島根県教育委員会学校企画課長 大野雅史
【1】求める教師像
島根県では、「しまね教育魅力化ビジョン」を策定し、基本理念「ふるさと島根を学びの原点に 未来にはばたく 心豊かな人づくり」に込められた意味を、学校・家庭・地域・行政など、教育に関わる全ての人が共有し、相互に連携しながら取り組んでいます。
島根県の教職員として求められる基本的な資質・能力として、「豊かな人間性と職務に対する使命感」、「子どもの発達の支援に対する理解と対応」、「職務にかかわる専門的知識・技能及び態度」、「学校組織の一員として考え行動する意欲・能力」、「よりよい社会をつくるための意欲・能力」を掲げています。
【2】選考の特徴及び実施要項の主な変更点
令和5年度試験の主な変更点
(1)一般選考試験
- 第1次試験
- ・「一般教養試験」を廃止し、「専門教養・教職教養・論述試験」とする。
- 第2次試験
- 小論文試験の廃止
- 面接時間を拡大(【旧】20分×2回 ⇒ 【新】35分×2回 )※ 面接試験の中で「模擬授業等」と「場面指導」を実施
- 採用区分の新設・出願要件変更
- 小学校「特別支援教育担当」の新設
- 高等学校「情報」の出願要件の緩和
- 県外会場の追加(第1次試験)
- 東京会場を新設(詳細な場所は未定)※ 大阪会場(JEC日本研修センター江坂)は継続
- 受験上の特例措置の変更
- 選考にあたって考慮する事項(加点)の変更
(2)特別選考試験(5月上旬の連休に実施)〔選考方法:面接試験〕
- 他県の正規現職教員
- 正規教員経験者
※実施要項の主な変更点、特別選考試験の対象者や募集区分等につきましては島根県教育庁学校企画課のホームページをご確認ください。
【3】説明会、願書配付及び受付、各試験の日程
- 一般選考試験
- 募集要項配布(一般選考)発表・配布:4月15日(金)
- 出願受付(電子申請):4月下旬~5月下旬
- 第1次試験:7月10日(日)
- 第2次試験:8月20日(土)~8月28日(日)
- 第2次試験(追試):9月11日(日)
- 特別選考試験
- 募集要項(特別選考)発表・配布:3月4日(金)
- 出願受付(郵送):3月中旬~4月上旬
- 特別選考試験:5月の大型連休期間
- 募集説明会:4月中旬から5月中旬
【4】校種別(小学校・中学校・高校・特別支援・養護・栄養)の採用見込数
募集人数は概ね令和4年度並みを予定
- 小学校135人
- 中学校70人
- 高等学校38人
- 特別支援学校25人
- 養護教諭10人
- 栄養教諭1人
- 障がいのある方を対象とした選考3人
- 合計282人
【5】人物評価の選考観点
- [小論文試験における評価の観点]構成力、論理性、表現・記述、発想
- [面接試験における評価の観点]教職への熱意、社会性・協調性、思考力・表現力、人柄・態度
【6】受験予定者へのメッセージ
島根県の教職員として求められる基本的な資質・能力を基盤として、保護者の願いや地域の期待を十分に認識し、教職員としての使命感、社会全体への広い視野、そして教育への熱い情熱を持って、不断の自己研さんに努めることができる人材を求めています。
また、教職員であると同時に、地域社会を担う一員であることから、教育活動を地域や家庭と一体となって進めるためにも、地域から信頼される教職員になること、そして地域のリーダーとして様々な分野で活躍できることを期待しています。
2022年度採用選考(2021年実施)について
【7】校種別(小学校・中学校・高校・特別支援・養護・栄養)の受験者数、合格者数、合格倍率
- 小学校=受験者数269人、名簿登載者数156人、合格倍率1.7倍
- 中学校=受験者数240人、名簿登載者数78人、合格倍率3.1倍
- 高等学校=受験者数261人、名簿登載者数32人、合格倍率8.2倍
- 特別支援学校=受験者数43人、名簿登載者数21人、合格倍率2.0倍
- 養護教諭=受験者数77人、名簿登載者数14人、合格倍率5.5倍
- 栄養教諭=受験者数16人、名簿登載者数1人、合格倍率16.0倍
【8】一般選考の試験内容と試験ごとの配点(合格基準点があれば併せて)
- 1次試験=一般教養・教職教養(50点)、専門試験(120点)
- 2次試験=実技試験(50点)、面接・模擬授業等(49点※)※養護教諭は56点
- 合格基準点は公表していません。
【9】論文試験の課題内容(校種別)と指定字数
過去3年間の小論文試験の課題内容については、県内の各県政情報コーナーと県立図書館において閲覧することが可能です。詳細は学校企画課のホームページをご覧ください。
指定字数は600字程度です。
【10】面接試験(集団討論、模擬授業、場面指導を含む)の実施方法(面接形式、所要時間、実施の流れ、主な質問内容、その他留意点など)
公表していません。