ALとカリキュラム 全校種共通のリーフレット配布

m20160328_02静岡県総合教育センターはこのほど、アクティブ・ラーニングと、これに連動させたカリキュラム・マネジメントに関する解説、学校経営の視点や授業例などをまとめたリーフレット(A4判、観音折り、両面カラー)を、全校種の教職員と政令市教委に配布した。内容は全校種に共通。

観音折りの初めの見開き左にはアクティブ・ラーニング、右にはカリキュラム・マネジメントがまとめられている。さらに見開くと、全校種各1教科の、アクティブ・ラーニングの視点で展開される授業例を提示。

リーフレットを実際に役立てる工夫として、授業の準備や授業後に使える「アクティブ・ラーニングの視点からの授業設計診断」と題するチェック表がある。「解決したい課題や問い」「考えるための材料」「対話と思考」「学習の成果」の4項目について、準備や授業展開を4段階で自己評価できる。

また「アクティブ・ラーニングとカリキュラム・マネジメントの連動」「よりよい学級と社会を創る教室文化の診断」「Q&A」「カリキュラム・マネジメントのPDCA」が、たいへんわかりやすくまとめられている。

同センターは、全校種の教育課程の担当者に、アクティブ・ラーニングとカリキュラム・マネジメントの考え方を定着させるための「次期学習指導要領対応授業力向上研修」を、平成28度から3年間、実施する方針。政令市を除く小・中学校の対象者は、28年度は教頭、29年度は教頭と教務主任、30年度は研修主任。年1回実施する。高校と特支では、校長が推薦する教員で、28年度は教務主任等、29年度は進路指導主事等、30年度は教務、進路の長など。年2回実施し、同じ担当者が出席する。

研修では、アクティブ・ラーニングとカリキュラム・マネジメントの必要性を理解して授業イメージを得るための指導案分析、校内普及とその成果や課題についての協議などが行われる。

中教審教育課程部会ワーキンググループ委員の益川弘如静岡大学大学院教育学研究科附属学習科学研究教育センター長と白水始国研初等中等教育研究部総括研究官が、研究協力者としてコメントを寄せている。益川センター長は「研修では複数人で授業設計診断を用いてチェックするとよい」。白水総括研究官は「先生自身のアクティブ・ラーニングに期待する」と述べている。

(静岡支局)

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