鹿児島県教育委員会教職員課長 野村義文
【1】求める教師像
鹿児島県は、南北600㎞と広域で、離島やへき地の学校が多いことから、多様な環境に柔軟性をもって適応し、困難に立ち向かうたくましさ、児童生徒に対して情熱と教育的愛情、使命感をもって接することのできる、心身ともに健康な人材を求めている。
【2】選考の特徴及び実施要項の主な変更点
主な変更点として以下の3点を予定しています。
- 中学校受験者と特別支援学校小学部受験者に「小学校併願枠」を設ける。
- 「教職大学院特別選考」を導入する。
- 受験資格を「54歳まで」とする。
【3】説明会、願書配付及び受付、各試験の日程
2023年度の日程は、現在検討中です。
[参考 2022年度選考の日程]
- 願書配布:令和3年5月7日(金)
- 願書受付:令和3年5月17日(月)~5月31日(月)〔電子申請は5月28日(金)まで〕
- 1次試験日 令和3年7月11日(日)
- 2次試験日 令和3年8月18日(水)~令和3年9月3日(金)
【4】校種別(小学校・中学校・高校・特別支援・養護・栄養)の採用見込数
2023年度選考の採用見込み数は、現在検討中です。
[参考 2022年度の校種別採用見込み数]
- 小学校:280人程度
- 中学校:100人程度
- 高等学校:38人程度
- 特別支援学校:45人程度
- 養護教諭:24人
- 栄養教諭:8人
- 実習助手:12人程度
- 図書館担当職員:若干人
- 寄宿舎指導員:3人程度
- 船舶職員:若干人
【5】人物評価の選考観点
教員としての適格性等を把握するため、面接及びグループ討議を実施し、①指導性②社会性③論理性④態度等の観点で評価しています。
【6】受験予定者へのメッセージ
教員になるには、高い専門性や広く豊かな教養、教育者としてふさわしい豊かな人間性や的確なコミュニケーション能力など、様々な能力をバランスよく兼ね備えることができるよう、研鑽を積むことが大切です。
また、教師は、その立ち居振舞いも児童生徒の模範となることから、日頃から身なりや言動を意識し、何事にも謙虚な姿勢で真摯に取り組むことが大切です。
地域社会の一員として、子どもと正面から向き合い、子どもと共に汗を流し、子どもの描く夢の実現に向けてひたむきに努力する皆さんを待っています。
2022年度採用選考(2021年実施)について
【7】校種別(小学校・中学校・高校・特別支援・養護・栄養)の受験者数、合格者数、合格倍率
別紙参照
【8】一般選考の試験内容と試験ごとの配点(合格基準点があれば併せて)
2022年度選考の試験内容については、次のとおりです。
- 1次試験:教科専門、教職教養、実技(中・高等学校,特別支援学校の音楽、美術、保健体育の受験者)
- 2次試験:個人面接、グループ討議(小・中・高等学校の教諭、養護教諭、栄養教諭)、適性検査、体育実技(小学校、特別支援学校小学部)、英語実技(中・高等学校、特別支援学校の英語の受験者)、被服実技(中、高等学校の家庭の受験者)
2022年度の配点は、鹿児島県庁行政庁舎2階県政情報センターで公開しています。
また、合格基準点は設定しておりません。
【9】論文試験の課題内容(校種別)と指定字数
論文試験は実施していません。
【10】面接試験(集団討論、模擬授業、場面指導を含む)の実施方法(面接形式、所要時間、実施の流れ、主な質問内容、その他留意点など)
2022年度選考の試験内容については、次のとおりです。
- 個人面接:10分間及び20分間の2回の面接を実施し、本県教職員を志望する動機や専門分野に係る取組の状況、教育や子どもに対する情熱・思い、ボランティア経験等を具体的に質問しています。
- グループ討議:4~5人のグループで与えられたテーマについて約25分間それぞれの意見を出し合い、討議します。