何ですか。また、そのために、どのような教育実践に取り組みますか。具体的に述べなさい(全校種同一・試験時間80分・字数800字以内)。

【10.面接試験の実施方法】

《集団討論(各班40分程度)》

▽1グループは、校種及び教科別に6~8人程度とする。

▽ホワイトボードを活用した集団面接を行う。必要に応じ、面接官が発問する。

▽受審者数等により終了時刻が変更になる場合がある。

▽テーマの例

「家庭学習の習慣を定着させる有効な方法は何か、グループとしての意見をまとめ、有効だと考える順に3つあげなさい。」

「教員にとって必要な資質は何か、グループとしての意見をまとめ、必要だと考える順に3つあげなさい。」

《面接試験(模擬授業・場面指導を含む)》

(1)面接準備室で課題及び教科書資料を提示、 指定された場面の授業構想を練る(小学校:国語又は算数、中学校:各教科)

(2)授業で大切にしたいことの説明を1分間、模擬授業を6分間行う

・必ず黒板を使用する ・必ず指定された部分の学習活動を行う ・授業の本質とは関係のない動作等を省略、授業の中身に時間をかける
・机間指導は行わない

(3)模擬授業について質問する(5分程度)

(4)確認事項と自己推薦書についての確認

(5)教育観、教育的識見等についての質問

(6)ロールプレイ(振り返りと質問を含む)

(7)総合的な質問(教育観、教育的識見、自己推薦書等)

香川県教育委員会 高校教育課長 金子 達雄

【1.求める教師像】

香川県では①教育に対する情熱をもち、素養と資質を備えた教員②専門的な知識・技能と指導力を有し、社会変化や教育課題に適切に対応できる教員③連携・協働しながら学校運営に積極的に参画する教員を求めています。

【2.選考の特徴・主な変更点】

《選考の特徴》
資質、能力および適性等を多面的に評価するため、総合教養(教職教養含む)・専門教養の各筆記試験に加え、集団面接と個人面接のほか、実技・小論文・適性検査・模擬授業等の多様な選考方法を実施し、人物重視の選考を行っています。

《主な変更点》

(1)特別選考Ⅱの出願要件を、身体障害者手帳(1級から6級まで)保有者に加えて、精神障害者保健福祉手帳、療育手帳の保有者も、出願可能とします。また、出願条件としていた「介護者なしに職務の遂行が可能な者」を削除します。

(2)1次選考試験における専門教養(英語)について、実用英語技能検定1級合格者、TOEFL iBT 92点以上、TOEIC 850点以上に加え、IELTS 7.0点以上の取得者についても、免除を申し出ることができるものとします。

(3)秋募集を実施します。出願要件は、現に他の都道府県・指定都市の公立学校の教諭、養護教諭または栄養教諭の職にあり、小学校の教諭を志望する者で、昭和35年4月2日以後平成4年4月1日以前に生まれた者、かつ、2020年度香川県公立学校教員採用選考試験(7月~8月実施)を受験していない者とします。

【3.2020年度採用選考の日程等】

《説明会》5月上旬

《願書配布》5月上旬から

《受付》▽持参・郵送:5月15日~29日▽インターネット:5月15日~27日午後5時

《1次試験》7月13日~15日、7月20日~22日

《2次試験》8月16日~20日

【4.2020年度採用の見込み数】

現在のところ採用見込み数は未定です。なお、2018年度実施試験では次のとおりでした。

▽小学校・中学校:204人、高校・特別支援:54人、養護教諭:9人、栄養教諭:4人。

【5.人物試験の評価観点】

未定です。なお、2018年度実施試験では下記の観点で評価を行いました。

《1次試験:集団面接》豊かな人間性、積極性、柔軟性、社会性、協調性などがあるか

《2次試験:小論文》▽与えられた課題に沿って、自分の意見が論理的に述べられているか▽表記が正確で、的確な語句を用い、適切な表現ができているか▽教職に対する情熱がみられるか。

