【2023年度教員採用試験】採用担当課長に聞く最新動向 茨城県

茨城県教育委員会義務教育課長 石塚康英

【1】求める教師像

  1. 教育者としての資質能力に優れた、人間性豊かな教師
  2. 使命感に燃え、やる気と情熱をもって教育にあたることができる活力に満ちた教師
  3. 広い教養を身に付け、子どもとともに積極的に教育活動のできる指導力のある教師
  4. 子どもが好きで、子どもとともに考え、子どもの気持ちを理解できる教師
  5. 心身ともに健康で、明るく積極的な教師

【2】選考の特徴及び実施要項の主な変更点

本県では、教員としての適格性や資質能力について人物重視の選考を実施しています。
(2022年度採用選考試験から変更予定)

  1. 1次試験の県外会場を増設します。
    • 2022年度採用:3会場(東京・仙台・名古屋)    ↓
    • 2023年度採用:5会場(東京・仙台・名古屋・大阪・福岡)
  2. 志願者の特例「教職大学院修了者の一部試験の免除」を実施します。

【3】説明会、願書配付及び受付、各試験の日程

2023年度採用選考の予定

  • 願書配布:3月下旬 県教育委員会HPよりダウンロード。
  • 受付期間:4月11日(月)~5月6日(金)17:00まで(予定)
  • 受付先:電子申請
  • 第1次試験:6月26日(日)
  • 第2次試験:8月19日(金)、20日(土)、21日(日)

【4】校種別(小学校・中学校・高校・特別支援・養護・栄養)の採用見込数

2023年度採用の採用予定者数は未定。2022年度の採用予定数は次のとおりです。

  • 小学校教諭390人
  • 中学校教諭290人
  • 高等学校教諭130人
  • 特別支援学校教諭90人
  • 養護教諭37人
  • 栄養教諭4人
  • 高校実習助手2人
  • 特別支援学校実習助手2人

【5】人物評価の選考観点

  • 小論文=字数制限、表現の適切さ、論理性、構成力等
  • 個人面接=使命感、堅実性、判断力等
  • 集団討論=意欲、熱意、積極性、リーダーシップ等
  • 模擬授業・場面指導=表現力、態度、内容等

【6】受験予定者へのメッセージ

 茨城県では、優秀な人材(志願者数)の確保に向けて、一次試験会場において5つの県外試験会場を設けたり、実施日を前倒しし他都県との併願受験を可能にしたりするなど、教員採用の改革を推進しているところです。

 また、教員の労働環境の改善が喫緊の課題であるため、学校の働き方改革も推し進めております。その一環として、①新規採用教員の複数学級担任制の導入、②部活動顧問の見直し(新規採用教員を「正顧問」に充てない、土日曜日・休日には部活動に従事させない)、③新規採用者専用の悩み相談窓口の設置など、新規採用教員が働きやすい職場環境になるよう努めています。

 さらに、現在、県外出身の方が茨城県の教員として働いていただけるような取組も行っています。

 ぜひ、未来を担う茨城の子どもたちの教育に、高い倫理観は基より、情熱と創意工夫をもって取り組む、「一人一人が輝く活力ある学校づくり」の仲間に加わっていただけることを心よりお待ちしております。


2022年度採用選考(2021年実施)について 

【7】校種別(小学校・中学校・高校・特別支援・養護・栄養)の受験者数、合格者数、合格倍率

  • 小学校:867人、465人、1.9倍  
  • 中学校:1034人、378人、2.7倍 
  • 高校:748人、131人、5.7倍   
  • 特別支援学校:258人、100人、2.6倍
  • 養護:249人、45人、5.5倍   
  • 栄養:50人、5人、10.0倍

【8】一般選考の試験内容と試験ごとの配点(合格基準点があれば併せて)

  • 第1次試験
    • 教職専門150点(共通)
    • 専門教科
      • 小学校:440点
      • 中学校・高等学校:実技試験を課す教科(科目)200点、中学校・英語200点、高等学校・英語300点、それ以外の教科(科目)400点
      • 特別支援学校・養護教諭・栄養教諭:400点
  • 第2次試験
    • 個人面接:240点、集団討議:120点、
    • 小論文:小学校・中学校・養護教諭・栄養教諭160点、高等学校・特別支援学校200点
    • 実技・口述試験:200点

【9】論文試験の課題内容(校種別)と指定字数

〇小・中学校教諭(800字以内)

 社会のより良い創り手になるために、子供が自信をもって成長するには、子供たちの自己肯定感を育むことが大切です。 あなたは、学級担任として、このことをどのように考え、どのように取り組んでいきますか。600字以上800字以内で、あなたの考えを具体的に述べなさい。

〇高校教諭(800字以内)

 【文章1】の内容を踏まえて、【文章2】で述べられている「ものを深く考える力」を生徒に身に付けさせるために、教師として自らがどのようなことを実践していきたいか、具体的に述べなさい。但し、字数は800字以内とし、原稿用紙の使い方にしたがって常体で記述すること。なお、出題の都合上、本文の表記の一部を変更している。(文章は省略:【文章1】玄田在有史「希望のつくり方」岩波新書より、【文章2】広中平祐「生きること 学ぶこと」集英社文庫より)

〇特別支援学校教諭(1200字以内)

 新しい学習指導要領では、主体的・対話的で深い学びの視点から、「何ができるようになるか」を明確にしながら、「何を学ぶか」だけでなく、「どのように学ぶか」も重視して授業改善に取り組むことが求められています。
あなたは、主体的・対話的で深い学びの視点を踏まえ、特別支援学校の教員として、授業に対してどのような思いをもち、どのように授業を展開することが重要であると考えるか、あなたの考えを具体的に述べなさい。

〇養護教諭(800字以内)

 養護教諭は、児童生徒の心身の健康問題に対し、専門性と保健室の機能を最大限に生かして、個に応じた対応をすることが重要です。あなたは養護教諭として、このことをどのように考え、どのように取り組んでいきますか。600字以上800字以内で、あなたの考えを具体的に述べなさい。

〇栄養教諭(800字以内)

 食品ロスの削減が課題となる中、食物を大事にする態度を育てることは大切です。あなたは、栄養教諭として、このことをどのように考え、どのように取り組みますか。600字以上800字以内で、あなたの考えを具体的に述べなさい。

【10】面接試験(集団討論、模擬授業、場面指導を含む)の実施方法(面接形式、所要時間、実施の流れ、主な質問内容、その他留意点など)

  • 個人面接:民間企業の方等1人を含む3人の面接員により、実施する。(新型コロナウイルス感染拡大防止のため民間企業の方は入らず2人の面接員で実施しました。)
  • 集団討論:3人の面接員により、実施する。1グループ5~10人程度で、与えられたテーマについて討論を行う。
  • 個人面接における模擬授業・場面指導:与えられた課題について指導を行う

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