三重県教育委員会教職員課長 野口慎次
【1】求める教師像
- 教育に対する情熱と使命感をもつ人:子どもに対する愛情や教育者としての責任感が強く、常に子どもの人格と個性を尊重した指導ができる人
- 専門的知識・技能に基づく課題解決能力をもつ人:常に自己研鑽に努め、子どもとともに課題に取り組む創造性、積極性、行動力をもつ人
- 自立した社会人としての豊かな人間性をもつ人:優れた人権感覚と社会人としての良識に富み、組織の一員として関係者と協力して職責を果たし、子どもや保護者との間に深い信頼関係が築ける人
【2】選考の特徴及び実施要項の主な変更点
[選考の特徴]
「教員として求める人物像」に適する人物を幅広く確保していくため、学力評価のみならず、人物評価を重視した多面的な選考を行うとともに、教員採用選考試験に関する情報提供の推進を図り、試験内容や選考方法の客観性・透明性を確保しています。
また、多面的な選考を推進する一環として、一般選考の他に「障がい者を対象とした特別選考」「社会人特別選考」「教職経験者等を対象とした特別選考」を実施しています。加えて、学校教育に有効な特技・資格に係る加点の措置を行っています。
[実施要項の主な変更点]
令和5年度三重県公立学校教員採用選考試験において育児休業代替任期付職員の選考も兼ねて行います。
【3】説明会、願書配付及び受付、各試験の日程
- 説明会
実施要項発表後、各大学で開催されるガイダンス等に参加させていただき、概要や申込方法等を説明します。また、5月中旬にオンラインにて、三重県教員採用選考試験説明会を実施します。説明会の案内をウェブサイトに掲載するとともに、採用試験に関する情報についてもウェブサイトに随時掲載していきますのでご覧ください。
また、ツイッターをあわせてご覧ください。
- 願書配布及び受付
- 実施要項発表 5月上旬~中旬(予定)
- 実施要項は、上記ウェブサイトからダウンロードできます。
- 受付 5月中旬~6月上旬(予定) インターネットによる電子申請で受け付けます。
- 各試験の日程
- 1次選考試験:7月23日(土)
- 2次選考試験:8月中旬~下旬
※日程は都合により変更することがあります。
【4】校種別(小学校・中学校・高校・特別支援・養護・栄養)の採用見込数
参考:令和4年度教員採用選考試験の校種別の合格者数は、小学校教諭:287人、中学校教諭:139人、高等学校教諭:49人、特別支援学校教諭:19人、養護教諭:20人、栄養教諭:4人でした。
【5】人物評価の選考観点
本県の教員として求める人物像にある「教育に対する情熱と使命感」「専門的知識・技能に基づく課題解決能力」「自立した社会人としての豊かな人間性」を評価しています。
【6】受験予定者へのメッセージ
教員をめざす方々には、確かな知識や技能を習得するとともに、コミュニケーション能力をはじめとする人間関係を構築する力を高めてほしいと考えています。また、自立した社会人としての常識を身につけるとともに、組織の一員として関係者と協力する姿勢など、教師としての資質向上に努められることを期待しています。
2022年度採用選考(2021年実施)について
【7】校種別(小学校・中学校・高校・特別支援・養護・栄養)の受験者数、合格者数、合格倍率
- 小学校教諭:受験者数 885人、合格者 数287人、合格倍率 3.1倍
- 中学校教諭:受験者数 785人、合格者数 139人、合格倍率 5.6倍
- 高等学校教諭:受験者数 484人、合格者数 49人、合格倍率 9.9倍
- 特別支援学校教諭:受験者数 99人、合格者数 19人、合格倍率 5.2倍
- 養護教諭:受験者数 164人、合格者数 20人、合格倍率 8.2倍
- 栄養教諭:受験者数 40人、合格者数 4人、合格倍率10.0倍
【8】一般選考の試験内容と試験ごとの配点(合格基準点があれば併せて)
- 第1次選考試験
- 筆答試験(専門)
- 中学校・高等学校150点、小学校・特別支援学校・養護教諭・栄養教諭100点
- 筆答試験(教養)50点
- 第2次選考試験
- 論述試験50点、
- 技能・実技試験100点、
- 面接(集団・個人)150点
※合格基準点は、設定していません。
【9】論文試験の課題内容(校種別)と指定字数
令和3年度試験は、午前実施(中学校、高等学校、特別支援学校中学部・高等部、養護教諭、栄養教諭)と午後実施(小学校、特別支援学校小学部)により課題を分けています。どちらの試験も指定字数300字1問、250字2問出題しています。
課題内容については、三重県情報公開・個人情報総合窓口にて閲覧・コピー(有料)が可能ですので、そちらをご利用ください。
【10】面接試験(集団討論、模擬授業、場面指導を含む)の実施方法(面接形式、所要時間、実施の流れ、主な質問内容、その他留意点など)
- 第1次試験での集団面接は、新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため、未実施
- 第2次選考試験
- 面接形式:受験者6人による集団討論と模擬授業を含む個人面接
- 所要時間:集団面接約25分、個人面接約25分
- 実施の流れ:試験会場で課題が提示され討論を行う。その後、模擬授業を含む個人面接に移る。模擬授業の課題は事前に示される。
- 主な質問内容:学校現場における具体的な場面での対応について