《2次試験:模擬授業》▽課題を的確にとらえ、適切な言葉でわかりやすく指導できているか▽児童生徒の意欲や関心を引き出す工夫がみられたか▽表現力が豊かで、児童生徒をひきつける魅力があるか

《2次試験:個人面接》▽教育に対する情熱をもち、教員としての素養と資質が備わっているか▽専門的な知識・技能と指導力を有し、社会変化や教育課題に適切に対応する力があるか▽連携・協働しながら学校運営に積極的に参画する力があるか。

【6.受験者へメッセージ】

教員としての専門的な知識や技能に加え、個性を生かす教育の実現や社会の変化への対応など学校教育が直面するさまざまな課題に適切に対応できる人を求めています。積極的に多くの人とコミュニケーションをとることや、本県や社会全般の動きに関する情報を得るよう努め、社会の変化に柔軟に対応できる力を身に付けてください。

■  □  ■

〈2018年度実施試験 一般選考データ〉
【7.受験状況(受験者、合格者、倍率の順)】

▽小学校(449人、140人、3.2倍)▽中学校(359人、76人、4.7倍)▽高等学校(350人、40人、8.8倍)▽特別支援学校(88人、14人、6.3倍)▽養護教諭(84人、9人、9.3倍)▽栄養教諭(26人、4人、6.5倍)

【8.試験内容・配点】

《1次試験》

【総合成績】:小・中・養教・栄教は190点満点、高・特支は160点満点に換算。合格基準点はなし。

【総合教養】:100点

【専門教養】

[小学校、特別支援学校小学部]国語(35点)、社会(35点)、数学(35点)、理科(35点)、外国語及び外国語活動(20点)、体育(20点)

[中学校、特別支援学校中学部、高等学校、特別支援学校高等部、養護教諭、栄養教諭]志願した教科・科目(200点(実技を含む。))

【特別支援教育に関する専門教養】:100点

【面接試験】

〔小学校、中学校、養護教諭、栄養教諭〕90点

〔高等学校、特別支援学校〕60点

《2次試験》

【総合成績】:英語以外の受験者は80点満点、英語受験者は95点満点に換算。合格基準点はなし。

小論文(10点)、模擬授業(20点)、面接試験(50点)、英語による面接(15点)

【9.論文課題】

《小論文(全校種共通)》

「社会が大きく変化する中で、あなたは教員として、子どもたちにどのような力を身につけさせたいと考えますか。また、そのような力を身につけさせるために、あなたは、どのように取り組んでいきたいですか。あなたの考えを具体的に書きなさい。」について、800字程度で論じる(60分間)。

【10.面接試験の実施方法】

【形式】《1次試験(集団面接)》

▽小・中・養教・栄教:30分程度で与えられたテーマについての自由討議と個人への質問。

▽高・特支:40分程度で教育に関するテーマについての自由討議。

《2次試験(個人面接)》

①模擬授業:与えられた課題について、小・中・養教・栄教は10分程度、高・特支は15分程度で模擬授業と授業に関する質問を実施。

②第1面接:小・中・養教・栄教は10分程度。小学校志願者には、英語による質問を1問程度実施。高・特支は15分程度。

③第2面接:小・中・養教・栄教は5分程度(特別選考Ⅲは10分程度)。高・特支は10分程度。

④英語による面接:中・高・特支中・特支高の英語志願者のみ実施(10分程度)。

【質問内容】

「教育に対する情熱」、「素養と資質」、「専門的な知識・技能」、「指導力」、「適応力」、「連携・協働」、「積極性」の観点に基づいた質問。

愛媛県教育委員会 義務教育課長 川崎 豊

【1.求める教師像】

本県では、①子供が好きで、未来を担う子供たちを育成しているという誇りと気概を持って教育に当たることができる人、

②愛(え)顔(がお)にあふれ、あいさつを大切にする人、

③仕事にも人にも誠実に向き合う人、を求めています。

【2.選考の特徴・主な変更点】

本県の教員採用選考試験の特色は、加点制度です。

本県の加点制度は、スポーツや芸術・文化活動、社会貢献活動での実績、高い英語力、正しい日本語力、司書教諭や情報技術者、臨床心理士、保健師、防災士の資格、小学校教諭、外国語教諭や特別支援学校教諭等の他教科・他校種の免許状を併せ持つこと等を対象として、1次試験(800点満点)の得点に最大100点を加点するものです。

