長崎県教育委員会高校教育課長 狩野博臣
【1】求める教師像
現代社会は、国際化や情報化などに伴い、物事の変化が激しく、人々を取り巻く環境が大きく変化しています。このような現代社会を生きる子どもたちには、これまで直面したことのない課題にも主体的にかかわり、解決する力が必要であるため、私たち教師の使命は、そのような社会を生き抜く力を子どもたちに身に付けさせることだと考えています。また、本県では、常に自分を磨き、鍛え、高め続けると共に、その実現のため一人一人の子どもにしっかりと向き合い、子どもの心を育てる教師を求めています。
【2】選考の特徴及び実施要項の主な変更点
長崎県では、子どもたちに深い愛情を注ぎながら、その使命を自覚し、見識と指導力を高め、本県教育の充実と発展に努めることのできる教師を求めています。そのため、2次試験で実施する個人面接では、知識や技能だけでなく、教師としての適性や資質を総合的に判断する、人物重視の選考を行っています。2023年度採用選考(2022年実施)では、「第2次試験での小論文を廃止」し、「英語資格等保有者対象特別採用選考」や「理学療法士・作業療法士・言語聴覚士有資格者対象特別採用選考」などを新たに実施します。なお、変更点の詳細については、高校教育課のホームページや実施要項に掲載しています。
【3】説明会、願書配付及び受付、各試験の日程
- 説明会:
- 5月九州・山口・広島の大学にて実施予定 ※状況によりオンライン説明会を実施予定
- 採用選考試験に関する説明動画を配信予定
- 受験案内・願書:
- 要項配布:5月6日(金)(予定)高校教育課のホームページからダウンロードする。
- 出願手続:電子申請による出願を原則とする。
- 出願期間:5月16日(月)~5月26日(木) 午後5時 ※郵送の場合は5月26日(木) 消印有効 ※小・中学校本免申請者で関東・関西会場受験志願者は5月16日(月)~8月18日(木) 消印有効
- 選考日程:
- 1次試験:7月10日(日)
- 2次試験:8月25日(木)~9月5日(月)のうち指定された1日又は2日(実技適性検査を含む教科・科目)
- 2次試験(関東・関西会場):9月10日(土)、9月11日(日)
【4】校種別(小学校・中学校・高校・特別支援・養護・栄養)の採用見込数
現在のところ未定です。
[参考:前年度分]
- 小学校:235
- 中学校:105
- 高等学校:55
- 特別支援学校:45
- 養護教諭:20
【5】人物評価の選考観点
前年は下記の観点で評価を行いました。
- 小論文:論旨・表現
- 個人面接:適性・意欲・社会性・指導力・専門性
※2023年度採用選考(2022年実施)では小論文は廃止します。
※個人面接に「教科に関する課題面接」や「模擬授業」を含みます。
【6】受験予定者へのメッセージ
子どもたちを前にして教壇に立つ者としての人間性、専門性を磨いてください。また、「第三期長崎県教育振興計画(長崎県教育委員会ホームページに掲載)」の中に掲げた長崎県教育の目指す人間像をよく読み、校種・職種ごとの「求める教師像(高校教育課ホームページに掲載)」を理解して、試験に臨んでください。
2022年度採用選考(2021年実施)について
【7】校種別(小学校・中学校・高校・特別支援・養護・栄養)の受験者数、合格者数、合格倍率
- 小学校:338人、241人、1.4倍
- 中学校:296人、100人、3.0倍
- 高等学校:259人、56人、4.6倍
- 特別支援学校:79人、45人、1.8倍
- 養護教諭:94人、21人、4.5倍
【8】一般選考の試験内容と試験ごとの配点(合格基準点があれば併せて)
- 1次試験:
- 教職・一般教養試験 50点
- 専門教科・科目試験 100点(中高の音・美・体は50点)
- 実技試験 75点(中音・美・体)、100点(高音・美・体)
- 英会話力テスト 15点(中英・高英)
- 2次試験:段階評価を実施
【9】論文試験の課題内容(校種別)と指定字数
※2023年度採用選考(2022年実施)では小論文は廃止します。
【10】面接試験(集団討論、模擬授業、場面指導を含む)の実施方法(面接形式、所要時間、実施の流れ、主な質問内容、その他留意点など)
個人面接の実施方法は2次試験当日に担当者から指示があります。なお、個人面接は下記を含めて実施します。
※教科に関する課題面接を含む。
※児童生徒への対応・技能等に関する課題面接を含む(養護教諭受験者のみ対象)。
※高等学校英語受験者は、英語による質疑応答を含む。
※2023年度採用選考(2022年実施)では、高等学校及び特別支援学校受験者に対して「模擬授業」を実施します。