愛知県教育委員会教職員課長 坂川智
【1】求める教師像
愛知県教育委員会は、「あいちの教育」を展開するうえで求められる教師像として、次の6つを定めています。
- 広い教養と豊富な専門的知識・技能を備えた人
- 児童生徒に愛情をもち、教育に情熱と使命感をもつ人
- 高い倫理観をもち、円満で調和のとれた人
- 実行力に富み、粘り強さがある人
- 明るく、心身ともに健康な人
- 組織の一員としての自覚や協調性がある人
【2】選考の特徴及び実施要項の主な変更点
人物重視の観点から、2次試験で個人面接を2回行います。また、特別選考や加点項目により、愛知が求める教師像に見合った人材を幅広く募集します。
令和5年度(2023年度)採用選考の主な変更点は次のとおりです。
採用選考試験の願書受付方法を、これまでの郵送による申請から、原則電子申請に変更します。
【3】説明会、願書配付及び受付、各試験の日程
- 説明会 説明会については、例年GW前後で実施しています。実施の有無も含め、詳細については、後日WEBで発表予定です。
- 受験案内・願書等は、4月26日(火)より、愛知県教育委員会のWebからダウンロードできます。
- 願書受付期間 4月26日(火)~5月13日(金)
- 1次試験 7月23日(土)
- 2次試験 8月18日(木)・19日(金)
【4】校種別(小学校・中学校・高校・特別支援・養護・栄養)の採用見込数
未定。*令和4年度(2022年度)採用は、小学校教諭850人、中学校教諭380人、高等学校教諭200人、特別支援学校教諭80人、養護教諭50人、栄養教諭10にの計1570人として募集を行いました。
【5】人物評価の選考観点
未定。*令和4年度(2022年度)採用選考試験においては、人物重視の観点に基づいて、総合的に評価を行いました。「口述試験」「小論文」等の評価の観点は、受験案内に明示しています。
【6】受験予定者へのメッセージ
学校は言うまでもなく「学び」の場です。学校教育を通じて子どもたちに学ぶことの意義や生きることの尊さを正しく理解させることが必要です。
まずは、自分の専門分野の学力を伸ばしてください。同時に、新聞や本を通じて幅広い知識を身につけてください。
次に、教員は生身の人間を相手にします。専門分野の学習に加えて、幅広く経験を積むことで心を磨いてください。教員の何気ないちょっとした言動にも子どもたちは敏感に反応し、時には喜び、時には悲しみます。豊かな感受性と寛容な心を身につけてください。
最後に、体力をつけてください。先生が元気であってこそ、子どもたちも元気でいられます。
「学力・精神力・体力」を伸ばしてください。
2022年度採用選考(2021年実施)について
【7】校種別(小学校・中学校・高校・特別支援・養護・栄養)の受験者数、合格者数、合格倍率
- 小学校教諭:2166人、850人、2.5倍
- 中学校教諭:1569人、380人、4.1倍
- 高等学校教諭:1443人、200人、7.2倍
- 特別支援学校教諭:299人、80人、3.7倍
- 養護教諭(小中):386人、45人、8.6倍
- 養護教諭(県立):58人、5人、11.6倍
- 栄養教諭:96人、10人、9.6倍
【8】一般選考の試験内容と試験ごとの配点(合格基準点があれば併せて)
- 1次試験
- 「教職・教養」 100点
- 「教科専門」 100点
- 2次試験
- 「口述試験・個人面接」 5段階評価
- 「小論文」 5段階評価
- 「実技試験」(実施教科:音楽、美術、高等学校・家庭、保健体育、英語、工業(デザイン、陶芸)、農業)
- 音楽、美術、高等学校・家庭、保健体育、工業(デザイン、陶芸) 100点
- 英語 50点
- 農業 40点
【9】論文試験の課題内容(校種別)と指定字数
令和4年度(2022年度)採用の小論文は全校種共通
「外国籍の児童生徒数についての全国調査の図表から何を読み取るか。また、それを踏まえて、教員としてどのような教育を心がけたいか。」
【10】面接試験(集団討論、模擬授業、場面指導を含む)の実施方法(面接形式、所要時間、実施の流れ、主な質問内容、その他留意点など)
○2次試験
個人面接:受験者1人につき、15分間の個人面接を連続して2回実施(場面指導1回を含む)
積極性、表現力、責任感、協調性、適応性、社会性等の観点に基づき、5段階で評価