求める人物像を明確に打ち出すことによって、幅広い分野で活躍している豊かな人間性を持った人材を採用したいと考えています。2020年度も加点制度を行う予定です。2020年度採用試験の実施要項は現在検討中です。

【3.2020年度採用選考の日程等】

《説明会》未定です(2018年度実施試験では5月下旬に四国・中国・近畿地区の大学を対象に実施しました。また、18年度実施試験より5月下旬に松山会場(県庁)での説明会も実施しました)。

《願書配布》未定です(2018年度実施試験では、5月18日から配布しました)。

《出願期間》未定です(2018年度実施試験では、5月18日~6月6日でした)。

《1次試験》7月23日~7月26日

《2次試験》▽高校・特支:8月31日~9月2日▽小・中・養・栄:9月3日~9月6日

【4.2020年度採用の見込み数】

未定です。なお、2018年度実施試験では次のとおりでした。

▽小学校220人程度▽中学校110人程度▽県立学校70人程度▽養護25人程度▽栄養若干人▽障がい者特別選考5人程度。

【5.人物試験の評価観点】

教員としての資質、社会人としての素養、教職への意欲、教師としての使命感などを総合して評価しています。

【6.受験者へメッセージ】

「心おどる、学び合いの旅にいざなうような教育」の実現を目指しませんか。子供たちが、新しい世界を知る喜びに心おどらせ、さまざまな価値観や意見を認める学び合いの中で、新しい時代に必要な力を身に付けられるように、私たちと共に汗する仲間の出願をお待ちしています。

■  □  ■

〈2018年度実施試験 一般選考データ〉
【7.受験状況(受験者、合格者、倍率の順)】

▽小学校(402人、230人、1.7倍)▽中学校(352人、116人、3.0倍)▽県立学校(451人、82人、5.5倍)▽養護教員(80人、27人、3.0倍)▽栄養教員(43人、3人、14.3倍)

【8.試験内容・配点】

【試験内容】

《1次試験》筆記試験(一般教養、教職専門、専門教科・科目)、実技試験、集団討論・面接試験
《2次試験》適性検査、筆記試験(小論文)、面接試験

【配点】

《1次試験》

一般教養及び教職専門科目、専門教科・科目、集団討論・面接、合計の順。合計点に100点を上限として加点。

▽小学校・中学校・養護・栄養教員:200点、300点、300点、800点。

▽高等学校・特別支援学校教員:100点、400点、300点、800点。

《2次試験》

1次総得点換算点80点、小論文20点、面接試験60点、合計160点。

※1次総得点換算点は、第1次選考試験の総得点を1/10に換算した点数

《合格基準点》公表していません。

【9.論文課題】

すべて指定字数:1000字以上1200字以内。

【小学校教員】

今年度から、小学校において「特別の教科 道徳」が全面実施されています。教科化にともない、特別の教科道徳では、教科書を使用し、評価は記述により表現することになりました。また、「考え議論する道徳」の充実や道徳的実践力の育成が求められています。

あなたは小学校教員として、特別の教科道徳の授業において、特にどのようなことを重視し、どのような工夫を行いますか。具体的に述べなさい。

【中学校教員】

平成29年3月、中学校学習指導要領が告示され、今年度から3年間の移行期間を経て、平成33年度から全面実施の予定になっています。新学習指導要領では、「主体的・対話的で深い学びの実現に向けた授業改善」が求められています。

あなたは、中学校教員として、「主体的・対話的で深い学び」をどう捉え、その実現に向けた授業改善にどのように取り組みますか。具体的に述べなさい。

【高等学校教員】

平成30年6月、文部科学省が「Society5.0に向けた人材育成~社会が変わる、学びが変わる~」を取りまとめました。そこでは、将来、人工知能(AI)やロボットが人間の仕事を代替する社会が訪れると予測すると同時に、その中で、人間らしく豊かに生きていくためには、次のような力が必要であると述べています。

