タンデム・パートナーを得て、1年を単位に、自分の授業とその課題について考え、相手に理解してもらい、授業観察と話し合いを通じてフィードバックを促すドイツの試みは、授業は多くの人に見てもらうのがいいと思いがちな日本の関係者に疑問を投げかける。

都留文科大学特任教授 武蔵野大学教育学部特任教授 リンデンホールスクール中高学部校長 大迫弘和   前回と前々回、私が「国際バカロレア(IB)に関する三大誤解」と名付けている中の「IBには莫大なお金がかかる」という誤解について書きました。今回は「IBはエリート教育」という誤解について書いてみます。 IBは1968年にジュネーブでDPが誕生したのがスタートです。60年代後半に母国を離れジュネーブの国際機関等に勤務していたご家庭のお子さんたちが恵まれた家庭環境にあり、DPを修了後、世界の名だたる大学に進学していったのは想像に難くないです。そこから「IBはエリート教育」というイメージが生まれていると思います。 しかし、IB教育とはどのような教育かと考えたとき、それは(1)Thinking Skill(思考スキル)(2)Social Skill(社会性スキル)(3)Communication Skill(コミュニケーションスキル)(4)Self-management Skill(自己管理スキル)(5)Research Skill(リサーチスキル)の5つのスキルを育むプログラムであります。 これらの5つのスキルを持った人の具体像として「IBの学習者像」における10の人物像(Inquirers 探究する人・Thinkers 考える人・Knowledgeable 知識のある人・Communicators コミュニケーションができる人・Principled 信念のある人・Caring 思いやりのある人・Balanced バランスのとれた人・Open-minded 心を開く人・Risk-takers 挑戦する人・Reflective 振り返りができる人)を目指す教育プログラムであり、これらのスキル、人物像は、エリートと呼ばれる限られた人だけに必要なものだと思えません。 これらは、これから21世紀を生きていくすべての子供たちの中で育まれるべきものだと思います。 そのことを国際バカレア機構も2007年前後から問題として意識し、13年にIBとしての4つ目になるプログラム、IBCP(IBキャリア関連教育プログラム)を誕生させたのは、その問題意識の表れと言ってよいでしょう。IBCPとは、高校を卒業した後、実社会に出ていく生徒たちのためのプログラムなのです。 IB、そもそも「DP」は学問的エリートのためのものではありません。IBは、プログラムでの学びを自分自身のために役立て、成功を収めることができる生徒全員のためにあると信じています。DPにおける成功とは、ディプロマ資格の「点数」によって示されるのではなく、各生徒の成長にもたらされた付加的な価値によって最も適切に測ることができるのです(「DP 原則から実践へ」から)と当初から明言しています。 「IBはエリート教育」という誤解が消えることを願います。 「エリート」という言葉は「神に選ばれた者」という意味のラテン語を語源にしています。そうであるなら、すべての子供たちが「エリート」なのです。 その意味において「IBはエリート教育」というなら、言い方は正しいといってもよいでしょう。

それでは、今回からは具体的に話を進めていきます。「『働き方改革なんて言葉にだまされるなよ。大変になるだけで、楽になんかなるはずないんだから』って職員には言ってます」。ある校長会議での中学校長の言葉です。

今年の全国学力調査の結果発表はずいぶん遅れた。集計の一部にミスがあったせいであるが、教委によっては学校の分析にストップをかけるところがあって影響は大きかった。

新任教師が初めての教職経験の中で困難感を抱えるのは、リアリティ・ショックという言葉もあるくらいに一般的なことである。そしてその困難感のパターンは、校種にかかわらず一定の共通性がある。ヒューバーマンの研究によれば、特に1~3年目は、理想と現実の大きな隔たりに直面し、動揺しながらもなんとかそれを切り抜け、教師として「生き残る」ことと、教師の仕事や教師集団の一員としての自分への最初の感激を「発見する」ことがテーマだという。

精神分析は、周知の通り、ジークムント・フロイトによって創始され、体系化された心理療法・理論の一つである。精神分析の最も中心的な考え方は、幼少期の体験が性格を形成すること。無意識の意識化があらゆる行動の原動力になることが主とした考えである。フロイトによる精神分析は、睡眠から夢、そして、自由連想法へと発展していく。

「金づちで釘を打つことで成功した人は、そのあと、何を見ても釘に見え、金づちを振り回す」。 こんな笑い話を聞いたことがあるだろうか? なんだか笑うに笑えない笑い話でもある。「金づちと釘」の成功体験が強いと、「出ているものはとにかく打てばよいのだ」という思い込みが生まれ、自分でも気付かずに、「何でも打つ」という考え方・行動を取ってしまうというのだ。

私は、「教師を支える会」代表として、これまで多くの教師の悩みを聞いてきました。

最近、コミュニティ・スクールがかなり広がりはじめている。昨年の12月に「新しい時代の教育や地方創生の実現に向けた学校と地域の連携・協働の在り方と今後の推進方策について」という中教審の答申が出されたが、内容のほとんどはコミュニティ・スクールに関するものである。

次期学習指導要領が改訂されて、今年度は「周知・徹底」の年とされている。小学校は来年度から移行措置が始まる。

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