「成長の授業」を創る―菊池実践11の柱―(1)中心的な指導を順に紹介

eye-catch_1024-768_kikuchi教育実践研究家(元小学校教員)菊池省三

私は、北九州市内の小学校で33年間、教壇に立っていた。

若い時から、北九州市では桑田泰助先生、全国では市毛勝男先生、野口芳宏先生からも学ばせていただき、今の自分の礎を築かせていただいた。

教職9年目からは、コミュニケーションの指導に力を入れてきた。

当時は、国語教育といえば、読解指導や作文指導が花盛りであった。そんな中で、私なりの実践を積み重ねてきた。

スピーチ、対話、話し合い、ディベートといった指導を子供たちと教室の中で繰り返してきた。実践を通して、子供たちの確かな事実を残そうとしていたのである。子供たちの成長には、毎年目を見張るものがあった。

そんな私の実践が、平成24年7月に、NHKの人気番組「プロフェッショナル仕事の流儀」で紹介された。

〇「成長の授業」を創る-菊池実践11の柱その後、全国で多くの先生と学び合う機会が増えた。10年ほど前から始め「菊池道場」も、全国各地に支部ができ、今ではその数は58支部にも広がっている。

私たちの菊池道場の実践研究の方向は、▽他の主義主張にも謙虚に学び合う▽歴史にも学び、常に創造的である――という2点である。

この方向は、今もこれからも変わることはない。

本連載では、全国に広がっている「菊池実践」の中心的な11の指導を順に紹介する。以下の内容である。

1.ほめ言葉のシャワー

2.成長ノート

3.質問タイム

4.価値語(価値モデル)

5.5分の1黒板

6.少人数による話し合い

7.ディベート

8.白い黒板

9.係活動(成長活動)

10.成長年表

11.教師のコミュニケーション術

現在の私は、教育実践研究家として、全国を飛び回っている。

講演だけではなく、教室に飛び込み、授業も行っている。

そのような私の様子についても、連載でお伝えしたいと考えている。

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愛媛県生まれ。山口大学教育学部卒業。北九州市の小学校で33年間勤務。現在は、教育実践研究家として、全国で年間200カ所での講演活動などを行っている。全国ネット菊池道場・道場長、高知県いの町教育特使などを務めている。著書多数。