① 文章や情報を正確に読み解き、対話する力

② 科学的に思考・吟味し活用する力

③ 価値を見つけ生み出す感性と力、好奇心・探求力

このうち一つを取り上げ、なぜ身に付けさせる必要があるかに触れた上で、あなたは、高等学校教員として、授業の中で、その力を身に付けさせるためにどのように取り組むか、受験している教科・科目を踏まえて具体的に述べなさい。

【特別支援学校教員】

平成28年4月より「障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律」が施行され、不当な差別的取扱いが禁止されるとともに、公立学校等においては合理的配慮の提供が義務付けられました。

新しい概念である「合理的配慮」について、その留意点に触れながらあなたの考えを具体的に述べなさい。

【養護教員・栄養教員】

文部科学省では、平成28年7月に「これからの養護教諭・栄養教諭の在り方に関する検討会議」を設置し、教諭とは異なる専門性を生かした児童生徒の支援についての検討がなされ、平成29年3月には、「現代的健康課題を抱える子供たちへの支援~養護教諭の役割を中心として~」、「栄養教諭を中核としたこれからの学校の食育~チーム学校で取り組む食育推進のPDCA~」をそれぞれ取りまとめています。

あなたは、教諭とは異なる専門性を生かした児童生徒の支援にどのように取り組みますか。自分の目指している職を踏まえて、具体的に述べなさい。

【10.面接試験の実施方法】

《1次試験》集団討論・面接試験(集団)

《2次試験》場面指導・面接試験(個人)。教員としての資質、社会人としての素養、教師としての使命感等に関する内容

高知県教育委員会 教職員・福利課長 坂田 省吾

【1.求める教師像】

求める教員像としては、子供たちが本当に好きで、慈しみ育てたいという情熱のある方を求め、次の3点を大切にしています。

(1)教師の仕事に対する使命感や誇り、子供に対する愛情や責任感などのある人(2)教育の専門家として、教科指導力、子供理解力、児童・生徒指導力、集団指導の力、学級づくりの力などのある人(3)豊かな人間性や社会性、常識と教養、対人関係能力などを備え、組織の一員としての自覚を持った人。

近年、県外からの採用者も増えています。子供たちの思いや願いを大切にし、可能性を最大限に伸ばしていこうとする先生をお待ちしています。みなさんの魅力と情熱を、ぜひ「高知の学校」で生かしてください。

【2.選考の特徴・主な変更点】

詳細は、募集要項を参照してください。

①第1次審査は筆記審査のみを6月22日に実施します。

②受審者の応募は、原則、インターネット出願です。

③第1次審査を県内会場に加えて関西圏でも実施します。関西会場では、小学校教諭、中学校教諭、小中学校養護教諭、特別支援学校小学部教諭の希望者が受審できます。

④実技審査(小学校教諭および特別支援学校小学部教諭)の一部を廃止します。音楽については廃止し、体育については水泳のみ実施します。ただし、高知県教育委員会の指定様式による実技調書の提出が必要となります。

⑤数学・理科における中高連携枠については、廃止します。

⑥第1次審査で受審した専門教養の得点は150点満点ですが、これを2倍の300点満点に換算します。この換算得点は、2次審査の選考資料としても活用します。

⑦大学院修士課程(教職大学院含む。)の名簿登載延長の条件の一部を変更します。受審する校種・教科の専修免許状を取得できる大学院(教職大学院含む。)に在籍中、あるいは進学予定で、受審する校種・教科の専修免許状を取得しようとする受審者に対して延長を認めることとします。

⑧育児休業および配偶者同行休業の代替に係る任期付教員採用候補者選考審査を新設します。正規教員の募集に併せて、育児休業または配偶者同行休業を取得する教員の代替として勤務する任期付教員の採用選考審査を新設します。正規職員と同様の職務に従事し、任期が定められること以外、勤務条件(給与、勤務時間、休暇および服務等)についても原則として同様の扱いになります。

⑨現職教員等特別選考(小学校教諭・小中学校養護教諭対象)を、一般の採用審査とは別日程の9月に実施し、県内会場に加えて東京都内・大阪府内でも受審が可能です。

【3.2020年度採用選考の日程等】

《説明会》3月下旬~4月下旬《願書配布開始》3月15日《受付》4月8日~4月26日(土・日を除く)※郵送の場合は、4月26日までの消印のあるもので、5月7日までに届いたものまで有効。

《1次審査》6月22日筆記審査(適性検査、専門教養審査、教職・一般教養審査)《2次審査》8月2日~25日までの指定する日(学習指導案作成、面接審査(模擬授業、口頭試問、個別面接)、実技審査(該当校種・教科))

【4.2020年度採用の見込み数】

▽小学校:120人程度

▽中学校:[社]12人程度、[英]10人程度、[国、数、保体]各8人程度、[理]6人程度、[音]4人程度、[美]2人程度、[技、家]各1人程度

▽高等学校:[数]5人程度、[地歴、理]各4人程度、[国、保体、英]各3人程度[公民、看護]各2人程度、[音、美、書、家、情報、水産(機関)、水産(航海)、農業、商業]各1人程度

▽特別支援学校:小学部8人程度、中・高等部[国、社、地歴、公民、数、理、音、美、書、保体、技、家、英、農業、商業]22人程度

▽小中養護:20人程度▽県立養護:2人程度▽小中栄養:3人程度▽特別支援学校栄養:1人程度

▽[現職教員等特別選考]小学校:10人程度、小中養護:5人程度

▽[大学等推薦特別選考]小学校、中山間の小学校・中学校:小学校120人程度の採用予定数に含まれます。特別支援学校:特別支援学校小学部8人程度の採用予定数に含まれます。

▽[障害者特別選考]小学校:1人程度、中学校:1人程度、高等学校:1人程度、特別支援学校:1人程度▽任期付教員:[小学校]25人程度、[中学校]10人程度、[高等学校]10人程度(水産(機関)、水産(航海)は除く)、[特別支援学校小学部]2人程度、[特別支援学校中・高等部]5人程度、[小中養護]5人程度、[県立養護]2人程度、[小中栄養]1人程度

【5.人物試験の評価観点】

①基本的資質②積極性③社会性④表現力⑤堅実性⑥協調性⑦専門性の7点を評定項目として設定しています。

【6.受験者へメッセージ】

次年度以降も、大量退職を見据えて計画的に採用する方針です。本県の教育向上のためには、一定水準以上の資質・能力を備えた方を採用していく方針に変わりはありません。教員としての使命感をしっかりと持ち、明るく誠実に粘り強く取り組んでいくことのできる方に多く受審していただきたいと考えています。

■  □  ■

〈2018年度実施試験 一般選考データ〉
【7.受験状況(受験者、合格者、倍率の順)】

▽小学校(741人、150人、4.9倍)▽中学校(590人、81人、7.3倍)▽中高連携枠(6人、0人、-倍)▽高等学校(447人、60人、7.5倍)▽特別支援(106人、35人、3.0倍)▽小中養護(151人、28人、5.4倍)▽県立養護(7人、2人、3.5倍)▽小中栄養(57人、5人、11.4倍)▽特別支援学校栄養(2人、1人、2.0倍)

【8.試験内容・配点】

《第1次審査》教職・一般教養150点、専門教養150点

※第1次審査で行う専門教養の得点は150点満点ですが、2倍の300点満点に換算します。この換算得点は、第2次審査の選考資料としても活用します。

《第2次審査》

模擬授業・口頭試問100点、面接審査300点、専門教養※150点、実技審査50点

※合格者基準点は、あらかじめ決められていません。

※実技審査の得点は、該当教科等のみです。

【9.論文課題】

実施していません。

【10.面接試験の実施方法】

《第2次審査(個人面接)》

模擬授業10分程度、口頭試問5分程度及び個別面接25分程度